"好き"の力信じて

"好き"の話をします。ラブライブ!、石原夏織、アニメなど。

贖罪。

2017年11月18日23時。2期7話「残された時間」の放送が終わりました。
あの時が、私にとって「ラブライブ!サンシャイン!!」との実質的な出会いでした。

 

ashikaouou.hatenadiary.jp

 

この記事を書いた時ラブライブ!のファンじゃない友人から「読みやすくてよかった」と言われたのはとても嬉しかった。(全く意図していなかったけど)
そっか、ファンでない人にも私の感じる魅力が伝わったんだって。

 

だけど、あまり自分の中でこの話の存在が大きすぎて書いてすぐ、

 

本当にこれが自分が書きたかったことだったのか?
この素晴らしいお話に見合う内容だったのか?

 

という疑念を抱いてしまいました。

 

期限もあるし、ある程度はしょうがなかった。
書けたことに一定の価値はあれど、書き切れてなかったなって。
ブログ書いて最初に出てきた感想が「悔しい」ですからね。訳わからん。
 (だからこそ褒められてびっくりしたんですけど)

 

2期7話の「考察」なんて世の中にはきっとありふれています。
記事の内容は数多ある考察の中で突飛かといえばそうではなかっただろうし、
またそもそも2年前の話だし新しくもありません。
きっと同意は得られても新しさは得られなかったのではないかと思います。


しかし、それでも自分にしか書けないことがあります。
それは「自己との関係性」、いわば「気持ち」です。

 

この記事の位置付けは贖罪の手段の一つでした。

 

小馬鹿にしたり嫌ったりしていたものが、実はものすごかった。

 

...なんてさ、
ぶっちゃけ斜に構えるオタクにはよくあることかなと思うんですけど(実際によくある)、
このお話に関しては存在が今でもあまりに大きすぎて、
どうしても当時のないがしろにしていた自分を未だに許すことができない自分がどこかに存在していて。

 

先の記事を書く少し前、某バンナムフェスのギルキスのパフォーマンスの匿名記事が公開されて結構バズってました。

まあこの記事自体は正直ストーリーはつまらなかったとか書かれてて、「お前が理解できてないだけだろ」としか思わないのが腹が立つ。
言葉遣いはうまいなと思ったけど、偏った内容だと思います。(気になる方は調べてください)

 

でも少し昔の自分に近いと感じるところもありました。

それが
「一度放った言葉の矢は放ってしまうと自分の元から離れて相手に突き刺さる」
というフレーズでした。

 

そうなんです。
私が言ったのは多分身内で「サンシャイン面白くね〜」と喋ったとか、
Twitterの鍵アカウントでわーわー言ったくらいの軽微なやつだと思うんですが、
それでも矢を放ったという事実には変わりはないんです。

 

その矢はすごくヘロヘロで2mくらいしか飛ばなくて刺さりすらしなかったかもしれない。

 

じゃあAqoursは刺さってないし見てすらないじゃん。
別に良くない?
...でも見た人っているよね。
矢を放った本人です。

 

ご存知の通り、今の自分はAqoursが物凄く好きです。
出来る限りイベントには通って、こんなブログを書いてるくらいには。
それで周りは「今、Aqours好きだし、お前めちゃくちゃコンテンツに物理的(?)にも金銭的にも貢献してるじゃん」と思って"許して"くれるのかもしれません。

 

それでもやっぱり許せないんです。結局自分が

 

さて、私が償えることってなんでしょう?
あの記事を書いて、この日、この時間にこのタイトルにすると決めてずっと考えていました。
なんなんでしょうね。わかりません。

 

今だから 出来ること始めようよ

 

Aqours「Jump up HIGH!!」のフレーズが蘇ります。
いついかなる時でも使えそうなとてもありふれた歌詞。
だけど「今」を生きる自分には「今」しかできないことがあるはずだって。
今までの自分とAqoursの関わりという文脈で見れば、そう思わせてくれる力がある。

 

だから「今」書きました。
これが贖罪になるかは分からないし、いつ自分を許せるのかなんてもっと分からない。

贖罪って何?

 

だけど、衝撃的で苦しくて涙してハッとして後悔した"あの日"のことを忘れたくなくても忘れられない"あの日"にまた書きました。


2期7話「残された時間」は"興味なし"から"好き"に変わったとても特別な瞬間だったからこそ、
楽しかったり自分を高ぶらせてくれたAqoursのライブや楽曲の記憶より、
「なんで今まで気づかなかったのだろう」という後悔の念が強く残る。
そんな苦い記憶と共に再生されてしまう。

 

何をどうすれば自分が自分を許せるのか分からない。
いつも許してない訳ではないけれど、ふとラブライブ!サンシャイン!!のアニメを見返すと結構思ってしまう。「お前、これをどんな態度で見てたんだよ」って。

 

こんなことをブログに書いている時点で結局誰かに許してほしいのかもしれない。
甘えか?
一応独り言なんですけどね。

 

以上、重いお話でした。