"好き"の力信じて

"好き"の話をします。ラブライブ!、石原夏織、アニメなど。

2018年のまとめ(イベントなど)

70%イベントの話、20%ラジオの話です。
今年行ったイベントで何も書いていないものに対して何か書くのが趣旨です。
完全に人生消費型。

イベント

3/16 AJ night@豊洲PIT

・Luce☆は1回見たいと思ってたので見れて嬉しかった。「夏色えがおで1,2 jump!」カバーでむちゃくちゃテンション上がりました。
亜咲花はオタクなので推せる(推すと推せるは別の話です)
・キャリさんのソロ初お披露目に立ち会えて良かった。サプライズで「あの夏」のOP披露されて良かったです。
・ジャパリ.パークの時の民度がジャ.パリパークでした。「東へ吠えろ」で周り全員が右に移動して“ヤバ”かったです。

4/21 このはな綺譚スペシャルイベント(昼)

頼む、2期やってくれ~~~~~。スタッフは執念深いから2期やりたいとかいってましたね。
1年間でラブライブ!石原夏織も関係ないイベント行ったのこれだけだった。

4/28 デビューシングルイベント「CARRY MEETING」@秋葉原

ここに少し書いた。
ashikaouou.hatenadiary.jp 人を笑顔にできるってすごいよ。

6/9,10 Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~埼玉 day1,2@メットライフドーム

ashikaouou.hatenadiary.jp このライブ自体の評価が高い訳じゃないけど、「運命」に導かれるように沼にハマっていきましたね。

6/17 リスアニ!PARK vol.2@新木場 STUDIO COAST

音ゲーやってた頃にTANO*Cで行ったことある現場だった。
・キャリさんはここで「半透明の世界で」のフル初披露でありえん興奮した。多分クソうるさかったです、すいません。座席フリーはむっちゃ近いのは良いよね。
新田恵海さん初めて見ました。「ROCKET HEART」良かった。
KOTOKOのセトリがヤバかった。いや開幕「さくらんぼキッス」やぞ!?あまりにびっくりして唖然としていた。その後も有名曲だらけで素晴らしかった。

7/8 Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~ 福岡day2@福岡マリンメッセ

ashikaouou.hatenadiary.jp ここでの「キセキヒカル」がなかったら今の私はないし、安い言葉になりますが人生最高のライブでした。

7/15 スクフェス感謝祭 沼津@沼津

沼津はいいですね~。沼津に行けることがまず良いんですけど、東京より遥かに人少なそうだし。(スク感東京は行ってないんですけどね)

物販も朝はヤバかったですが、昼過ぎには1時間かからずで物販買えました。

AZALEA登場回なのに、僕より身長低い奴がヨハネのぷちぐる(大)掲げててそれのせいで見えづらくなってイラっとした。

東京行くより空いてるだろうし、人に対して会場は広く満足しました。イベントのついでに沼津にも行けるし来年もあるなら行こうと思います。

8/4 石原夏織2ndシングル発売記念イベントお渡し会@虎の門

まさかの最後尾(番号が一番後ろ)でワロタw

2ndシングル曲*1があまりに良すぎたので接近の時「どっちも夏織ちゃんのイメージが強く変わるような(モゴモゴ)」になってしまい非常に恥ずかしかった。多分俺の言ってること意味不明だったけど「ありがとう」って言ってくれました。コミュ力無し。

8/17 石原夏織 BIRTHDAY EVENT -Career up Carry-@ヤマノホール(昼)

少し上の記事でも書いたけど、のりまきアート。

改めてこの人歌うまいよなあと感心した。安定感ありすぎる。

あの本人のどこからこんなかっこいいダンス踊る人間出てくるねんってなりますよね。

8/19 怪獣娘イベント@池袋サンシャインシティ

キャリさんとりっぴーそらまるって時点で行くわとなって行きました。

実際絡んでるのはりっぴーそらまるとBLACK STAR組だった(完)。

接近はむちゃくちゃ謎イベントでした。

9/23 Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 AZALEA 名古屋公演(LV)

・会場の後ろからキャストが登場というサプライズ。すごく興奮して驚いたけど、本当は札幌*2でこれを何も知らない状態で見れたのかと思うと少し複雑な気持ちに。

・小宮有紗さんの登場時のテンションがすごく高くて驚いた。こんなテンション高いありしゃ見たことねえ…

高槻かなこのライブMCは良かったです。MC上手すぎ。

11/3 石原夏織のKaory up!?@早稲田大学

・開幕、「石原夏織のCarry up!?*3あっ間違えた...」となる上々の滑り出し。

・道中は色づくで瞳美が人気ない話

・最前のテニサーの人に「テニス本当にやってますか?」って聞いたり

・司会のサークルの人に色づくの推し聞いたり(あさぎちゃんでした)

そんな感じでいつものキャリさんでした(雑)

11/3 内田彩キャラソンライブ〜chara・melt・room〜@舞浜アンフィシアター(昼、夜)

実は執筆中。

内田彩は「プロ」だなと改めて感じさせられました。

11/17,18 Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ day1,2@東京ドーム

ashikaouou.hatenadiary.jp ashikaouou.hatenadiary.jp

後からインタビューで聞いた話だけどキャストの意向って相当反映されてるんだなと思った。

セトリはday2の方が好きだけど、驚きはday1の時の方が大きかったな。day1のあと、一緒に連番した友人が体調不良で即帰ったのもあって、一人で帰ったんですけど、家帰ったら本当に何も手につかず抜け殻になっていた。

その先を見たいと思っていたしあると思っていたけど、付きまとう解散論。解散論を信じていた訳では決してないですが、まさか本当に見れるってこんなにはっきり分かるなんて、それがあまりに嬉しくて。

「始まるんだよ 次のDREAMING DAYS」

11/23,24 映画「怪獣娘(黒)」舞台挨拶@新宿ピカデリー(石原夏織)

1日目は1期〜2期を放映して映画という流れでしたので予習も完璧。
映画は今までの怪獣娘のアニメと全く関係ないやんってなったけど、普通にコメディとして楽しめました。
ブラック指令があまりにいいキャラクターでした。
1日目は新田ひよりさんがフリスビーを投げる役だったんですが、失敗して2列目に投げて「おい!!!」ってなりました。
この人も大概ポンk・・・
フリスビードッジボール?を中学生の時にやったフリスビーに自信ネキである石原夏織さんに投げてほしかった。

12/2 Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 Guilty Kiss福岡昼公演

ashikaouou.hatenadiary.jp ファンミの感想というよりオタクの妄想記事だけど書きました。

あとはこのツイートでだいたい言いたいことの全てです。

この日の逢田梨香子さんは歌がむちゃくちゃうまかった。

「覚醒」してたので来年以降に期待がかかりますね。

12/15 Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 AZALEA 仙台夜公演(LV)

隣と同じ列が中々の厄介だったので無事ラブライブ!の現場民度最低記録更新した。

12/16 色づく世界の明日からイベント

ラブライバーなので"No.10"(2列目)を引き当てた。

本渡楓様が解釈オタクで良かった。信頼声優ですね。

話聞きながら一生うなづいてました。

キャリさんが泣いてるのを初めてみて結構驚いた。

12/29 石原夏織 1st LIVE「Sunny Spot Story」(昼、夜)

執筆中。

このライブは「♮ Melody」ですよ(考察途中なので解釈が変わるかもしれませんが)。

記事には書かないと思うけど、

昼はHeavenly lover以外棒立ち野郎が前でMCとか映像に無限に独り言ツッコミしてるやつが隣、

夜は隣が巨大な体の方(オブラート)たくさん飛び跳ねていてそこは非常にキツかった。民度...。

イベントまとめ

今年行ったイベントは23(上半期6、下半期17、石原夏織12、ラブライブ!9、他2)でした。30もなかった。来年は40とかになりそうで怖い...、まあこんなにイベントがあって行けるというのは幸せなことなんですけどね。

何だかんだでクイズ大会は15回参加してるらしいので私の週末クイズとイベントでほとんど説明できるやん。

ラジオ、生放送

石原夏織のcarry up!?

秋頃からリアルがご臨終のためあんまり聞けなくなりました。

最近のだとサンタ語のやつとかやばかった。

逢田梨香子のまるごとりかこ

最近毒舌戻ってきて嬉しい。

諸々あり夏〜秋は抑えめだったんだよなあ。

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours浦の星女学院RADIO!!!

ふりしゅかの回、最高でした。もうふりしゅかでやってほしい(怒られる)

降幡さんの独特のセンスでもってるラジオ。石に名前つける回ほんま面白かった。

かなことささら

きんちゃん喋るの改めてうまいなと思うけど、聞くのを忘れる。日曜18時半から。

徳井青空久保ユリカのアルマギア情報局

最初この番組をジャックしたいって言ってるけどアルマギアの情報がなくて本当にジャックしてて面白い。

まあこの二人は本当にこの二人って感じの番組になりますよね。リスナーのお便りのいなし方とか懐かしい。

イカ割りの回が非常に頭おかしい(褒めてる)のでご興味がある方どうぞ。


【第9回】徳井青空・久保ユリカ アルマギア情報局【公式アーカイブ】

ゆみりとあいにゃのモグコミ

ゆみりは髪が長い時代のが好きだったんだよなあ。

毎回聞いてるわけではないけど癒される。

SCHOOL OF LOCK!(月の初週)

時々(略)

きんとりかこの組み合わせ、良いよね。俺得。

投稿者が15歳とかばっかりでメンタル抉られること多々ありますけどね。キャストの二人がどちらかというと「こちら側」の反応してて笑ってしまう。

アニュータ presents 高槻かなこ芹澤優のパーティーパーティーパーティー(月1くらい)

聞いている。芹澤優ラブライブ声優*4なので、ラブライブ!の話題で嬉しそうにしてるので信頼できる。

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours浦の星女学院生放送!!!(月1くらい)

逢田出演する度に事件起こすの禁止。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会関連

(めんどくさいのでまとめました)
あぐぽんの株が爆上がりした。来年からユニットやるらしいし楽しみ〜。

その他ラジオ

キャリさん or Aqoursメンバーがゲスト出演してるやつは7割くらいは追ってます。

My girl meets Aこえとか虹メンバーまで含めると4週連続ゲストだったりしたしなぁ。

夏川椎菜石原夏織ゲスト回だったかな。

リアル

頑張ります。Step!ZERO to ONE。

クイズ

秋以降の大会ははっきりいってクソでした。結果枠なし。引退。

12月中旬以降一気にげんなりしてやらなくなりましたが、もう少し色々と整理がついたらまた向き合い方は考えます。今のままでは時間は取れないし、強くなることはできないです。弱小モブプレイヤーだから伸び代大きいし少しやるだけでも当社比で強くはなると思いますけど、求めるレベルかというと、という話です。
「時間がない」なんてしょーもないいい訳だけど、今後何年続くか分からなくてなおかつ時間がかかって時間の取れないゲームとどう付き合うかってとても難しい。でも裏を返せばこういう風に考えるのは「諦めたくない思い」がどこかにあるからなんですよね。

果てないし、中間目標も作りづらいゲームなので付き合い方と距離感が難しい。クイズそのものが好きな訳ではないしなぁ。

あとクイズ界隈の知り合いと絡むのはとても楽しいので、どういう向き合い方になろうと仲良くしてくれると僕はとても嬉しいです。それぞれのスタンスで。任せます(たまもさんにクイズやらなくなっても仲良くしてくださいと言われたのはとても嬉しかったので少し追記しました)。

アニメ

豊作でしたね。
その割には見ている本数が少ない。
こんなラジオとイベントあったら見る本数減るわな。石原夏織出演の過去作はもう少し追いたい。
まず見るなら「輪廻のラグランジェ」か「凪のあすから」かなあ。

まとめ

ここまでAqoursにハマるとは、という感じ。
巨大コンテンツすぎて真剣に追うと毎日何かしらあるから良くない。あと社会人オタクはよくないな〜と思います。

夏織さんも細々と(??)追っていきます。

あとはブログ書くのがとても楽しい。誰が読んでるかは知りませんけど、読んでる人ありがとうございます。 SEO対策とか頑張るかもしれない。(よく知りませんけどw)

今年お世話になった方ありがとうございました。

私の一年は紅白で「君のこころは輝いているかい?」を聞かないと終われないのでまだ終わってません。

Oh,Yes,Doki-Doki Sunshineになってる。
年末にテレビで推しが見られるなんて幸せでしかないですよね。

年の瀬にしてはあまりに中身がない内容になってしまいました。

ではまた来年!

*1:Ray Rule/半透明の世界で

*2:ファンミの初演、2週間前にありましたが、地震で中止になりました。自分は当選してて1階後列でした

*3:個人ラジオの名前です

*4:いわゆる「神モブ」の中では一番喋るむつ

"MY ラブライブ!サンシャイン!!” to you!

この記事はラブライブ! Advent Calendar 2018 - Adventar22日目の記事になります。

 

adventar.org

 

自己紹介

Advent Calenderから飛んできた方多数のマイナーブログだと思いますので、

簡単に私の自己紹介をさせていただきたいと思います。

HN:あしか

いつから好きなのかなど:

μ's

2期直前の1期一挙放送から(2014年の3月)。

ライブ:行ったことがない(見たこともない)。

推し:園田海未。声優だと新田恵海さん。

アニメ:1期、特に3,8,12,13話が好き。

Aqours

今年の5月沼津へ足を運んだあたりから。

ライブ:3rd埼玉両日福岡day2、4th両日(1stは映像で)。

推し:桜内梨子/津島善子。声優だと逢田梨香子さん。

アニメ:2期、特に7,12,13話が好き。

 

とまあこんなところでしょうか。μ'sに出会って5年弱、Aqoursにハマって半年になります。μ's知って5年ってマジかよ...。

 

はじめに

ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」の映画もありますし、「ラブライブ!サンシャイン!!」を復習しつつ、見たことない人にも私の考える魅力が分かるように伝えていきたい。ファンには常識であっても、意外と他の人には常識ではないことって存在するのではないかと思います。そういうところにフォーカスしていきたいなと。

 

また、前提条件ですが、「ラブライブ!サンシャイン!!」という作品は「ラブライブ!」(無印)をベースにしているため、「サンシャイン!!」のネタバレは極力避けますが、「ラブライブ!」(無印)はします。ご了承ください。

ラブライブ!」(無印)を見たことない人はラブライブ!サンシャイン!!」の前にまず「ラブライブ!」を見てほしいなと思います。

実際のところ「ラブライブ!サンシャイン!!」の1期ではμ'sの存在は非常に大きく、μ'sが何か分からないと意味が伝わりきらないアニメなんじゃないかなと思います。ですので、まず「ラブライブ!」(無印)を視聴して欲しい。まあ僕は「ラブライブ!」を知らずに「ラブライブ!サンシャイン!!」を見たことはないので、そういう人の感想も気になりますが…。

 

アニメ「ラブライブ!」って何年前の話やねん(注:もうすぐ6年になります)今更ハマっても...と思う方がいるかもしれませんが、高坂穂乃果役の新田恵海さんはこのように言っています。

 

 

 このツイート、μ'sが活動していた話ではなく、2018年3月の話ですからね。「ラブライブ!」は出会った瞬間こそが始まり。主人公を演じた新田恵海さんが言うんだから間違いないです。

 

さて、今回は「輝き」「リアルとファンタジー」「羽根と認識」「高坂穂乃果高海千歌」という4つの話をしていきたい思います。

 

輝き

ラブライブ!サンシャインのHPのあらすじを紹介させていただきます。

静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院

駿河湾のかたすみにある小さな高校で
2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。
いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!
ここから彼女たちの「みんなで叶える物語」スクールアイドルプロジェクトが始まった!

ラブライブ!サンシャイン!!」公式サイトより

http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/story.php

 

この紹介文、今見ると恐ろしいですね。アニメ終わった後に差し替えたんじゃないかと思ってしまう。

ラブライブ!サンシャイン!!」に「輝き」はしつこく出てくる言葉です。千歌は「輝き」を求めてスクールアイドルを始めます。ストーリーの軸となっています。

 

リアルとファンタジー

(注:リアルと対になる言葉としてファンタジーという言葉を使います。)

ラブライブ!」という作品通して言えることなのですが、この作品はリアルであってリアルではないのです。

そもそも言うと「ラブライブ!」の設定って「ラブライブ!」(大会)に関することがかなり曖昧なんですよね。何をもって優勝としてるかとか、順位の決定とか。何月に予選が始まって何月に大会が終わるかとか。年2回やるというのが突然決まったり。

一つの例えとして大会としてのラブライブ!の大会の話をしたのですが、こういった設定上の問題は他にもあります。しかし、ファンタジー的な側面を併せ持つ「ラブライブ!を見るに当たってこのような問題は些末なことであるのです。

ラブライブ!サンシャイン!!」では「ラブライブ!」以上にリアルが際立つ生々しい場面が多く、とてもファンタジーとは感じられない部分があります。しかし、あくまでファンタジー的な側面を持ち合わせていると分かって見ていれば、ファンタジーに出くわした時の違和感は少しでも軽減されるのかなあと思います。

 

リアルとファンタジーを混同している人の一例です。

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ラブライブ!サンシャイン!!」のとある話(私が一番好きな話)のとあるオタクの感想です。このオタク、むっちゃ浅いashika...って書いてるけど一体誰なんでしょうね。

 

ラブライブ!」のファンタジー性といえばミュージカル風に流れる挿入歌ですね。もはや公式ですら「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」の宣伝動画では「ライブエンターテインメント・ムービー」と銘打たれていてアニメちゃうんかい…と潔すぎて笑ってしまいました。

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「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」劇場本予告(90秒ver.)

 

羽根と認識

μ'sは自分たちのことを「鳥」と表現しました。

産毛の小鳥たちも いつか空に羽ばたく

大きな強い翼で 飛ぶ

START:DASH!!」(第1期3話挿入歌)

小鳥の翼がついに大きくなって

旅立ちの日だよ

僕たちはひとつの光」(映画ED)

また、μ'sの翼は「白い羽根」として残されていきます。

 

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この画像は「ラブライブ!The School Idol Movie」の最後の曲である「僕たちはひとつの光」のラストシーンです。

僕たちはひとつの光」では脱いだジャージしか残っておらず、最後の最後に残したものが白い羽根でした。

残したものがジャージと羽根だけであったこと、また鳥のイメージであることから一つの諺が浮かびます。「立つ鳥跡を濁さず」。μ'sはつまり美しく幕を下ろすことを選んだのです。

この画像はμ'sが羽ばたいていったこととを表す画像であります。

しかしμ'sが意図したのか意図せずなのかは分かりませんが、美しく飛び立っていたものの、最後に残したものはあります。それが「羽根」でした。

 

「羽根」というのはμ'sが「飛(跳)べた証」を示しており、映画における女性シンガーの「とべるよ!」を体現したものであります。「羽根」だけが残っているという状態は飛び立った後、つまり飛べたんだということです。

ここでいう「飛び立った」というのは「成し遂げた」ことの比喩であります。

「成し遂げた」とは何なのかですが、あくまで事実ベースはなく、認識ベースなんですよね。極端な話例えば、μ'sが廃校を阻止するのがゴールであったならば(一つのチェックポイントではあったかもしれないがゴールではないですよね)、廃校をした時点で成し遂げたになりますし、アキバドームで単独ライブをやること*1がゴールだったら成し遂げてないことになります。例えが悪かったかもしれませんが、やり遂げた、飛べたんだというのは他者が決める話ではなく、自分の中での認識の話なのであります。その意味で「ラブライブ!」という作品はラブライブ!(大会)で優勝するんだとか廃校阻止するんだとかそういう外に向けたマクロな話をしているように見えて、最終的には自分がやり遂げられたかどうか?という内面的でミクロな話をしているように思えます。

これは「ラブライブ!」だと少し分かりづらいですが、「輝く“スクールアイドル”」になる(当初からミクロなゴールを設定している)のが目的である「ラブライブ!サンシャイン!!」では非常に色濃く出ているなと思います。

 

高坂穂乃果高海千歌

高坂穂乃果がどんなキャラクターかというのは、以前「HEART to HEART!」の記事で書きましたが、こんなところでしょう。

僕の中で穂乃果というのは純粋な自分の気持ちを大切にする主人公であり、スクールアイドルの理想のような存在です。アイドルとしての能力が特別高いという訳ではないのですが、豊富な発想力と強い決断力・行動力で課題を解決していくまさに主人公キャラクター、リーダーと言えます。このリーダーに求められる役割を本人が考えてやっているとは思えず自然にやっているからこそ穂乃果は凄いのです。豊富な課題解決能力でリーダーになるべくしてなり自分のやりたいことにまっすぐ突き進んでいくのが高坂穂乃果であるというのが認識です。楽曲紹介 第1回μ's「HEART to HEART!」より

 

ashikaouou.hatenadiary.jp

このように高坂穂乃果といえば、まさに主人公としてキャプテンとして生まれたキャラクターだったのです。

 

逆に高海千歌を見てみましょう。

浦の星女学院の2年生で、Aqoursの発起人。3人姉妹の末っ子で、実家は旅館をやっている。人懐っこく負けず嫌い。持ち前の明るさと強引さで周囲を次々に巻き込んでいく。

(HPの自己紹介より)

高海千歌の紹介があった際にはこの手の紹介(明るく元気で〜という)がされることが非常に多いのですが、この紹介にはやや違和感があります。なんだかむしろ穂乃果っぽくないか?と感じてしまいます。

実際に穂乃果と似たようなキャラクターだったらこの紹介で良いのですが、同じ主人公とはいえ似たような側面も持ちつつも根本的には千歌と穂乃果は異なるキャラクターであります。ここが誤解を生みやすいところの一つかなと思います。

 

はじめまして!
え~っと…私たちは静岡県は富士山の臨める沼津の近くの伊豆半島、小さな入江の町・内浦の浦の星女学院を代表するスクールアイドル「Aqours」です!
私は一応リーダーの高海千歌、高校2年生、ちかっちって呼んでね

(略)

「君のこころは輝いているかい?」音声トラックより

まず、千歌ちゃんには穂乃果のようなキャプテンシーありません。千歌ちゃん自身も「一応リーダーの高海千歌」と言いそのことを認識しているように伺えます。穂乃果が自然とやっているのならば、彼女のキャプテンとしての振る舞いは「キャプテンという役を演じている」のです。自己紹介文はやはり穂乃果っぽく見せるように誤読を誘っているような感じがしてしまいますね。「ラブライブ!」の主人公に穂乃果というイメージのついているし、千歌も同じキャラクターだと思っていた私にはこれがかなりモヤモヤしていました。また、私は高坂穂乃果という主人公が大好きなので、視聴していた当時はあまりに高海千歌高坂穂乃果を求めすぎた結果、途中まで納得がいかなかった部分でした(リアルタイムの時の私は千歌ちゃんって理性的で大人なんだなと思っていました)。

 

しかし、今考えてみると穂乃果より千歌のほうが普通なのです。なぜなら人は役割を自分から担うことより、与えられた役割に従って、求められた役割を担うという方が一般的だからです(例えば、学級委員をやらされた人がルールを守りたいかどうかは置いておいてルールを守らせるよう振る舞うとか、課長になった人が、課をマネジメントするように振る舞うとか)。千歌の振る舞いはリーダーを求められてリーダーらしく振舞おうとしている面というのが見られます。

 

また「一応」という言葉からもう一つわかることがあります。千歌ちゃんは自己肯定感が低いことが伺え、そのため認識の歪みの問題が発生します。「やり遂げたかどうか?」というのは先に述べた通り認識(自分がやり遂げたといえるかどうか)の問題であり、自己肯定感の低い千歌にとって「やり遂げた」と認識するのはとても難しいのです。だからすぐ迷うし、自分のやったことには自信を持てないし、他者に評価に依存したり不安定だったりまわりから助けられることが多い面があります。この「自己肯定」の話は千歌にはずっとつきまとう話になります。

ここらへんが視聴者に対して千歌に対してイライラしたり、モヤモヤしたりする理由ではないかなと思います。

 

ただし今思えば「普通」なのが物語においていえば決して悪いことではありません。主人公、リーダーが「普通」であるというのはそれだけ持たざる者としての視聴者と近しいということ。千歌自身もスクールアイドルになるまでは何をしたいのか分からず、物事に対する諦めが早かったというエピソードもあったり、周りのサポートをたくさんうけたりで共感はしやすいのではないかと思います。

パフォーマンスなど普通じゃないだろ!という突っ込みはあるかもしれないのですが、少なくともメンタルの上では高海千歌はどちらかといえば「天才肌の主人公」ではなく、「どこにでも居そうなタイプの主人公」であると言いたいのです。

だからこそ、リアルな生々しさが際立つし、ファンタジーの部分が忘れられがちなんですがね。

そんな「普通」な彼女だからこそ彼女の言葉は非常にはっきりしているのです。凡人は10のメッセージを受け取って10を語ります。アニメにおいていえば「彼女の独白が物語で彼女の導き出した答えそのものである」といっても過言ではありません。

 千歌の言葉は「ラブライブ!サンシャイン!!」における一つのキーだなと思います。

 

その他

BGMが素晴らしい。

このアニメの「一貫性」が読み取れます。

そして2期最終話まで見た後に「キセキヒカル」を聞いてほしい。言えるのはそれだけです。


【試聴動画】「ラブライブ!サンシャイン!!」TVアニメ2期Blu-ray第7巻特装限定版特典CD⑦「キセキヒカル」

 

結び

どうでしたでしょうか?「そんなん分かっとるわ!」とか「それは違うんじゃない?」という方も多くいらっしゃるかもしれないですね。100人いると100の解釈があると思っています。

この記事を書いた目的はまずラブライブ!」(無印)は好きだったけど「ラブライブ!サンシャイン!!」はよくわからんとかあまり共感できなかったという声が世の中に多く存在するというところからです。

全員に好きになってファンになってくれ!とは言うつもりはありません。しかし、単に感性が合わなかったというだけならいいんですが、折角見た人に誤解したまま「よく分からないアニメだったな」で終わってほしくないという思いが強くあります。勿論上記のような視点を与えないと話が分かりづらい、一度見て直接分からないというのは製作側に非がある点があるのは否定はできません。それでも、少しでも多くの人にわかってほしい。どうせ同じ時間を使ってアニメを見る(た)なら「わからん、つまらん」よりも「ああ、そういうこと(だったの)か」と思って「ラブライブ!サンシャイン!!」の話を見てほしい、という思いからこの記事を書きました。

最近「30分でわかる「ラブライブ!サンシャイン!!」」という動画を公式で上げていて一度視聴した方が復習するにはピッタリかなと思います。実はまだ見れていないのでここに書いたことがどの程度取り上げられたかというのはわからないのですが…。


30分でわかる!これまでのラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ1期Ver.


30分でわかる!これまでのラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期Ver.

 

ラブライブ!」(無印)という作品は先にも書いた通り後に残さないということを美学として作られた作品でありました。一つの捉え方として「μ'sだけを愛するものとしてあとに残さずシャットアウトする」というのはあります。

しかし、μ'sが残した「羽根」(=飛べた証)を後続のスクールアイドルがどう受け取ったのか、これからスクールアイドルが広がっていってほしいと願ったμ'sの思いは叶ったのかということを見たくはありませんか?というのが私の意見です。

とはいえ、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、何を隠そう放送当初私自身も「ラブライブ!サンシャイン!!」の魅力に気づかなかった、特に1期放送終了時にはOP/EDは買っていたのに放送終了後のCDを買うのをやめて情報をシャットアウトしてしまうくらい否定的でした。そんな心を閉ざした自分に向けた反省とどうすれば良かったんだろう?というのがこの記事を書いた理由の一つでありました。フィクションの話とかは好きじゃないアニメを貶めるのには設定からつつくのが一番ですからね。自分以外にもそういう人が他にもいるのではないか?とも思っています。

2期も「あの話」を見るまでは相当否定的だったし、2期見ても「いいアニメだったな〜」くらいでした。

真の魅力に気づいたのは、半年前に3rd LIVEに備えて2期の挿入歌である「WATER BLUE NEW WORLD」や「WONDERFUL STORIES」を聴き込んだ時やちょうどTOKYO MXで2回目の2期が放送していて視聴した時だったかなと思います。4月の自分に「ラブライブ!サンシャイン!!、Aqoursにハマって毎週1万字ブログ書いてるよ。」って言ったらきっと「何言ってんだコイツ??」って思うでしょうね。

この半年くらいで一気に「ラブライブ!サンシャイン!!」にハマった私ですが、一つのきっかけが5月に沼津聖地巡礼ドライブでした。誘ってくれたラ!会の皆様には本当に感謝しています。

あと重要なことですが、何もラブライブ!サンシャイン!!は何もアニメだけではありません。アニメだけではなくたくさんの表現媒体があります。曲から好きになるのもキャラとかキャストから好きになるのもいいですし。今回はただアニメにフォーカスしてお話ししただけです。

 

この記事に限らずですが、反応など貰えるととても嬉しいので、反応してやってください。

ここまで「私の思うラブライブ!サンシャイン!!」について書かせていただきました。最後にこの記事のタイトルの元ネタである「"MY LIST" to you!」(2期ED「勇気はどこに?君の胸に!」のカップリング曲)の歌詞を引用して終えたいと思います。

 

まだまだあるけど
あとは出会ってからのお楽しみ
なんてねっ

誰なの?どこなの?
さあ はやくここに来てよ
さあ はやく顔を見せて
さあ はやくここに来てよ!

「"MY LIST" to you!」より

 

「さあ はやくここに来てよ!」

 

あしか

*1:実際にモチーフとされている東京ドームではやってるんですけどね

Guilty Kissファンミ福岡昼公演の「勇気はどこに?君の胸に!」で逢田梨香子さんの輝きを見た話

Q.なんでタイトルが長いの?

A.ここまで制限しないと話が長くなるから(勇君でも長いし、逢田梨香子でも長いし、ファンミでも長い)

 

こんにちは。あしかです。

今回は軽めの記事です。先日(12月2日)行ってきたギルキスファンミ福岡の話です。

主に僕のAqoursの一推しである逢田梨香子さんの話です。

 

タイトルの通りですが、「勇気はどこに?君の胸に!」が逢田梨香子さん的に今年一番の出来で素晴らしかったという話です。

 

逢田梨香子さん(りきゃこ)の好きなところといえば、まずオブラートに包まない点。彼女は好きなタイプも「正直な人」と語っていました。個人ラジオの「まるごとりかこ」でも「SCHOOL OF LOCK!」のゲストに呼ばれた時も東京ドームのMCであっても逢田梨香子逢田梨香子なのです。東京ドームのMCではアンコールの際にあんちゃんAqoursコールをしてくれてみんながブレードでAを作ってくれたね〜と言っていたのに対しりきゃこは「サンドイッチだと思ってた」と言っていました。いやいや、ええ...。東京ドームでも逢田梨香子逢田梨香子

ただ割とはっきりいうのに他人を決して貶めず誰も傷つけない。それどころかそのことをむしろ周りのメンバーからいじられる方が多いという。そういうところには気を使っているんだよなと感じられるのが好きです。

また、生放送での反応などを見て相当思ったことが出てしまう印象があり、正直な人だなあ(そこが良いんだけどな...)と感じています。彼女自身も彼女はかなり作り笑顔が分かりやすいタイプの人に入ると思います。

すごく美人な方なのに毒舌で不器用という残念美人系なんですよね。そこが親しみやすくて良いのです。

 

...りきゃこの好きなところの話はこんなところで本題に入ると、ファンミのアンコール前に流れた曲がこの「勇気はどこに?君の胸に!」のGuilty Kiss3人verでした。

普段のキャパ20分の1とかのライブでしかもユニットで人が少ないのをいいことに私はライブパートでほとんどりきゃこを見ていました。

 

「勇気はどこに!君の胸に?」に入ったのですが、そこで私が見たものは、りきゃこの屈託のない笑顔でした。私の勘違いでなければあんな笑顔をするりきゃこは今まで見たことがないです。4th day2の「No.10」ではトロッコで近づいた(アリーナの端の2列目)のですがかなり心を込めて真剣に歌っていて観客に手を振ったりはしていませんでした。

 

そしてこの「勇気はどこに?君の胸に!」で初めて(失礼ですが)ダンスもキレキレで踊り歌もむちゃくちゃうまい逢田さんを”かっこいい”と感じました。

 

屈託のない笑顔でかっこよく踊る、これこそ輝いているなと感じられました。自分のあり方を見つけそれを上手に表現しきっている。彼女の中にある「輝き」を私が見つけた瞬間でありました。

勿論生で上手い人はいくらでもいますが(歌はギルキスの他のメンバーのあいきゃんやあいにゃの方がうまいですしね)、輝いていると感じられる、今この瞬間を楽しんで他の人を魅了するようなパフォーマンスをしてくれて、自分も幸せな(感動や上手いというより、勿論上手いのですが)気持ちにさせてくれるというのは中々ないかなと。

 

私が逢田さんの魅力を感じていた面は人柄であったりトークであったりというどちらかと言えばパフォーマンスではない部分でした(もちろん、声も綺麗な声してるなと思います。アニメの濃いキャラクターで映えるというより普通に綺麗な声)。しかし、こういったパフォーマンスで魅了されると思わずかなり驚きました。

 

彼女の初期のエピソードと言えば、合宿で膝を抱えているやつとか、1st Live day2の「想いよひとつになれ」ですかね。後者はピアノの伴奏を止めてしまった際にあんちゃん、すわわ、あいにゃが駆け寄りましたが、声をかけた中応じたのはあんちゃんに対してだけでした。あんな大ハプニングがあったからみんなの話に応じる余裕はなかったんだと思いますが、心を開ききってはいなかったのかもなぁと思います。

 

しかし、ファンミのあの輝き、笑顔を見て彼女もまたラブライブ!」によって変わった人間なのだと感じました。再掲になりますが、自分の記事の4th Live day1の逢田梨香子さんの言葉を引用させていただきます。

 

今こうやって東京ドームにいるなんて、10年前は想像もしていなかった。夢に向かって諦めないで進んでいけば仲間が出来て夢は叶う

Aqours 4th LIVE day1アンコール後のMCより

ashikaouou.hatenadiary.jp

 

ラブライブ!」で変わるは何も我々ファンだけではないのです。彼女はMCで「仲間が出来て」と表現しました。彼女にとっての居場所を見つけられたんだなと感じられました。そのこと自体は前から感じていたのですが、ギルキスファンミの「勇気はどこに?君の胸に!」の素晴らしいパフォーマンスで「人は居場所を見つけるとこんなにも輝けるんだ」と感じたのです。推しとしてはもちろん逢田さんの幸せを願うので幸せな瞬間に立ち会えるのは本望だしほんとに行って良かった。ライブとはまた違って、制約やプレッシャーが少ないからの笑顔だったのかなって思います*1。ああ、ファンミってのもまたいいものだなと思いました。

 

残念ながら夜公演は飛行機の中だったので見れなかったのであまりよく知りませんが、面白かったらしいですね。見たかった。ほんまに飛行機にライブビューイング導入してくれ(無理)

 

この記事は書く予定の記事ではなくてAdvent calender13日目に載っていた記事を見てかなりインスピレーションが湧いて書きました。「ラブライブ!」に救われたキャストのお話(と私は思ってます)。シカコとりきゃこはちょっと似てる気がする。

 

bamimimimi.hatenablog.com

*1:12月15日のAZALEAファンミ(LV)に参加したのですが、小宮有紗さんもファンミは解放されていると言っていましたね

楽曲紹介 第1回 μ's「HEART to HEART!」〜好きの力信じて〜

一度はμ'sの記事も書きたいと思っていたのでこの記事を書くことにしました。

今回は「HEART to HEART!」の話をさせていただきます。

 

概要

「スクールアイドルフェスティバル」のコラボ曲として2015年10月に発売された楽曲です。

アニメのシングルでもナンバリングシングルではありませんが、売上は98000枚

「隠れた」名曲かと言われればそうでもないですが、アニメタイアップほど有名な曲ではないと思いますので知らない方もいらっしゃるかなと思います。

かくいう私も知ったのはスクフェスACをやり始めてから(つまり今年の春〜夏)で、最初はいい曲だな〜普通に聞いていたのですが、だんだん歌詞が頭に残るようになってこの曲の素晴らしさが分かってきたなと思います。


【試聴動画】ラブライブ!スクフェスコラボシングル「HEART to HEART!」

まずこの曲を知らない人は、僕のこじつけ謎紹介を読むより上の動画の再生ボタンを押してください。きっとその方が有意義です。それか聞きながらスクロールしてください。カップリングも名曲なので流したままで問題ありません。

 

この曲は明るいアップテンポで聴きやすい曲で、すごく前向きで「終わらない!」とあるように永遠に続きそうなメロディーのギター主体のイントロアウトロ(音楽の知識が乏しいのでうまく表現できませんが)の曲のはずですが、「夢を叶えたμ'sの集大成」、つまり終わりを感じさせる曲だなと感じます。いつまでも続きそうなメロディーが逆に区切りを意識させているような曲で、時期で言えば映画〜解散の間の曲になりますしそういう面もあるかなと。

 

...こういう話をしたい訳ではないのは普段から読まれている方ならお分りだと思うので、本題に入っていきたいと思います。

 

背景

この曲はスクフェスのコラボソングだという話を書きましたが、この曲のためのストーリーというのがスクフェスには存在します。(スクフェスストーリー35章)

 「スクールアイドルフェスティバル」*1の2回目の開催が決まったことを喜ぶ穂乃果とμ'sメンバー。スクールアイドルフェスティバルのための新しい曲を作るにあたって、穂乃果は作詞担当の海未に意見を求められる。穂乃果の「みんなに歌が届いてほしい」という気持ちを海未に伝えると、海未は穂乃果に作詞をしないかと提案をされ、穂乃果が作詞をすることになる。

 作詞について悩んでいる中、花陽の提案で「ラブソング」を作ることとなるが、「ラブ」という言葉に恋人や恋愛を連想し悩む穂乃果。しかし、「ラブ」というのは恋愛ではなく、目の前の好きな人への気持ちも「ラブ」であるということに気づき穂乃果らしい等身大のラブソングが完成する。

 

ストーリーがざっくりこんな感じ。

この曲は普段の作詞担当の海未ではなく、「穂乃果が作詞をした曲」なのです。

そのためいつも以上に「穂乃果らしい言葉」が詰め込まれてます。ラブソングを作るという流れで言うと「ラブライブ!」2期の「Snow Halation」も同じですが、この曲は、穂乃果ちゃんの「等身大のラブソング」であり、穂乃果にとっての「ラブ」は恋愛ではなく「好きの気持ち」に集約されています。

 

楽曲紹介

0.穂乃果らしさとは

「穂乃果らしい」という言葉を使っている以上、まず僕の中で高坂穂乃果とはどんなキャラなのかという認識を明らかにしなければなりません。

僕の中で穂乃果というのは純粋な自分の気持ちを大切にする主人公であり、スクールアイドルの理想のような存在です。アイドルとしての能力が特別高いという訳ではないのですが、豊富な発想力と強い決断力・行動力で課題を解決していくまさに主人公キャラクター、リーダーと言えます*2。このリーダーに求められる役割を本人が考えてやっているとは思えず自然にやっているからこそ穂乃果は凄いのです。豊富な課題解決能力でリーダーになるべくしてなり自分のやりたいことにまっすぐ突き進んでいくのが高坂穂乃果であるというのが認識です。

 

HEART to HEART!」ではそういった「穂乃果のまっすぐ突き進む好きの気持ち」そしてその好きな気持ちを信じ続けて得た結果への感謝という「ラブライブ!」らしさを詰め込んだ楽曲となってます。

「好き」「感謝」「言葉」 がこのあたりが歌のキーワードになっています。

 

1.穂乃果の好き

この曲には「スキ(の気持ち、ちから)」が頻発します。

じゃあ、穂乃果における好きってなんだろうと。一番最初に好きを明示的に述べたのは1期13話の歌が好きという下りのところだったかと思いますが、実際に好きという強い意思の表れがあったのは1期3話だったと思います。あの講堂の場面で誰もいなくてもライブをやるんだ、という誰かに評価されてではなくてただ「やりたい」と思ったから彼女における好きというのは他人の評価に依らず自分の心の中で決める純なものではないかと思います。それを「歌が好き」という言葉にできたのが13話かなという認識です。

 

かんたんなことだと分かったよ

ダイスキ信じたらがんばれた

先ほども書きましたが、穂乃果が無心で駆け抜けたのは自然とやっていることで天性のスクールアイドルだったのです。それが彼女における「好き」であり簡単なことなんですよね。自然とやってるから簡単なことだと言えるんですよね。彼女こそがスクールアイドルとしてあるべき存在だったのです。

(追記)この「かんたんなこと」というのは「ラブライブ!The School Idol Movie」において大人穂乃果(女性シンガー)が穂乃果に向かってアドバイスする時に使っている言葉(「かんたんだったよ」と言っています)で、本質的には自分の心に聞いた純粋な気持ちを大事にすることを表しています。

 

スキのちからで 飛んで飛んでみたいって

言葉にすれば それは叶うよ きっと叶うよ!

曲中には何度も登場するフレーズですがこの部分が好きで好きでたまらないんですよね。

好きの力で飛んでみたい(この飛ぶは映画にも出てくる「飛べるよ!」と同じでチャレンジして成し遂げたいの比喩ですね、結局叶うとあるので飛べたということになります)と言葉にすれば、それは叶うよ!って実際に成し遂げたからこそすごく説得力があります。

 

ユメのけしきを みんなみんな見たいって

ずっとまえから願っていたね

ユメのけしきを みんなみんな見たいって

言葉にすれば それは叶うよ きっと叶うよ!

スキのちから信じて

2サビの部分。ここがほんまに好き。一番好き。

ユメのけしきといえば、この文脈で言うと「スクールアイドルフェスティバル」のことを言うのでしょう。

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ですが、このユメのけしきというのは別の解釈も出来ます。

リアルμ'sの観点で見るユメのけしきというの現実に大きくなったμ'sが見た景色に思えます。有名な話?ですが、内田彩さんが初期の握手会?に来てくれた人に対して「初期から応援していたことを誇りに思ってもらえるグループになりたい」と思ったという話があります。みんなみんな見たいと思っていたμ'sの見たかったユメのけしきとはそういう話に近いんじゃないかなと思います。やはり実際に叶っているのです。言葉にすれば、それは叶うよ。

 

2.みんなの好きと感謝

「スキのちから信じて」というのは、μ'sのメンバー自身の好きの力とも取れますが、それだけではなく応援してくれる人の好きも入っていると思っています。

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ただ、このセリフにもありますが、好きの力は何もメンバー内だけの話ではありません。

みんな(つまり我々)の好きの気持ちも含まれるのです。

ラブライブ!という作品は「みんなで叶える物語」という通り、メンバーだけでなくファンがいないと成り立たないことを前提にしている作品であります。みんながスキの力を信じることでみんなとユメの景色をみたい、それを叶えることができたのは応援があったからなんだという感謝の気持ちも現れています。

ありがとう 君に会えたから

本当に良かった 楽しい日々だよ

「ありがとう君に会えたから」「本当に良かった」なんて言いたいのはこちらこそという感じなんですけどね。

 

3.言葉

「好きの力で飛んでみたい」「夢の景色をみんなみたい」という願い、それは言葉にすることで叶う

これは今までも話した通り、μ'sの体験(過去)に基づくメッセージなのです。また、「それは叶うよ きっと叶うよ」と念押しをすることで誰かに語りかけているかのようにも思えます。μ'sの遺産という意味において「SUNNY DAY SONG」に多少近いのかなと思います。

しかしμ'sがこれから大きくなっていくスクールアイドルに向けた歌である「SUNNY DAY SONG」はあくまでみんなのための歌をμ'sが代表したためあまりμ's自体の話は強く出てきません。「HEART to HEART!」では、最初に「μ'sの集大成」と評した通りμ'sというユニットの顛末が色濃くでている歌なのです。

じゃあ、μ'sはなんで上手くいったのか?「好きを力にして、飛んでみたい」と言葉にして、実際に飛んで見せたからです。当然のことですが、「○○してみたい」という願望だけでは、物事を成し遂げることはできません。ただし、この曲で穂乃果は明示的には「言葉にすれば」としか言いません。

 

ほかにも伝えたい想い

あるような気がしてたけれど

踊ろうか(そうだね)踊ろうよ(もっとね)

あえて言うならばこの部分が「言葉だけでなく行動」を示すとは取れますが、穂乃果の中では好きを言葉にすることは即ち行動することとを意味するのでした。ここからも穂乃果が「無心で」駆け抜けることが「当たり前」だったことが伺えます*3

 

この「好きの力」「飛ぶ」という二つのマインドというのはμ'sからバトンを引き継いだAqoursにもきちんと受け継がれています(今回Aqoursの話は本旨ではないので歌詞の紹介に留めます)。

やってみたい 動き出した心は

まだ迷いをかかえて揺れているよ

(中略)

ダイスキがあればダイジョウブさ

ダイスキだったらダイジョウブ!

やってみたら 意外とHAPPYみつかるもんさ

ユメ語るよりユメ歌おう

「諦めない!」言うだけでは叶わない

「動け!」動けば変わるんだと知ったよ

「WATER BLUE NEW WORLD」

このように、μ'sのマインドはちゃんとAqoursにも伝わっていますし、「HEART to HEART!」が「ラブライブ!」を貫くテーマを歌っているということが分かります。

 

まとめと余談

さて今回は「HEART to HEART!」の紹介をさせていただきました。「HEART to HEART!」は唯一の穂乃果の作詞曲であり、自らが「好きの力」を信じて進んだこと、同時にみんなが好きと信じてくれたことで、夢の景色を見ることができたというμ's(高坂穂乃果)の体験に基づくスクールアイドル観を表し、そのスクールアイドル観はAqoursにまで受け継がれているという話でした。魅力が伝わると良いなあ。

HEART to HEART!」という言葉の意味は「心から」という意味で、これまで紹介した穂乃果の「心からの好き」「心からの感謝」「心からの言葉」と穂乃果から出てきた純粋な気持ちを歌う曲なのです。

 

μ'sの楽曲を紹介するならまずこれだなという考えはありました。それくらい自分の中では大切な一曲です。

μ'sで好きな曲は後期の曲が多いのですが、コンセプトが固まっていて一貫性がとても美しいなと感じるからなのだなと感じました。これぞ自分の好きな「ラブライブ!」シリーズなんだと書いているうちに改めて感じられました。

 

余談

お気付きの方もいらっしゃるかもしれないですが、これを機にブログのタイトルも「好き」の力信じてにしました。このブログも好きの力を言葉にするためにありますし実質「HEART to HEART!」。未熟POEMERっていう案もあったのですが

 

この曲を最初に好きになったのは「言葉にすれば それは叶うよ きっと叶うよ!」というフレーズなんですよね。内心は秘めているだけでは誰にも邪魔をされない。しかし裏を返せば内心は内心のままだと誰も認識してはくれない。それを外に出す(言葉にする)ことで認知される。内心は自分の言葉を主張することで初めて誰かが見てくれるもので、夢は言葉にしたら何かきっかけをつかむ糸口になるかもしれない。そんなメッセージをμ'sは与えてくれたのだとこの紹介記事を書くまでは勘違いしていました。実際は言葉の切れ目として『「ユメの景色をみんなみんな見たい」と言葉にすればそれは叶うよ』ですので意味は違ったのですが。4th day2の記事にも思いっきり勘違いした言葉を書いてますね。お恥ずかしい。

 

最後に、当たり前の話ですがこの曲の作詞は「ラブライブ!」シリーズの曲の作詞担当である畑亜貴さんです。穂乃果が作詞したという文脈を与えるだけであまりに穂乃果らしい歌詞を作ってきてしまうあたり、「いや、畑亜貴高坂穂乃果かよ。」って言いたくなってしまいます。やはりこの人天才だよ。

 

 

*1:そういうスクールアイドルのお祭りみたいなやつです

*2:その行動力故に失敗を犯してしまう抜けている部分も魅力なのですが

*3:ラブライブ!サンシャイン!」1期12話でも「μ'sは何も残さなかった」とあるように多くを語らないのが穂乃果(μ's)の美学でもあります

スクフェスACプレーまとめ

12/6に新作Next Stageが始まるということで、スクフェスACの結果のまとめという本当に何も需要のなさそうな記事をひっそり書きます。

明日やるかもしれないけど、やっても誤差なので今日公開してしまいます。

(結局やりませんでした)

 

このゲームの良さ

何よりPVでしょう。PV背景でプレー出来るとか最高か?と思いました。

好きなPVは「Listen to my heart!!」「Mermaid festa vol.2〜Passionate〜」「Paradise Live」「きっと青春が聞こえる」「勇気のReason」辺りでしょうか。

凛ちゃんがかなりCGで魅力的に描かれていると思いますね。穂乃果もかなり良いですね。表情豊かなキャラのが映えるのかな。

でも海未ちゃんが一番だよ!(クソキモチワルイオタク)

 

音楽ゲームとして

ラブライブ好きだったな〜でも、スクフェスは物足りなかったな〜みたいな人には良いと思います。LONLIEST BABY、LOVELESS WORLD、嵐の中の恋だから、Trouble Busters辺りはかなり難しいかなと。

スクフェス本家にある謎GOOD判定は感じたことがないし、そんなに音ゲーとしては悪くないです。

 

UIはあんまりよろしくないんですよね。

全体的にテンポは悪いけど、カード出る演出のテンポが悪い。あとカードの被りも勝手に印刷するの紙の無駄だし印刷できるか選ばせてほしい。

 

ここからは記録の振り返り。

総ライブ数

1534

 

2曲/1クレとすると700クレくらい?

1000クレくらいやってるかと思ってたけどそうでもなかった。まあ夏以降は徐々にプレー頻度落ちたしなあ。しかし、真面目に始めたのが今年の3月だったことを考えると(それまでは100ライブもやってない)、結構やってるなあという印象。

ガチャの方も一時期狂ったように引いてたことを考えると半年ちょっとで1000はいってそう。クイズより絶対お金落としててワロタ(ワロタじゃなくてもう少しクイズにお金を落とせや)。

このうち海未ちゃんをセンターに選んだのは903回。ユニットやイベントの都合で選べなかったりするのでだいたい海未ちゃんしか選んでねえ。

 

フルコン数

EXT 62/65、CHA 24/65

 

EXTは「Hello,星を数えて」と「微熱からMystery」と未解禁の凛ちゃんソロ。ハロ星以外はいけそう。

CHAは1切りが10曲くらいあるはず。最後のフルコンは「Darlin‘!!」です。

 

119%(理論値が120%)乗ったのはぼららら、ナイチンゲール、ユメトビでした。最高はナイチンゲールの119.2%、最低がラブレスの111.4%。

 

選曲ランキング

1位 Angelic Angel 110回

2位 Music S.T.A.R.T!! 67回

3位 START:DASH!! 62回

4位 春情ロマンティック 52回

5位 SUNNY DAY SONG 47回

ちなみに6位以下。

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Angelic Angelは簡単な方なハズなんですが、始めたばかりの時のスコアタがAAで30連奏したりで1週間で100回近くやったら完全に癖がついて全く同じところで切るようになりました(完)未だに抜けなくて選曲しづらい...。

フルコンに難儀した(春情もミュースタもフルコンしてないけど)曲が多いですが、SDSが入ってるのが意外だなと。スコアタ曲であったからやってたのかな。

このゲーム選曲1000回でオリジナル称号が貰えるんですよね。選曲1000回とかどんな好きな曲でも無理なんだが...。

 

プロフィールカード

これもこのゲームの醍醐味ですね。

こんなやつです。

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僕はフルコンする度に作る程度ですが、この世の中にはプロカガチ勢なるものがいるらしいです。

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店舗名が載るので、スクフェス感謝祭の時の晒し台でプレーしたやつを自慢プロカとして載せておきます。これは「スクフェス感謝祭2018沼津」とちゃんと載ってます。リザルトはカスです。

 

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結構出来のいいプロカで気に入ってるやつです。これも自慢プロカ。

はあ、最高。

 

次回作に向けて

正規譜面だけは辛いので、ミラー導入してくれ〜〜

あと待たせる時間が多くてイライラするのも辛い。

Aqoursの曲も増えるのでしばらくはそれをやりつつ粘着しまくった曲を放置する感じかな。ナンバリングのCD曲とかOPみたいなベタベタのだけでなく、Landing a ction Yeah!!とかデュオトリオとか結構予想外の曲が入ってるのが嬉しい。

UI良くなるといいけど期待できねえ...。

店舗大会にも少し出てみたんですけど、そこそこ楽しかったです。レートつけて全国対戦モードとかあると楽しいなと思いますね。beatmaniaのARENAみたいな。

フルコン増やせるように頑張ります。とはいえ、真剣にやれるほどの能力も時間もないのでのんびり適当にやります。

 

おしまい。

石原夏織と推し観

今回は推しの話をするブログということでもう一つの推しである石原夏織さんの話をします。

 

今でこそAqoursの話ばっかりしてるしAqoursのイベントばかり行っていると思われがちかもしれないですが、「今しかないものに会いに行く大切さ」を教えてくれ、自分の推し(好きなアーティストくらいの意です)に対する姿勢を変えたのは間違いなくキャリさんとの出会いでした。

 

さて、石原夏織のファンを自称し始めたのはかなり最近ですが、知っていたのは2015年辺りからでした。

まずはその話をして、残りは印象に残っているイベントなどの話をしていきたいと思います。

ゆいかおり時代」と「ソロデビュー以降」になります。

 

ゆいかおり時代

〜活動休止

2014年末、5年くらい前からアニメと声優のオタクを引退していた私ですが、「ラブライブ!」がきっかけで声優に対する興味を取り戻していました。

ということもあり昔聴いてたスマイルギャング*1をよく聞くようになっていて、その時にCMで何度も流れていて出会った曲がゆいかおりの「Jumpin’ Bunny Flash!!」でした。

なんだこのいい曲は!?というのが初印象。

ゆいかおりというのは当時のTLでよく耳にしていたので(何なのかはわからなかったしコンビなのも知らなかったが)スッとなじんだのでアルバムを借りて曲を聞くようになりました。

そこからはシングルとアルバムをちょこちょこ聞きつつという感じでした。この時から声はキャリさんの方が好きという感じでした。

 

キャラクターとしては、その当時お友達に最近「ゆいかおりめっちゃ好きなんですよ〜、特に石原夏織が好きなんだよね〜」って話をしたら、今白猫で石原夏織のキャラ(シズク)が目玉の限定ガチャやってんだよね〜って話をされ成り行きでやることに。キャラクターも好きなのもあり無事シズク好きになりました(1年でやらなくなったけどね)。この前の早稲田のイベントで好きなキャラのところにシズクと書いた人は他にいたんだろうか。

 

2016年の夏。μ'sの活動が終わったこともあり、本格的に推すぞ〜、イベント行くぞ〜ということで「Promise You!!」を購入。

しかし、モチベが高くなかったのか普通に応募を忘れて、2017年頭のライブも行くぞ〜といっていたのですが、応募を忘れてしまい、「次こそは行こう」と情報をチェックするようになりました。それから数ヶ月後、ニュースで飛び込んできた情報は、ゆいかおり活動休止でした。

 

Y&K

その時は唖然としていて完全にゆいかおりに対する興味を失ってしまいました。

何ヶ月か後に、一度ゲーマーズにたまたま行った時目に留まったのが最後のベストアルバムであるY&Kでした。「そういえば買ってなかったな〜」と思い購入しました。曲は全部知ってるので、PV見るか〜とPVを視聴したらハマりました。

いや、可愛すぎでしょ。尊い。もともと曲が好きだった、「NEO SIGNALIFE」や「LUCKY DUCKY!!」だったら分かるんですけど、「Shiny blue」とか「Intro Situation」にまであ〜最高〜〜〜となるとは思いもしませんでした。ゆいかおりの真価はPVなんだな〜。

 

昨年の秋頃はPV集を最後の「カナリア」まで見るのをほぼ毎日繰り返して日課にしていました。

 

後悔

しかし、この狂ったように毎日PVを見ていた時代は裏を返せばもう復活することのないゆいかおりに会えない後悔のほかなりませんでした。

 

ハマればハマるほど、「何故Promise You!!の時のイベント申し込まなかったんだろう」とか「最後のライブ行きたかったな。そもそも申し込みもなんでしなかったんだ」という気持ちが強くなっていきました*2

僕が情弱だったのもあるかもですが、ゆいかおりの休止は僕の中で突然でした。これまで色々なアーティストの休止を見てきたはずなのに、この表現が適切なのかわかりませんが、手が届きそうな好きなものが突然なくなる感覚を味わったのはこの時が初めてでした。

 

また、この当時(2017年下半期)といえば、石原夏織さんの表立った活動は(今と比べ)非常に少なく、ものすごくハマったのに、好きです!と行動に移せる場がないかった。週1回くらい更新されるブログが楽しみでした。

そんな時、見つけたのがネットのインタビューでした。

https://thetv.jp/news/detail/114587/

「また歌手をやりたい」と言っていたのがすごく嬉しくもしそういう機会があれば応援したいな、と思いました。

また、これから会える機会というのは限られてるかもしれない、突然応援していたものが消えるかもしれないから出来る限りイベントには参加しようということを思いました。毎日ブログをチェックして出演情報がないか確認してた。そんな中見つけたのが去年12月にあった「まんなかあいらんど」というラジオの公録でした。

 

「まんなかあいらんど」公開録音@東新宿

そんな勢いもあり、初めて行ったイベントが公開録音のゲストでした。

かなり早く申し込んだはずなのに、何故か一番後ろの一番端でした。会議室形式なので段差もないしむっちゃ遠い。

そんな不幸の中でも幸運なことにキャストは後ろから登場ということで、間近で石原夏織さんを見ることができました。

初めて見た感想は...

えっ、ちっちゃ!?

PVで見たかっこかわいいダンスを踊るキャリさんがこんなに「小さい」とは思いませんでした。身長に限らず体全体が小さく感じました。生で見た人にしか伝わらなさそうですが。

今思えば、当時身長のことなど気にしておらず、160cmくらいあると思ってましたよね。PVとかメイキングちゃんと見たら唯ちゃんと身長ほぼ同じだしそりゃそうなんですけど。いや、可愛すぎやろ。尊い

このイベント、当時は3500円だか4500円だかしてたけえ〜ってキレてたんですけど、この時は頭が正常だったのだなと...。

 

ソロデビュー

それから少し経った後の話。今でも覚えてるんですが、職場の飲み会の時にトイレでツイッターを見てたらTLで石原夏織ツイッターアカウントなるものが出来て、まずそこに驚いてそしてソロデビュー、ソロラジオの情報が。あまりに高まりすぎて公式におめでとう!!とリプしました(公式にリプしたことが人生で2回くらいしかない)。

 

ここからは印象の強い(いつものキャリさんでしたで終わらないやつ)*3出来事を書いていきます。

 

石原夏織のcarry up!?

キャリさんの喋り方好きすぎる。

毎週聞いてて楽しいのにここ数週間は聞けてないんですよね。放送時間はしょうがないにしても金なら払うのでアーカイブに置いといてほしいなあ。

 

1stシングル「Bloomin’ flower」お渡し会「CARRY MEETING」(2018/5/3)

秋葉原の会議室みたいなところでした。

会議室だとはけるところがないので、私の目の前通ってではけるんですよね。

私は後ろの方だったので、お渡し会の後の客が通るんですけど、みんなすごい笑顔なんですよね。

自分がお渡し会終わった後ニコニコしてるなって感じたことありますか?自分はないです。私が見る限り帰って行く人ってみんな笑顔なんですよ。たった10秒の会話で人を笑顔にして帰せるってすごいことだなあと思いました。

これ以降、ライブでオタクの笑顔を見て雰囲気に酔うという楽しみを覚えました。

 

2ndシングル「Ray rule/半透明の世界で」

初めて聞いた時衝撃を受けました。

正直言うとにわかながらゆいかおりが活動休止になった時、もう一度キャリさんが歌いたいというインタビューを目にした時、自分の中でソロでやることが想像できなかくてStylipSに出戻るか、伊藤美来とユニットと組めばいいのではとか思ってました。

ソロデビューが決まった時嬉しいのはもちろんですが、失礼ながら、ソロデビューに向いてるのかなあなんて不安をな面もありました。

これは「ゆいかおり」から切り離された存在としての石原夏織が想像できなかったからなのだと思います。

しかし、「Ray rule」を聞いて、あまりにかっこいいイントロから入り、かっこいいダンスとサウンド(語彙力不足)でソロとしての石原夏織が見えました。これはソロの石原夏織にしか出来ないことだなと強く感じました。

この曲を聞いたあたりから自分の中でゆいかおり石原夏織石原夏織に完全に切り離されていった感じました。

「半透明の世界で」も上手く伝えられるかはわかりませんが、歌で勝負している感じがしていつも以上にキャリさんの歌が力強く感じ、ああソロ活動しているなと感じました。

この2曲を聞いて、自分の思っていた不安というのはとても浅はかなものだと感じました。これ以降最初に書いたような不安は一切なくなりました。

 

Sunny Spot Story

そして12/29(土)に行われる1st liveであるSunny Spot Story。

幸運なことに昼夜両公演当てることができました。

 

書いてませんでしたが、1stアルバムである「Sunny spot」の発売おめでたいですね。新曲の中では「CREATION×CREATION」はありえん盛り上がるだろうし是非ライブで聞きたい。あとは「Orange Note」はサウンドが好みです。

 

今からとても楽しみ〜(クソ浅い)

 

後半は浅い記事になってしまった。

真面目な話ばっかりしたのであまり書きませんでしたが、毎回ラジオの開幕で噛むところとか、Carrer up Carry昼公演の謎のりまきアートとかそういうポンコツな所もむちゃくちゃ好きです。というよりポンコツとかっこよさのアンバランスさはキャリさんを語る上では欠かせない話なんですよね。

 

次回はまた「通常営業」に戻る予定。今回みたいな軽め(??)な感じで書けたらいいなあ。

*1:どっちでもいいですが、「のぞえりradio garden」の可能性もある

*2:逆にμ'sの時にはイベントは申し込んで全部落ちたのである意味しゃーない、縁がなかったと多少割り切りがありました

*3:いつものキャリさんはそれはそれでいいんですよ、とは言っておきます

Aqours 4th LoveLive! day2 感想〜No.10と過去と未来〜

day1は長くなってしまいました。

反省を生かしてday2は短く書きますと意気込んでましたが、いつもの通りでした。

 

〜開演

昨日は割とギリギリに着いたのですが、フラスタを見たいこともあって、かなり早めにいくことに。

しすぱーれさんと合流してその同行者の方と少しお話しました。推しは誰ですか?と言われたので「キャラは善子で声優はりかこです」と答えたらキャラと声優が違うのは珍しいと言われたのでなるほど〜自分は声優から入る側の人間なんだなと再認識しました。

 

座席はアリーナ2列目だったのでこれは「「やばい席」」ではないか!?と思って期待して行ったら...

エキサイトシート

1日目のアリーナの座席表に案内がなくて前日から俺の席なくね??ってずっと思っていた。

同行者のかーやさんとエキサイトシートに人生初めて座るのが野球じゃなくてライブとはねって話をしていました。

 

エキサイトシートは結論から言えば普通のアリーナよりはステージは遠いですが、トロッコは大当たりでした。多分一生Aqoursのイベントではあんな間近にキャストを見られることはないと思います。また、座席がめちゃくちゃ広くいくら飛び跳ねても人に当たることは絶対ないのでそこも最高でした。何だかんだ二日とも当たり席引いとるやん。

アリーナ3回引いてるのにここが一番Aqours自体も間近で見れました。

 

アンコール前の最後の曲、「勇気はどこに?君の胸に!」の時に1日目見ていたトロッコと流れる位置が逆になっていてりかこにふろうと桜色を用意してたのにきんちゃんが来てしまい混乱して何もできなかったこと、ギルキスが来た時はりかこはこっち側に全く来なくてあいにゃとあいきゃんにふれなかったのが心残りですね。トロッコ下手くそ。

 

開演

2日目ということもありサプライズ要素は少ないのでかいつまんで書きます。

 

想いよひとつになれ

1日目の時も多分そうだったんですけど(だからこそ余計混乱した)、逢田梨香子さんのピアノ弾いてる時の動きを見ていると最初から歌ってるんですよね。この時点で8人の曲から9人の曲になってるんのかと。逢田さんはすごく笑顔で1日目とはまるで違う様相でした。

 

未熟DREAMER」の後の「幕間生演奏(2回目)」のアニメでは2期第12話の全員集合して会場に向かって走り出すアニメが流れます。

前日だとアクアシップが登場するところで、アクアシップにピッタリな「MIRAI TICKET」が始まる場面。

ミラチケ来るな〜と思って油断していたら、2日目特有の白々しい歓声とは違う驚きの歓声に気づき、ふと見ると昨日と違う衣装のAqoursが。すでに動揺していたのですが、歌が始まります。

イマはイマで昨日と違うよ

MIRAI TICKET」ではなく、

 

「WATER BLUE NEW WORLD」

この曲は

Aqoursらしく、そしてAqours史上最高の曲」

と称する私にとしてはライブで再び聞けることがとても嬉しかったです。理性が飛びました。

また、この「WATER BLUE NEW WORLD」実際に第12話「光の海」のアキバ(東京)ドームで歌われた楽曲なんですよね。WATER BLUE NEW WORLDのイメージ曲は青(Aqoursが手にした「青い羽」のイメージ)なので東京ドームの青一面の世界でWATER BLUE NEW WORLDを見たい!というのは私の願いの一つでした。

 

ただ、1日目が終わった時その願いは叶わないと思っていました。

一つに衣装の問題。もう一つはこのアクアシップに最もふさわしい曲が「MIRAI TICKET」だと思っていたからです。

衣装

この曲、1番の振り付けで各学年のキャラ(花丸、鞠莉、梨子)の服を脱がせるっていう振り付けがあるのです。


Aqours『ラブライブ!サンシャイン!! 』TVアニメ2期 第12話 挿入歌「WATER BLUE NEW WORLD」60秒CM

 

これが一つのキモでして、新しい世界を象徴しているものであります。アクアシップが大きいとはいえ、ステージに比べたらかなり小さいし脱いだ服どうするんだというのもあるし、不可能だなと1日目見たときに感じました。

今回はどう解決したか、ということですがアクアシップはトロッコの亜種ということもあり簡易的な振り付けで(割と観客に手を振りながら踊ってたし)やってました。新しい振付なわけですしこれはこれで大変そう。

また、衣装はこの着替えが終わった状態で*1登場していました。

アクアシップ

先程も書いたように「WATER BLUE NEW WORLD」の衣装を剥がす演出というのは1番のBメロです。

ずっとここにいたいと思ってるけど
きっと旅立ってくって分かってるんだよ

だからこの時を楽しくしたい

(ここて服を剥がすの演出)

最高のトキメキを 胸に焼きつけたいから

(服が全て剥がれる)

(1番サビ)

MY NEW WORLD 

新しい場所 探すときがきたよ
次の輝きへと海を渡ろう

Bメロの時点の「ずっとここにいたいと思っているけど、きっと旅立っていくって分かってるんだよ」というややネガティブな表現から解き放たれたサビの頭のMY NEW WORLDからの歌詞の部分から始まるところが着替えた後の状態を表しています。

 

MY NEW WORLD 新しい場所探すときが来たよ

この言葉に4thライブのポジションが全て詰まってます。「新しい場所」をAqoursは探すのです。そして船は前向きに動いていく。

次の輝きへ海を渡ろう

この海というのは第2期第12話のタイトルで「光の海」と解釈できます。

「次の」輝きへと(光の)海を渡ろうとなります。今広がっている光の海を渡っていきます。海を渡るための手段といえば船ですね。この輝きの中を渡ることが「sailing to the sunshine」なのです。

その後の2番の歌詞。

時は今日も過ぎてく止められないと

アクアシップは前に一定の速度で進み続けるんですよね、一定の速度で進み続ける状態が時間を表しているんじゃないかと思います。*2

つまりアクアシップで「WATER BLUE NEW WORLD」を歌うというのは一つの解なのです。勿論これは1日目で「MIRAI TICKET」で歌ったことを否定するのではなく、これもまた一つの正解ですよねの意味です。正解は一つじゃない。

 

...なお、現場にいた当時の僕はこんなことを一切考えずに一面青の世界に酔いしれながらむちゃくちゃ飛び跳ねてました。流すことが不可能だと思っていた自分の一番好きな曲が流れたらこうなるでしょう。「この時を楽しくする」ということを体現したまでです(無理やり)。

「光の海」という題、今考えるとあまりに秀逸だなと感じさせてくれますね(ただ、あのアニメだけだとなんで「光の海」なんだろう...?ってのはありますが)。

4th LIVEののれんの衣装、WATER BLUE NEW WORLDなんですよね。これで流れなかったら怒るわ。

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どうでもいいけどこれとても斉藤朱夏ぽくない?(同意されたことなし)

 

この後に流れたのは前日同様「キセキヒカル」

これもキセキヒカルの「キセキ」とは奇跡と軌跡のダブルミーニングであるという話は以前しましたが、アクアシップで通った道は「軌跡」であり、そして後ろを振り返ると光の海。軌跡は光っているのです。

 

アニメ2期12話→WATER BLUE NEW WORLD→キセキヒカル→アンコールのWONDERFUL STORIESという完全黄金ローテ。

「キセキヒカル」はWBNW、WSのようにどこかで歌ったという描写はなく、優勝を決めた後の帰り道みたいな落ち着いた時間にふいに出てきた言葉を歌にしたように感じます。

18/11/07「Aqours 3rd live 感想 part2〜福岡day2とキセキヒカル〜」より

福岡公演の際にも書きましたが、キセキヒカルのタイミングも完璧。1日目とは違うピースがはまった感じ。ラブライブ!サンシャイン!!第2期の再現ですよ。140点。

 

1日目の締めであったユメユメが「勇気はどこに?君の胸に!」に変わり、はけてアンコールへ。曲はみらぼく、WSで同じなので省略。

告知

前日と同じく映画の予告。これで終わりかと思ったら、「今日はさらに告知したいことがあります」という言葉でむちゃくちゃ興奮しました。

1.4thシングルセンター総選挙決定!

自分が先代にハマるきっかけは「Music S.T.A.R.T!!」(か「START:DASH!!」)だったし、Aqoursにハマったのは今年の6月だったので好きになって4年ですが、シングルの総選挙は実は初めて。やっと来たかという気持ちです。

2.Asia Live Tour決定!

うおおおおお、韓国、台北!!と千葉!

パスポートが必要になりましたね(頭に致命的な問題があり)

3.5thライブ決定!

申し訳ないが、この告知が2日を通して一番叫びました。バカなので「優勝!!」って叫んでた(これは比喩ではなく本当です、ドン引き)

day1でもいいましたが、私が何より望むもの信じていたものはAqoursの存続」でした。次の話をしている歌ばかりなのに先代の流れに惑わされ出てしまう解散説を打ち消して欲しい、4thライブでこれからもAqoursが続いていくということを示して欲しかった。信じていたことがこれ以上ない形で報われてよかった。はあ最高。メットライフドームなのが玉に瑕ですが...。

 

MC

2日目の方が強烈に残っていたのですが、1日目のブログ書いて1日目のMCを思い出すうちに忘れてしまった。全体としては「また」東京ドームに帰ってきたいという言葉が多く、それが嬉しかったです。

・きんちゃん

いつもきんちゃんの話してるやん。彼女のMCは凄い。福岡day2と同じ「センターを取りたい」言葉にすることを最重要視しているというのが彼女の思想なのですが、これってとあるスクールアイドルの歌の歌詞と共通するんですよね。「言葉にすればそれは叶うよ!きっと叶うよ!」。この話はいつかネタにしたいのでここらへんにしておきます。

・ふりりん

「ルビイと永遠でいられる」という思いっきり「Thank you,FRIENDS!!」の歌詞を入れて泣かせて来るのせこい。

 

「Thank you,FRIENDS!!」が流れておしまい、と思いきや会場は割れんばかりのAqoursコール。Twitterでは少し見ていましたが、これ本当にやるんだと思いました。しかし、Twitterでの拡散されてなさからは考えられないくらいの声量のAqoursコールがありました。開演終了のアナウンスもなく・・・

 

ダブルアンコール

メンバーがAqoursコールに答えて全員登場。ふりりんとりきゃこがマジ泣きしているのが印象的でした。特にふりりん。完全に涙声で声になっておらずもらい泣きしそうでした。ふりりん、ライブを経る度に好きになっていく。

キャストが少し喋り、最後にキャスト全員がマイクを外し、静寂の東京ドームの中で「ありがとうございました!」で終わり。会場の誰もがAqoursの声を聞くために音一つ出さなかった時、会場が一つになった瞬間だったと思います。「Awaken the power」で騒ぎちらすより何倍も難しいし、4thは客の民度がかなり良かったなと思います。

 

後で知ったのですが、このAqoursコール、先代の時も同じように東京ドームで割れんばかりのコールがあってその時は「登場しない」ことをキャストが選んだらしいです。

白い羽と青い羽。解散と存続。

このダブルアンコールはまたAqoursの「未来」を示すものとなったと思います。

 

まとめ

ここからは今回のライブのまとめになります。まとめとはいいますが、4th Liveを通して得た思想的なものになります。

テーマはNo.10、過去、未来です。

No.10

ほんとに賛否両論ですよね。曲として出てきてしまった以上、概念の話なのか曲の話なのかぐちゃぐちゃになってそう。これは概念の話なんですけども、僕は完全には同意できないですがどちらかというと容認派です。

 

まず一つに我々がライブや作品の構成要素であることが否定できないからです。我々のコールであったり、歓声や反応、声でライブは変わる。作品も需要がないと我々の認知がないと存在し得ないというのは事実だと思います。

 

これだけなら、「No.10」じゃなくていいじゃないかという感じですが、もう一つ理由があります。「Aqoursがそういってるのに無下に出来るか?」という話です。僕には「10人目は君だよ」というAqoursの厚意をわざわざ嫌だと跳ね返すほどのエネルギーはないなと思いました*3。おごがましいというのもわかりますけど拒否するのもおごがましくないか?というのが私の持論です。自分から「俺はNo.10!!!!」というのはおごがましいですが、渡されたNo.10は受け取りたいなという気持ちです。

 

もはや思想の話なので、多分違う考えの人ととは一生相容れないしましてや合意を取る必要もないので、一意見の表明でしかないです。

 

そもそも、「すわわーるど」でいうところの「つーりすと」、「かなことささら」でいうところの「サポーター」みたいな話であんまり意味はないのかもしれない。「No.10」なんて"重い"言葉を使っちゃうのが実にラブライブ!らしい。

 

過去

2つ前の「Aqours 4th LoveLive! ~ Sailing to the Sunshine~にむけて思うこと」という記事で実はこんなことを書いていました。

(不安点)

3rdで自分の中で色がついてしまった(=強烈な固定概念がついてしまった)曲を突然切り出されて楽しめることができるだろうか?

18/11/13「Aqours 4th LoveLive! ~ Sailing to the Sunshine~にむけて思うこと」より

結論から言えば、この不安は間違いでした。

4thではこれまで、しつこく書きましたが「3rd(2期)と同じ立ち位置の曲が同じ文脈で流れる」という実質的には3rdの再演の側面があった訳です。

結局のところ「3rdで輝きを放った曲がまた別の違う輝きを放つ」のではなく「3rdと同じ輝きを放ったまま4thでも同じように輝く」のでした。それでいいんです。

楽曲にはそれぞれの文脈や出来事(過去)があってその過去を踏まえながら、4thではライブを構成するということを選んだんだなと思います。その過去を知って欲しいからこそわざわざ4thの1週間前に「想いよ一つになれ」を流すんでしょう。

思えばライブに限らず、「ラブライブ!サンシャイン!!」、「ラブライブ!」は歴史を重視する作品だったなと思います。歴史や過去を重んじるこの作品で、切り離して楽曲楽しむことができるか?なんて今なら愚問であったなと感じます。

 

未来

「次の輝きへと海を渡ろう」

「新しい夢が聞こえる 遠くはまた行こうよ DREAMING DAYS」

「なんかまた始まるんだよね?始まるよ 始まりたがる みんな一緒だ!」

「叶った願いはいくつある?これからも叶えようよ」

「次の」「新しい」「また」「これから」。

これがここ最近のAqoursの歌です。Aqoursはこれからのユニットなんです。

これまで変な理由づけとか色々して正当性を主張していますけど、「Aqoursとしてこれからも続いて欲しい」。自分の一番な気持ちでした。

とはいえ、続くとわかっいたら続いて欲しいとは言わないので少し不安はありました。

今回のライブはその不安をライブからも告知からも解消してくれました。何度でもいいますが、嬉しい。

「また」東京ドームに帰ってきたいとあいきゃんやありしゃが行ってきたように応援したいなと思います。

 

最後に

140点!!最高!!!!

これからも応援し続けます!!1日目はサプライズを、2日目は楽曲を楽しむことが出来ました!

 

それにしてもAqours、本当に忙しいですよね。

2019年決まってるだけで

1月〜2月:毎週上映挨拶で全国を回る

1月〜3月:ファンミ

4月:アジアライブ(3回)

6月:5th(新曲10曲)、ランティス祭り

ライブには準備が要るだろうし、何やねんこの頭おかしいスケジュール。気が狂ってるとしか思えない。体調には気をつけてほしいですね...。

でもこれだけ会う機会があって毎日のように公式が情報を発信できるのは我々にとっては幸せなものですね。

この幸せな時間を大切にしたいと思いました。

 

4th live完

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

(先に書いておきますが、所謂「隙自分語」というやつです)

3rd LIVE埼玉のWATER BLUE NEW WORLDの場面で書いたことを再掲します。

 

Aqoursは僕たちに夢を追いかけるには動かなきゃいけない、 そして動き出したら辛いこともあるかもしれないけど、 その過程も夢のひとつなんだと夢がかなったときにわかることなんだよ、と教えてくれます。

18/10/30「Aqours 3rd live 感想 part1〜福岡day1,2〜」より

 

4th LIVEは3rd LIVEの再演と評しましたが、つまり私にとってこの4th LIVEは再び夢を嫌でも「思い起こさせるもの」ということなのです。*4

 

数人にしか話したことはないのですが(昔からの知り合いにはツイッターでちょこちょこ言ったこともある気もしますが)、「本を書くこと」です。

いや、何の本を書きたいの?と言われたら答えられない程度には漠然としているんですが、何故かかなり前からその野心はありました。

小説家になりたいな〜と思う時期もあったのですが、特に本を読んだり書いたりなどの努力はあまりしませんでした。*5

今考えてみれば、本を書くというよりは「生きているうちに爪痕を残すこと」、本を書くというよりは表現をすることだったなと思う訳ですが、貧困な発想しかなかった自分は身近な手段として言葉で表現するという選択肢しか持ち合わせていなかったのですよね。

 

今その夢に近づいてますか?と言われたら「No」ですね。まだまだ、うまくいってないかなと。

Aqoursと出会って、深く入れ込むようになってから夢について考えさせられることが多くなりました。

Aqoursが大きくなることも私の夢のひとつですが、それと同時に自分の夢も叶えないとなあと思うところです。

言葉で伝えることは決して得意ではないですが、こうやってアホみたいに長いレポートを上げてるうちに進化していけばいいかなと思います。もっと短くまとめる努力をせんかいという話もありますが

 

高槻かなこさんの「夢を言葉にする!」に大分影響を受けてる気がします。4th LIVEを経て書いてみたくなってしまいました。

 

完全な蛇足でした。

 

では、また。

次回は久しぶりに「ラブライブ!」に関係ない記事を書く予定です。

*1:ちょっと自信はないけど多分そう

*2:正確には勇君の時には後ろにちゃっかり戻ってきてアクアシップで最後退場するんですよね。あくまで1曲内の話ということで。

*3:No.10の歌詞を使いましたが、概念の話です

*4:Aqoursの輝きそのものがそもそもそういうものなんですけどね

*5:中高生の頃ブログや小説を書いていたんですけどね〜。黒歴史