"好き"の力信じて

"好き"の話をします。ラブライブ!、石原夏織、アニメなど。

2019年のイベント的振り返り

あけましておめでとうございます(2回目)
今回は2019年に行ったイベントの振り返りです。

 

イベント振り返り

はじめに

さて、2019年のイベントですが、行った回数は69回でした。


イベントの定義ですが、「リアルタイム性」があって「演者(キャストやアーティスト)」がいて「家以外(現地かLV)で視聴している」ものをイベントとカウントするという数え方です(例えば石原夏織さんが出ていた「Magia Day」は、家で見てましたがカウントしないけど、ディレイのスタァライトLVはカウントするみたいな)。
サイサイの2回分がEventernoteに入っていないのでEventernoteとは少しズレています。

イベント詳細情報

☆推し別回数

逢田梨香子 31回(うちAqours24回)
石原夏織 13回
楠木ともり 8回
その他 17回(Aqoursユニット2回/内田彩4回/SILENT SIREN4回/他Aqoursキャスト単独5回/ユーフォ1回/虹ヶ咲1回)

☆そのほか情報
・現地/LV
現地:59回、LV:10回
・移動手段
在京:62回、新幹線:5回、飛行機:2回

・休日/平日
休日:59回、平日:10回

月別だとこんな感じです。

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月別イベント参加数一覧


Aqoursにはユニットも含んでいるのでCYaRon!、AZALEAも含んでいます。
てか楠木ともりとかいう人、最後の1.5ヶ月での追い上げがとんでもないですね。

エクストリーム移動

オタクといえばエクストリーム移動ですね!ということで今年あったエクストリーム移動をご紹介します。

 

映画『サンシャイン!!』舞台挨拶 福島→宇都宮

同日移動ですね。12時開演の福島から16時開演の宇都宮だったかな?

大したこと無いじゃん?って思うじゃないですか。
なんと舞台挨拶のあったMOVIX宇都宮は宇都宮駅から車で25分

 

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バスが無く、タクシーで25分かけて移動することに(映画は30分遅れ)。苦行か?
一番後ろの席だったんですが、「誰のフォトセッションが良かった?」って聞かれた時に「ヨハネーーー!!!!(絶叫)」したら、あいきゃんに「え?ヨハネ?」って反応されたのがちょっと嬉しかったので許します。

色づく世界の明日からイベント→逢田梨香子 スローな休日お渡し会  長崎→東京
長崎のお昼のイベントからその日の終飛行機で帰って次の日午前中から東京でお渡し会。
お前は何しに長崎に行ってんねんって感じですね。グラバー園入ったあたりで終バスが気になってきて最後はグラバー園を駆け下って長崎市内を走り回りバスに何とか間に合いました。
青春感はあった。

...いや、ほんと何してるんだ...

 

内田彩chara・melt・room』→石原夏織学園祭トークショー  大阪→千葉
これが一番キツかった。大阪(堺)で18時開演の公演からの次の日13時から千葉大学へ。
当日に東京まで帰れないので、名古屋で降りて久しぶりに漫画喫茶で泊まり、次の日の朝に東京駅まで移動し、東京駅から総武線をずっと乗り継いで西千葉駅に行くのにも1時間弱くらいかかるし中々しんどかったです。


神席

70回イベントに行ってるといい席を引くこともあれば、ひどい席を引くこともあります。そんな神席自慢です。


Aqoursアジアツアー幕張 day2 2列目ど真ん中
アジアツアーと言えば"アニメ1期(1st Live)の再演"だった訳ですが、その中で「Landing action Yeah!!」という個人的にAqoursの中で好きな曲5本の指に入る曲を久しぶりにやってくれたので、もう嬉しくてしょうがなくて行けるところは全部行きました。その中でも日本の公演で現地で見られる機会があり、2日目は2列目のど真ん中で見ることが出来ました。
Aqours CLUB2次のものだったのですが、それで2列目引けるのか…と。

Guilty Kiss ファンミーティング 旭川2日目昼公演 4列目
あまりの嬉しさにブログ書いたやつ。4列目左端だったんですが、目の前にりきゃこ通るし高さがピッタリでりきゃこと同じ目線の高さだったんですよね。あとりきゃこのポジションが左側が多いので本当に大当たりだった。あの時のGuilty eyes feverは忘れられん。

 

アルマギア6thシングルリリイベ 最前
石原、楠木イベントで整理番号2番。メール来た時はびっくりしましたよ。2推しが共演して最前ってもう一生引かないでしょ。
現場からは以上です。さすがに最強。歌があれば大満足でしたね。

 

推しについて

石原夏織さん(13/32)

母数調べて気づいたんですけど、"そもそも存在を知らない"イベントが多い…。東京ドールズとかグリモア生なんてやってたんだなあ…。アンテナを立てないと。

1年かけてモチベーションのブレがほとんどないのが凄い。
良い所が悪い所を打ち消すタイプというより悪い所がほぼないというか。

それは活動にも運営にも不満がないからです。

ポニーキャニオンのお渡し会は事前に20分くらいキャリさんが話すコーナーがあって、それ聞くだけでも楽しいしとても優秀。
来年は接近のために積むのを頑張ってみようかな…(いうだけならタダ)

やっぱり音楽が好きで人柄も好きで顔も好きで最強ですからね。
音楽は主軸(ダンス+歌)があって、その生歌のクオリティがむちゃくちゃ高い。控えめに言わなくてもCD音源。生歌で踊ってあれってなんなの?

あんなに歌はかっこいいのにラジオで本人はふにゃ〜っとした喋り方でグヘグヘ笑うのがまたかわいい。
彼女の歌に関しては安心感しかないので、来年のツアーも楽しみですね。


唯一ラブライブ!に関係ないのに推し続けられるのはやはり彼女自身が魅力的な人間なんだなと感じています。
推し始めて3年目ですが、この人が推しから消えるってことは想像できないなと思ってます。


あと個人的にはお便り採用とサイン!!結局どっちも夏織ちゃんだったね。嬉しい。


昨年も「TEMPEST」はアニュータを見ているとアニサマ後に相当聞かれている印象ですし、ライト層の掴みはバッチリだったのでは。
来年は「推し武道」「マギレコ」「SAO」(なんでSAOはあんな優遇されてるの?)と良さげなコンテンツに出ているし、飛躍に期待。 

 

あと「宗教家」とかいうあだ名つけたやつは許さねえからな。

 

逢田梨香子さん(31/67)

逆に今年モチベーションがAqoursとして活動した上半期とソロとして活動した下半期で大分激しかったのが逢田さん。

Aqoursに関して恩義を感じているというのもあるし、やはりその中でも一番励みになったのは逢田さんです。逢田さんのヤングマガジンのインタビューを読んだ時から、自分も頑張ろうと思えたし、Aqoursでの立ち位置も大好きです。

12月31日のインスタグラムだってやっぱり彼女は考えていないように見えてファンの声とかを気にして発言していると思うんですよ。
3rd 福岡 2日目の時だって4thの東京ドームで解散というファンの空気を感じとり、一人だけ「まだまだ続く」と言ってくれました。
今回も「Aqoursは終わらない」というのは他のキャストも再三言われてますけど、それでも信じない人たちに対して「ファイナルを想像するのはやめませんか??」ですよ。ファンがAqoursファイナルを嘆いている声を見ていないととても言えないし、そもそも普通は言えなくてこういうことは逢田さんに言えないことだと思います。

そういう言いづらいことを必要な時に言えてしまうところ、
それでファンの空気をガラッと変えてくれるところは本当にAqoursのメンバーとして必要な存在だし年末にして俺はこの人には敵わないなと改めて思わされました。"Aqours逢田梨香子さん"は本当に大好きです。 

2020年はAqours「再生」の年、とのことなのでとても期待してます。

ここからはソロデビューに関して。


推すのに歌が聞けるかどうかは重要という話はいつもしていますが、推してはいるものの、個人の歌がない以上、"今後歌もないのにどう推すか?"は悩んでいました。
そんなことを考えていたら、ソロデビューの発表は今年の3月でしたね。
放送を聞いて驚きと共にスーパーでめちゃくちゃ配信聞きながら泣いていたのを覚えていますw歌ってくれるのはすごく嬉しかったのです。

しかし、"ソロアーティスト"としての逢田さんはまだ自分の中で評価出来ていないのが苦しい。どれもいい曲だし配った友人からの評判も良いんです。だけど、毎回毎回曲のタイプが違いすぎて一体どんなことを強みにしたいの?と思ってしまう。
主軸になる音楽的な強みが存分に出ている曲(石原さんで言う「Ray Rule」、楠木さんで言う「クローバー」のような曲)をイマイチ見い出せていない感じがあり(既存曲なら「コントラスト」は近いのかもしれませんが)、特に「for...」発売以降は大分モチベーションを下げてしまいました。結局12月のイベントは一度も行かず。

来年アルバムが出るみたいなので、そこで"逢田梨香子とはこういうアーティストだ"というのを見せて欲しい。今のところ東京はチケット持ってますけど、「いやいや、こんなアルバム見せられたら名古屋も大阪もやっぱり行きたいよ!」と思わせてくれるようなアルバムになってくれることを期待してます。というより本当にそうであってほしい。

僕の推しに対する評価のスタンスは"95%信者"なので、全ての活動を肯定できません。推しが出すものを全肯定するのではなく、あくまで評価にはシビアであり、評価した上で肯定したい。
でも95%は信者なので出来れば活動を全て肯定してあげたい。そういう複雑な気持ちが渦巻いています。
このモヤモヤが来年は晴れるといいなと願うばかり。

生歌ですが、Guilty Kissでは踊りを考慮すれば十分上手いと思うので(バンナムフェスの「New Romantic Sailors」はロングトーンにびっくりしました)、あとはソロでもっとうまくなればいいなと。
最後にソロ聞いたのアニサマですけど「ORDINARY LOVE」は文句なく上手かったですね。この前の「with Us」の「for...」はあんまりと聞いたので、これからに期待です。

 

楠木ともりさん(8/知らん)

今年のダークホースですね。
在京イベントが多いとのことなので、来年はたくさんいけるといいなと思ってます(既に10個くらいはある)。
この人もソロメジャーデビューが決まり、虹ヶ咲とかいう大きいコンテンツでも明らかに人気が出そうなので来年のイベントの倍率はちょっとえげつない感じになるかもしれませんよね……。チケットが取れるか不安。

生歌に関してはキャラソンの場合、歌いやすい時(スタァライトの「追って追われてシリウス」とか)と歌いにくそうな時(きらファンの「Torchlight」とか)とに波がある印象。そういうところは今後上手くなってくれるとより良いですね。別にそこまで不満でもないですが…。

先日の個人のライブはどうブログに書こうか迷っているのですが、めちゃくちゃ上手かったです。特にアコースティックとの親和性が高い。
同じ曲を同じ楠木ともりが歌っているのにCDとライブでは全然歌が違うみたいなこともあったり表現の幅を感じてめちゃくちゃ面白いですね。
彼女は声色・pf(ピアノ・フォルテ/強弱)の表現が綺麗だし上手い。

そういえばあんまり楠木さんの顔の話はしてないですが、ご本人も化粧を意識するようになったと言っていますが、どんどん綺麗になっている感じがします……。顔が良い女性声優は、推せる……。

 

ブシロードTVの時とか良かったです。

僕の一番好きな楠木ともりさんです、よろしくお願いします。(いかにも僕好み)

でもこういうお茶目なのも好き。かわいくない?
ゲラな時の彼女を動画で見られる神コンテンツ、FUN'S PROJECT LAB 研究日誌よろしくお願いします。

 

閑話休題

彼女はやりたいことがはっきりしているというか芯があるし真っ直ぐだから、そこに共感できれば応援しやすいのもまた良いところ。

ソロメジャーデビューおめでとうございます。
彼女に関しては最初から"歌う"は一要素だった訳で、むしろ「いつするのだろうな?」と思っていたし、今回のライブで発表は十分想定してました。
それでもやっぱりあの場でソロデビューをお祝いできたことはとても良かったし驚きました。ちゃんと嬉しすぎて泣き崩れました。
歌に関しては、「あれくらいうまくて本人がやりたければデビューして当然」としか思わないので心配してません。
心配しているのは成人式の後に髪が短くならないかだけです。 

 

声優としては遊戯王ですよ。まさかこの年になって男児に戻されるとは。遊戯王初代しか知らないから楽しみですね。

 

おわりに

なんか偉そうになってしまいましたね。歌の話をするとどうもこうなってしまう。


Aqoursの場合、海外イベントだったり、明らかに全通させる気ねえだろっていう厳しいイベントとか遠征だから理論上昼公演しか申し込めなくて、夜公演は飛行機の中だからLVすら見れない時などがあって、案外回数・参加率は多くないかもしれません。
あと(これは個人ですが)お渡し会も全然当たらないし(例えば、逢田さんの1stEPは16枚購入して2/5、1st Singleは6枚購入して全落ち(0/2)でした)、お渡し会で東京離れる気がないので無理。
そういうこともあって、参加率が高いかと言われるとあんまり高くないかもしれませんね。

(推し二人とも半分弱、複数公演に1回でも行ったならもう少し多いはずですが)

来年は3人推している以上、9割とか参加するのは難しいでしょうね。
なので結果的に6~7割になればいいなと思います。
あとは推し以外のイベントは極力減らしたい…今年の新幹線のうち3回は推し以外なので...(金欠の原因)


来年もまた推し活動に笑わされたり、泣かされたりしたらいいなと思います。
イベンターとなったのは石原夏織さん推しになったのとほぼ同じでこれで3年目。年々悪化している気がしますが、お会いする人はまた仲良くしてやってください。

今年のイベント初めはともりるきゃんどる、夏織さんはツアー大阪、逢田さんはフェスですかね。
では、また〜。

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Eventernote

www.eventernote.com

2019年のブログ的振り返り~感謝と自分らしさ~

あけましておめでとうございます。
さて、2019年も終わってしまいましたね。
私生活やら趣味やらイベントやら推しやらも変わっていきましたが、
この1年を経て僕のブログ環境も大きく変わりました。

実をいうと2019年の一つの目標として「TLをラブライブ!で埋める」というのがありました。

今年1月時点では、ラブライブ!の話してたFFは多分2,3人くらい。むしろ以前の界隈はよくいる「ラブライバーww」みたいな反応をする方の方が多かったんじゃないかなあ。
ラブライブ!」がAqoursが好きになればなるほど、そういう言葉に敏感になってしまいどうしてもその環境に息苦しさを感じることもありました。
見た人はまだしも、正直、見てもいないくせによくそんなことが言えるなと思いますね。

今や100人くらい?になったのかな(多分そんないません)
夏以降からラブライブ!関連の知り合いの増え方が顕著になったため、
「未体験HORIZON」のPVが出た時や虹ヶ咲 Firstの後のTLの感想戦は本当に楽しかった。

僕が臆病者なところもあり、お会いした方は多くないけれど、「ラブライブ!」だけでしか繋がりがないはずの知り合いとも何度かお会いしたり、飲みやアニクラ(!?)、カラオケに行ったり。
自分がこのコミュニティーに片足くらいは突っ込めているとは思いませんでした。

だから、きっと1年前の自分が立てた目標は達成できたのだろうと思います。

 

ここからは時系列で1年間のブログ周りの振り返りをしつつ、ゆる~く語っていきます。

 

記事の振り返り(~虹First)

転職の記事(6月)


2月くらいには本当に少しずつブログやっててFF比見てフォロー返ってきそうな人をフォローし始めてブログを読んでいただいたり、読んだりとそんなゆる~い交流をしていました。

自分の中で"転機"だったのは転職の記事でした。

 

長いとか書いてるけど年末にこれより長いの書いてるんだよなあ…。
ラブライブ!サンシャイン!!」に出会えたこと、それが転機で辛い時も転職活動を頑張れたこと、「ラブライブ!サンシャイン!!」という作品に対する「ありがとう」の気持ち。そんな想いを詰め込んで、書いた記事でした。

自分の中では初めてめちゃくちゃ読まれた記事でした。
「読まれた!」ということも勿論嬉しくありましたが、何より「自分らしく書けた!」という漠然とした手ごたえのあった記事でした。

今の年末のんびりしてる自分はいなかったかもしれないなと思うと「ラブライブ!サンシャイン!!」や特に逢田さんに貰ったその力には感謝しかありません。
もし「ラブライブ!」のことが嫌いになっても(そんなことあるのか?)、その恩義は忘れられないなと本当に思ってます。 

Aqours 5th(6月)

5th Liveでは終わった後にラブライブのブログ書いてる人と飲み会をするという”オフ会”(死語)とやらに参加することに。つっても3、4人のやつですけど。
お誘いを受けたのは先の転職記事書く前だったし、「なんで私が呼ばれたの!?」とは思いつつ、お話したい方々だったし誘っていただいたので参加することに。

そこから意気投合して、結構遊びに行ったり飲みに行くようになったりしたのは意外でした。
ユーフォの聖地巡礼いったりしましたね。
今でも誘っていただいたのは感謝しています。改めてありがとうございます。

優木せつ菜の記事(10月)

転職の記事辺りからは"自分らしく書く"ということを大分確立できました。
読まれ方はぼちぼちでしたが、時々前よりも明らかに"読まれるようになってるな"と感じることもありました。例えばこれとか。

その日だけだけど100アクセス/dayでしたからね。びびるわ。

 

そんな中、スクスタで優木せつ菜ちゃんに出会いました。
あんなに可愛いのに世に蔓延る“優木せつ菜は超人”みたいな風潮があまりに気に食わなくて書きました(笑)推しのことは分かってほしいから。


当ブログ2019年2番目に読まれた(らしい)。ありがとうございます。
ぶっちゃけせつ菜推しになった時点で、「"大好き"を世界中に溢れさせることが野望の子」を推すってさ、1年前に決めた「"好き"の力信じて」ってブログのタイトルとリンクしすぎじゃない!?!?なにこれ運命???って思いました。書かざるをえなかった。
今思えば、運命だったね……。

 

虹ヶ咲 Firstの記事(12月)


2時間くらいで書いた適当記事。
タイトルも"小話"だし、まず初稿のやる気がなさすぎる。
何だよ"1st" Liveって。 "First" Liveだろって。
FF内くらいの人に「僕はこう思うんだけどな~」って話をしたいって気持ちで書いたのですが、"大好き"に関する激論が巻き起こった時期だったからか、知らない人にたくさんリツイートされて読まれて焦って3日・5時間くらいかけて書き直しました()。

とはいえ、読まれるのは読まれないより良いことです。ありがとうございます。

 

自分らしさ

自分らしさとは

以前から僕のブログを褒めてくれる割と近い人の感想の多くは「素直」とか「真っ直ぐ」とか「率直」とか(あと「熱い」とか「脳がラブライブ(褒めてんのかこれ??))とかそういう言葉でした。

 

実はそれは昔から自分が言われていた言葉でした。

 

昔から「素直だから好き」って言われたり、新卒の就職活動の時は「あなたはとても素直だから人格面で採用した」(あの職業に素直さいらないと思うけど)と言われたり、職場でも「素直で仕事がしやすい」と褒められたり。

 

でも、言われるたびに思うんです。
「素直ってなに?」って。

当たり前かもしれないけど、自分では自覚がないです。
「いや、世の中の人間は自分より素直じゃないってこと!?マジで!?」とびっくりしたし、
他者に言われて初めて「ああ、俺って"素直"と分類されるのか〜笑」って自覚しました。 

普段意識して生きてなくても、そう言われるのだからどんなところにいても自分がどう見られるかは案外変わらないものなのだなと思わされた訳です。


転職のブログの時の「自分らしく書けた」という漠然とした実感は「素直に飾らずかけたところ」にあるのかもしれないと思ったのです。

アクセス数の増加

正直言うと、ちゃんと書いたせつ菜の記事、テキトーに書いた虹ヶ咲Firstの記事が拡散されたのを見て読まれている"実感"はより強くなりました
こんな時、数字はそういった"実感"を雄弁に伝えてくれます。

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2019年のアクセス数(Google Analyticsより、1月下旬に登録)

 

12月はラブライブログアワード」というお互いの記事を読みあうものもあったのでそういうところもあるのかなとは思いますが、如実に増えてます(さすがに年始からは減っています)。


そこそこ読まれるようになったのは、嬉しくもあるが怖いなと思う側面もあったり。

だって見知らぬ人10人とかにRTされるんですよ?その10人の1人あたりフォロワー200人なら、2000人のTLに現れてこの海未ちゃんアイコンの人が書いてるブログが現れるんですよ?こわくない?めっちゃ怖い。

 

楠木ともりさんの記事

 

この記事は本当にどう書くか悩みました。
ブログでもTwitterでも何かを発信する以上は言葉に責任が伴います。
というか言葉に責任を持てないならインターネットに意見なんざ流すべきではない。

(貰った意見は温かい言葉ばかりでしたが、)虹ヶ咲Firstでは"想定外の読まれ方"をして、そういうことは起こりうるのだと、発信する責任を身を持って感じてしまいました。

この楠木ともりさんのお話、読んだ人は分かりますが特に「最初は苦手だった」から始まる導入や「メルヘン・メドヘン」の部分は大分センシティブでどうやってマイルドに書こうか…とずっと迷っていました。

楠木さんの誕生日である12月22日は1日空いていたので絶対今日中に書いてやると思って作業していたのですが、この迷いが解消されることはなく誕生日も過ぎてしまいました。
もう書いてもしょうがないから正直書くのをやめようかと思いました。

とはいえこの時点で15000字くらい書いていて諦めたくないなとも思っていて、
Twitterで「まじで書けねえ~」と嘆いていたらとある仲良いフォロワーから「相談に乗りましょうか?」と言ってもらえました。

彼には「楠木ともりが良すぎるから誕生日までに絶対にブログ書くんだ」って話を対面でしたこともあり、ブログを書く力みたいなものも信頼していました。
藁をもつかむような思いで早速DMして最初の「苦手だった~」の部分をそのままスクショを取って貼り付け、

せつ菜みたいな"キャラクター"ではなく、"実物の人間"を扱うのは相手や関係者に読まれる可能性が0とは言い切れないし既にともりるのファンの人にとって不愉快かもしれないから、ネガティブなことを書くのがとても怖い
だけど、この苦手だったということを書かなければ一つの記事として成り立たないからどうにか上手くマイルドに書けないですかね…?

 と伝えました。

 

そうすると彼はこう答えてくれました。

いや、でも率直に書いたらいいんじゃないですか?
むしろああいう率直な書き方があしかさんの文章のいいところだと思います。

ラブライブ!サンシャイン!!」の話だってそうでしょう?
そうやってちゃんと自分の抱いていたネガティブな気持ちに向き合って綺麗な盲目的な言葉で終わらせないところが素敵だなと思っています。
ネガティブな気持ちから生まれる"好き"の形が見えるから、誰かにとって失礼なものになることはないような気がします。

 

まず彼から言われたこの言葉はとても嬉しくて。
そもそもの僕の質問は「どうやって表現をマイルドにすればいいか?」でした。
しかし、彼の答えは「そもそもマイルドにせず率直に書くべき」という斜め上の答えでした。


ああ、そっか。自分は率直さ、自分らしさを見失っていたんだ
意図せず読まれる恐ろしさを知り、どうにか嘘ついてでも逃げたいような気持ちでいた自分にとってこの指摘はハッとさせられました。

ああ、自分は自分が思ったままに書いていいんだと。
そこから筆が一気に進み、この相談をした3日後に投稿できていました。

 

投稿した結果はTwitterで自分が騒いでいる通りですし、Google Analyticsの通りです。
多くの方に読んでもらえました。温かいコメントも貰ったし、FF外から突然「読んでフォローさせていただきました」みたいなDMが飛んできたりもして、10人以上のともりる推しの方にフォローされたり、反響は予想以上でした。


まず、あんな馬鹿みたいに長い記事(約2万字)を読んでくれた方がたくさんいたこと。
それはコメントがあろうとなかろうと本当に感謝しかない。

そして相談に乗ってくれた彼にも感謝しかありません。忙しいのにありがとうね。

自己評価は内容は80点、文章力30点w、総合55点みたいな記事ですし、拙いところはたくさんあると思います。
本音を言えば、もっともっと練ることは出来たとは思います。
だけど、何より出せてよかった。心からそう思っています。

おわりに

1年をブログを通して振り返ってみました。
2019年は転職やブログも含め「自分らしさとは」を改めて向き合う機会だったのかもしれません。

Twitterでも言及しましたが、当ブログは12月31日に10000アクセスを突破しました。

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これに関しては、読んでくれる人に本当にありがとうございますと。

 

ブログ自体はまず、プロを見る"アマチュア"として書いているし、
誰も読んでいなくても今と形は違うかもしれないけど、自己満足で書いてると思います。

 

だけど、自己満足と相反するようですが、手間をかけた記事ほど出す前は「こんな時間かけて誰も読んでくれなかったらどうしよう」という邪心というか不安が襲ってきます。
そのフィードバックである数字やコメントは"読み手"がいてこそ存在します。
それは書く上のモチベーションも必須ではないかもしれない。
だけど、間違いなく励みになっています。「書いてよかった」という実感を伴えるものになっています。
だから、これを機に読んでくれる人に改めて「ありがとう」と伝えたかったのです。


経済学では機会費用(ある選択を行ったことによって、得ることが出来なかった経済的価値)という言葉があります。
所詮アマチュアのポエムだし"お金"は別に奪ってないけど、このブログを読むことによって本来は出来たはずの何かができなくなっているという意味では"機会費用"は奪ってるんだから、折角投稿するならばその人が読んで何かを感じられるものにしたいと思っています。
それは感情でも情報でも良くて、何か「だよね!」とか「知らんかった!」とか思わせたいというか。特に普段読んでくれているだろう人には。


そんな想いで2020年も自分らしく"好き"を発信したいと思います。
目標はそれだけです。アクセスとかは、ま、どうでもいいです。
今年もどうぞよろしくお願いします~。

楠木ともりさんのお話。

ともりる、廿(20)歳の誕生日おめでとうございます!(4日遅れ)

 

 

1.楠木ともりとの出会い

最近こそ本当に全く隠さなくなりましたが、
推したいなと思ったのは今年の11月の初旬にご本人のブログを読んだ時がきっかけでした。

しかし、出会った当初から決していい印象を抱いていた訳ではありませんでした。

1-1.初めての出会い

出会いがどれだったかは定かではないですが、一番最初にご本人を見たのは2018年4月の「スクフェスシリーズ5周年記念特番」だったと思います。

正直言うと「ちょっと苦手」だなと感じました。

昔の動画などを色々見返してみてもあんまり感じない部分もあったので当時の正確な理由は正直分からないんですが、当時の記憶を辿っていると「先輩に対して態度でかくない?言葉が強気で主張が強いな」ということだった思います。

 

これまでの自分が好きなタイプの声優さんって石原夏織さんと逢田梨香子さん、どちらかと言えばアホっぽいナチュラルな感じ。
そういう人には少し"欠けている"部分が見えてだからこそ応援したくなる。
ともりるはどうもそれとは大分ちょっと違う気がする。むしろ逆でしっかりしすぎているし、強い。

 

それでも、その"楠木ともり"という名前を知る前からたまたま見ていた初主演の「メルメン・メドヘン」主役の鍵村葉月ちゃんの声は誰か知らないけど可愛いなと思っていました。これもたまたま見ていた「GGO」で二役演じているのも凄く上手くて、人として特に好きという訳ではなかったけど、演技に関しては一目置くところもありました。

当時新人って気づかなかったし、声優養成学校出てないからなぁ。今思うととてもヤバいよね。

 

また、彼女はAqoursの次の代となる「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の声優でした。
Aqoursとの関り方が上手くいかなかった反省*1とそこからの自分の飲めり込み様から、自分は「ラブライブ!」と離れることはできないんだと確信していたので、虹ヶ咲のことはできるだけ最初から応援しようと思っていました。


だから、これからたくさんの関わる時間が多くなることが予想される以上、キャストに苦手な人がいるのはしんどいなとも同時に思っていました。苦手なままでいても得がないし、ただ知らないだけのかもしれない。
Aqoursのキャストに苦手な人なんていないし、いずれそのパーソナリティにはいずれ嫌という程触れて苦手なまま終わることはないんだろうと思っていました。 
追うと分かっているものをわざわざその時が来るまで、待ってる必要はない。ともりるに限らず虹ヶ咲の声優のインタビューは普段から見つけ次第見ていました。

 

そんな時、楠木ともりさんが公にデビューした「まんがタイムきららフェスタ!2017」での「きららファンタジア」制作発表会でサプライズ登場した時の記事を目にしました。

その時に書かれていたのが確か、『最初ステージにサプライズキャスト登壇した時「この人誰...?」という空気になって、とても恥ずかしくて、悔しいと思ったのようなことを言っていて、
「強くて生意気な感じの人だと思ってたのに、そんなことを感じる人なのか!」と思っていたより"普通"な人物だなって。 

 

2018年11月に虹ヶ咲学園スクールアイドルデビューアルバム「TOKIMEKI☆Runners」の中で圧倒的に歌が上手くて好きだなと思ったのが優木せつ菜(CV:楠木ともり)の「CHASE!」でした。


この話をどこかで聞いた時、そして「CHASE!」で上手いなと思った時、自分の中での否定的だった気持ちは消えていきました。 

 

1-2.優木せつ菜との出会い

2019年9月、キャストもキャラクターも誰が一番好きかを決める決定的な何かがないままスクスタがリリースされました。

 

スクスタがリリースされて一番目を引かれたのは優木せつ菜でした。 

ashikaouou.hatenadiary.jp

こんな記事も書きましたね。

せつ菜の良いところは、端的に言えば"大好き"に真っ直ぐなこと

真っ直ぐというのは勿論真剣に取り組んで生真面目なところも含み、完璧なんじゃなくて、逆に言動が若干おかしかったりするところも可愛いんですよね。そこに無自覚なところもかわいい。

 

記事には明示的に書きませんでしたが、
最初は上のようなともりるについて思うところがあったり、スクスタがリリースが延期され、キャラよりキャストがフォーカスされていたということもあって、リリースされる前まで自分がせつ菜推しになることはまず無いと思っていました。

 

だからこそ、せつ菜が良いなと思ったきっかけとなったお話(メインストーリーの第7章6話)を読んで、「優木せつ菜が推しだよ…」と思ったことに驚き戸惑いました。

戸惑ったものの、改めて気持ちを整理して考えてみたところ、(当たり前ですが)迷おうがなんだろうが好きなもんは好きなんですよね。

 

優木せつ菜はあしかというオタクが好きそうな"ロングヘアーの清楚キャラ"なんですけど、それだけでなく、楠木ともりさんの"演技"も褒めているんですよね。

もし、気になった方がいれば(中川)菜々とせつ菜の声を比べてみて欲しい

菜々がいかに感情を押し殺しているか、そしてせつ菜がいかに楽しそうに喋っているかを感じて欲しい。

優木せつ菜と“好き”の話~優木せつ菜は理想の自分なのか?~ - "好き"の力信じて

 

実際声のついているキャラクターを好きになった以上、"(演技を含めた)声も好き"なことは否定できないわけで。楠木さんの演技を評価しているんだなあと。


その後、見ていなかった虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「Blooming Rainbow」のBDで「校内マッチングフェスティバル」(軽いライブイベント)を動画を見ました。この時のともりるのMCにもびっくりしました。

 

すごい悔しい想いをいっぱいしてきて、今日も歌いながら途中で泣きそうになって……でもメンバー9人や応援してくれるみんながいるから私はがんばろうってすごく思えたし、みなさんのおかげで楽しかったです!

でも、悔しいところもあったから、これからも私の成長を見ていてほしいんです。絶対ここで止まらないから! これからも虹ヶ咲とせつ菜のことを応援してくれるとすごく嬉しいです!

校内マッチングフェスティバル 優木せつ菜役楠木ともりさんMC

 

ああ、とっても"熱い"人物だなと。

まず破綻していた訳でもないのに、「悔しい」という感想が終わった瞬間に出てくる言葉か!?という。

よほど自分のパフォーマンスに納得できてないとこういうMCはでてこないと思います。CDで聞いた「CHASE!」もめちゃくちゃ上手だなと思っていたし、彼女の自分に課すハードルは高いのだなと思いました。

そして「絶対ここで止まらないから!」と涙ながら言ってくれたのも凄く良かった。

 

楠木さん良いなと思ったけれど、他の人のMCも同様に熱いMCがあって、どちらかといえば「楠木さんも良いな」と感じるようになっていました。

この公演では人のMCに共感して泣いてしまう姿はかなり強い印象に残っています。

優木せつ菜との出会いによって自分の中の楠木ともりさんの印象が大きく変わっていきました。

 

1-3.アルマギアでの出会い

ashikaouou.hatenadiary.jp

くだらないブログなので特に読まなくて良いのですが、
要は「アルマギアプロジェクト」で石原夏織さんと楠木ともりさんのCDが発売されて、石原さんのサイン目当てでめちゃくちゃCD買ってサインを手に入れた結果、2人のサインじゃなくて、片方だけだったって話でした。

(※実際に届いたものは石原夏織さんのものでした)

このブログを書くまで2人のサインだと勘違いしていて石原さん推しだった自分は、楠木さんのサインは本当におまけ程度にしか考えていなくて、「せつ菜ちゃんの声優さんのサインを貰ってラッキー」くらいでした。

サインが片方だけと知った時、今までの石原さんのサイン運の無さから考えて「もしかしたらともりるのサインが来るかもな…」って思った時、がっかりするよりもむしろ「これは…何かの"縁"か?」と感じるようになりました。

 

その少し前から優木せつ菜として出ているという理由で「ラブライブ!虹ヶ咲学園~お昼休み放送室~」(がさらじ)を聞くようになったり、本人自体に興味を持ち始め過去のインタビューを読むようになっていました。

 

しかしこの時点では特に推そうと思ってはいませんでした。大義名分というか理由が無いとこういう"推し"ではないイベントに(少なくとも自分から)申し込んだりすることはないですが、そんな自分に理由を与えてくれたのはここで感じた"縁"でした。

 

そもそも楠木さんのライブはSMA Voiceの会員登録(有料)が必要なはずなのですが、フォロワーから神戸でやっていた伊波杏樹さんのイベントに誘われて、帰省ついでにそれに行くかと思ってSMA Voiceに加入してそのまま放置していたため、楠木さんのイベントも申し込めるということに気づいてしまいました。

上のブログを書いてすぐ「もう終わってるかもしれないな~」と思ってページを見ると最速先行の申し込み中で期限は次の日まででした。

 

おおっ!?と思って申し込んで、あとは結果を待つのみ。

 

 

何故か抽選なのにいきなり引き落とされて(????)、バースデーライブに行くことが確定することに。

 

1-4.TOMOROOMでの出会い

自分はどんなライブでもまず折角いくなら「ライブは楽しむための準備をしたい!」という気持ちがあって予習は出来るだけしたいタイプでして。
まずは前のイベントの様子を伺おうと思って、「TOMOROOM」というSMA Voice有料会員限定のブログで楠木さんのライブ「シンキロウノチカガミ」のブログを見たんです。

 

smavoice.jp

  

規約上残念ながら、転載をすることができないのでざっと概要を話します。

 

最初は公演の写真とか感想とかまあ無難な感じで、ふむふむと読んでいました。
今回使った楽器を披露されていて、「1ライブで5個楽器を使う声優さんナニモンなんだよ…凄すぎる…」とその能力の高さに驚きそんな明るい話で終わると思っていました。

 

しかし、「まとめの部分」で「夢」について語り始めました。

 

その言葉、特に「悪意」との関係や「それでも追い続けていたい」という言葉で楠木ともりさんにも苦悩があるんだなと思ってその苦しさに共感して気づいたらむちゃくちゃ泣いてしまいました。 

いやいや、セトリも何も知らん分からんライブの本人の言葉だけで泣くなんてことあってたまるか

 

理性ではそう分かっていても、涙は止まりませんでした。僕はその"熱さ"に完全にやられてしまいました。

こちらに関してはSMA Voice会員じゃないと伝わらないと思うので、後ほど「2-3.負けず嫌いで打たれ弱い」の項でもう少し詳しく紹介させていただきたいと思います。

 

あの時、僕は多才とかかっこいいとかよりも先に「彼女のことを応援したい、推したい」と思ってしまいました。

 

1-5.たくさんの出会いからの迷い

このように優木せつ菜、アルマギアでの出会い、そしてTOMOROOMの「シンキロウノチカガミ」での出会いを経て、完全に「彼女のことをもっと知りたい」という欲求が溢れだし、トリガーが外れました。

 

今やってる全部のラジオ(計5個)を追い始め、「アサシンズプライド」を見るためにU-NEXTに入って、

SMAの通販で売っている過去CD2枚と過去の「楠木ともりのともりるきゃんどる」(ともらじ)のDJCDを秋葉原を探し回って購入し、
音泉プレミアム会員になりともらじのバックナンバーを聞いたり、
「レヴュースタァライト」のディレイLVや「きららファンタジア」のイベントに行ったり一気に行動に出ました。

 

ただ、これらの行動はあんまりTwitterで言っていませんでした。

 
僕には"好き"なものはたくさんあります。女性声優で言えば大橋彩香さんとか田所あずささんとか内田彩さんとか歌がむちゃくちゃ好きです。

でも"推し"ではありません。
それは僕の中で"推し"というのは"好き"から選択した上位互換と定義しているからです。
"好き"の中でも特別に会いたい人を選んでいるんだからこそ、出来るだけイベントには会いに行きたいと考えています。

 
「シンキロウノチカガミ」のブログで推したいと思って色々なものを追い始めていました。やっていることは「推しへのそれ」なので、まあこの時点で95%くらい決まってました。迷いながら「ともりるのことを応援したい」って友人に会うたびに話していました。


結局3週間弱は迷ったものの、しれっと楠木さんのツイートRTしたり、きらラジオの実況し始めました。

 

そうして自分は"ともりる推し"となりました。 

 

2.楠木ともりの魅力

端的にいえば、「音楽性」と「人間性」に分けられるかなと思っています。

 

「音楽性?」って感じかもしれないですが、自分の中で"その人の音楽が好きかどうか"は非常に大事です。


自分は曲がりなりにも合唱を3年やっていたこともあり、音楽・歌が好きで、自分なりの歌へのこだわり・嗜好があります。

 

もっとちゃんと音楽やってる人にはきっと全く敵わないですし、合唱やってる時も耳が良い(正確な音を出せているかを認識できる能力)タイプの歌が出来ていた訳ではないですが、音楽やったことない人よりは"聞こえている"と思っています。

 

そのため歌については少しうるさい(生歌の話ですが推しにすらピッチがおかしいとか平気で言ってしまう)人間なのです。
あとは普段生活での接点となりやすいのは音楽なので、音楽が良いかどうかは僕の中で大きなウェイトを占めています。

 

2-1.音楽性

まず、シンプルに彼女の歌は上手いな思います。

どちらかというと声質にクセはなくて無難にかっこいい感じで、アニソンアーティストにいそうだなと。
上手いなと思う人はこの世にたくさんいるので、そこから+α(嗜好)が無いと「好き!」とはなりづらいと思っています。
楠木ともりさんの場合は「曲の世界観と表現力」だと思っています。

 

  •  「眺めの空」

 


楠木ともり「眺めの空」-Lyric Video-

 

初めて聞いた楠木ともりさんの曲です。

涼しい夏の"儚さ"を感じられるような世界観がまず好きです。

これは完全に感覚的な話なんですが、楠木ともりさんの曲は情景を浮かび上がらせるのが上手いと思います。歌声と曲と歌詞が溶け合うような感じで歌詞が入ってきやすい。

 

そして作詞・作曲:楠木ともりということに驚く。

えっ、すご。

しかし、実は僕が最もその音楽性に惹かれたのはこの曲ではありません。

 

  • 「クローバー」

(動画はありません)

「bottle-up」というCDにAccostic Ver.が収録されていたのですが、この曲を初めて聞いた時はかなりの衝撃でした。 

楠木さんはインタビューで歌詞から曲を作っており、「歌詞を聞いて欲しい」と言ってます*2
ということで1番の歌詞を紹介させていただきます。

 

隠された教科書 机の裏の落書き

トイレに響く甲高い笑い声

犬が泣いただけで 責められた気がしてた

昨日まで信じてた友達の 背中しか見えない

 
言われたまんまを信じることは バカのすることらしい

どうかバカな僕を誰か 可愛いやつだって叫んでよ

 

僕が摘んだ四葉のクローバー 君は奪って笑ってた

1枚だけ小さな幸せ 毟り取って捨ててった

僕が吐いた怒りの言葉 君は聞いて笑ってた

それでいて無視したんだ 遊んでたんだ

楠木ともり「クローバー」

 

歌詞、曲から漂う絶望感。何より泣き声のような歌声

その表現力の高さに驚きました。


合唱をやっていた頃、そしてそれからの音楽を聴くうえでの自分は「ピッチ至上主義」でした。

合唱の性質上なのか、ピッチが取れる人になって初めて強弱などの音楽表現が出来るという価値観の元、音楽をやってきました。極端に言えば、音楽表現は二の次。

というより音程に乗っかれば自然と強弱はやりやすいものが多い思うのです。
音楽聞く上で自分が重視しているのはピッチ(と声量、声質の好み)でした。


しかし、この曲の表現はピッチとか強弱とか音楽表現とかそういう次元ではないです。
曲や歌詞という文脈に乗っている歌声が情景を「映し出している」ような感覚。

 

悪い意味で「ピッチ至上主義者」であった自分はそもそも「表現力が高い」という褒め言葉を自分の語彙の中に持ち合わせていませんでした。
上手いというのは「綺麗に音が出せること」くらいにしか思ってませんでした。
そんな自分でも「表現力が高い」という言葉を言わざるを得ない、そんな歌です。

 

特に最後の「遊んでたんだ」(特に語尾の「だ」)、あれは歌声と言うより泣き声だと思います

泣き声に音程は本来ないけど*3、ちゃんと音程はあるしこれは歌声です。本当に上手い。

歌にこんな表現が出来るものか…と思いました。

 

…本当は冗長な言葉よりもこの曲を聞いて欲しいと思っているのですが、世に出回っていない曲だけに長くなってしまいました。


僕はこの曲がダントツで一番好きで、最も「アーティスト・楠木ともり」の世界観を表していると思います。 

 
楠木さんはインタビューで自分の曲に対して「辛い時に心に寄り添ってくれる音楽が作りたい」と言っています。
 

―自分で作る曲はどういうものが多いですか?

楠木 私は「酸欠少女さユり」さんや「ハルカトミユキ」さんがすごく好きで。「あなたも頑張って」と応援するような曲ではなく、ツラい思いをしている時に寄り添ってくれるような曲ばかり聞いているんです。

今はSNSでいろんな人が繋がるようになった分、みんなツラいと感じることが増えているじゃないかなって思っていて。私も共感できるところがあるから、日常的にあったツラいことや悲しいことを歌にして、同じ思いをしている人に元気になってもらえたらと。

初オーディションで主演に大抜擢! 17歳の注目声優・楠木ともりが意外な学生生活を告白 - エンタメ - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

 

2-2."想い"の強さ

彼女はむちゃくちゃ主張というか想いが強いなと思います。

よく喋るから(個人的には作り手の気持ちを知りたいことが多いのでとてもありがたい)というのもあるし、感情的になりやすいから(実際、自分が推し始めた短い期間の中でも色々な場面で熱くなっちゃったと言うともりるや涙声のともりるを見てきたなと思います)だと思います。
その"想いの強さ"こそが人に訴えかける力を持っていてそれも彼女の魅力と言えると思っています。

 

  • 「ともり」というコンセプト

「ともり」という芸名には「みんなの心に明かりを灯したい」という意味があります。

またこの"灯す"というのは眩い光じゃなくて、ぽっと光る明かりのようなイメージのとのこと。

 

――「心に明かりを灯す」というのはつまり、誰かのためになることをしたい、表現を受け取る人の気持ちや心に何かを残したいっていうことですよね。

楠木:はい。光じゃなくて明かりになっていることにも、ちゃんと理由があって。わたし自身、誰かの前に立って「ついてきなよ」っていうのはあまり好きではないので、しっかり明るく照らすというよりも、隣でひっそり寄り添っていたい思いが強いです。そう考えると、光よりも「明かりを灯す」の方が自分の中でしっくりくるので、いつもこの言葉を選んでいます。Twitterのリプとかで感想を文字で伝えていただける方がいると、「よかったなあ」と思うし、嬉しくなりますね。実際に誰かが苦しんでいる状況があって、その人を救えたとしたらわたしもすごく嬉しいし、声優になってよかったな、と思います。

 ――それはきっと、受け手の人たちとの心の明かりの灯しあいなんでしょうね。

楠木:そうですね。わたしもファンの方から灯していただくことが多いので、すごく感謝が大きいです。声優になってみて思うんですけど、誰かのために何かを作り出せる存在でいたいし、前ではなくて横にいる存在でいたいな、と思います。一緒に隣で歩いていきたいですね。

2018年、最注目の若手声優が登場! 『GGO』と自身の「夢」を語る――楠木ともりインタビュー(前編) | ダ・ヴィンチニュース

 

本人も度々言及しているし、このコンセプトに沿ったような曲が個人ラジオ番組の「楠木ともりのともりるきゃんどる | インターネットラジオステーション<音泉>」のOPで毎回流れるんですよね。

 

あなたと灯したい
灯しあいたいりるりる
魔法少女りるりるのテーマ」楠木ともり(CV:楠木ともり

 

先日の誕生日でも”灯す”ことについて言及がありました。

 

何か理由を持って芸名をつける方はいらっしゃると思いますけど、自分のコンセプトをこんなに強く何度も使ってる人ってあんまり見たことないと思いました。

 

その上、そのコンセプトも凄く良くて、どこか楽曲を作るうえでの、「辛い時に心に寄り添う音楽が作りたい」という気持ちとどこか共通していると思えます。

 

  • 仲間想い  

 


【期間限定】2019.07.21発売 楠木ともり/◾️STROKE◾️

 

「スケッチブック」(試聴版の1曲目)という曲には小話があって、SMAの同期の岩倉あずささんに書いた曲と言われています。
ということもあってか個人の曲よりだいぶ優しい歌詞と歌い方になっている印象です。

この曲も歌詞が凄く良くて、相手があってからこその歌詞なのかなと思います。

 

ここから見える景色に

何か色を足すならば君の悲しみの補色がいいな

 

この世界で出会う命なき目を彩る

ずっと見守っていて

ここから見る景色になにか色を足すならば

君のまぶしくて素敵な笑顔の色にしようね

楠木ともり「スケッチブック」

 

 「スケッチブック」という曲名も良いですよね。最初はまっさらなスケッチブックを手渡して自分で色が塗ってといくような感覚。 

 

 

実際に岩倉さんも感謝の気持ちを述べています。

曲を作るっていう能力があって、なおかつそれを人と相談して人のために作って喜んで貰えるってすごく素敵だなと思うのです。
それこそ「ともり」というコンセプトと同じことなのかなと。

 

どんなに曲を作る力があっても手間はかかるはずで。特に人に曲を贈るってなると相当悩むんじゃないかなぁとか思っていしまいます。

(どこかで聞いた話によると2人で話し合って2時間で作った曲らしいですが……)

 

  • ファン想い

彼女が「主張が強い」って思う理由は、よく喋るのもありますが、宣伝力が凄いからです。作品関係のラジオや生放送などを聞いていれば、高い頻度で「みんな見てね~」とか「お願い!」とかすぐ言うし、とにかく"押しが強い"んです。

 

だけど、それ同時に「ファンに義務感に感じて欲しくない」とも言ってるんですよね。

 

いつも私ライブやりますって動画の時も、「来てね~」みたいなの言うんですけど、
割とすごく私は皆様の意志に任せたいほうなので、
来れない時は来れないしそこを責任に感じて欲しくないから
私は来れる人は楽しんで欲しいな、というスタンスなんだけど・・・

(以下略)

第35回「楠木ともりのともりるきゃんどる」より


あと声優アワードの新人女優賞を取ったときのファンメッセージなんてまさにそうで。

 

 

(一部抜粋)

皆様だけに色々お伝えしたいこともあるので、ちょっとお話させていただこうと思うんですけど…

(中略)
イベントや色んなものに皆さんお越しいただいて直接お会いする機会もあるかもしれないけど、本当に私的には過去にも一度言ったことがあるんですけど、会える時にあって、その時に目いっぱい遊んで、無理をなさらずという言い方もおかしいですけど、皆さんと会えた一瞬一瞬を大事にしてこれから過ごしていきたいなと思っております。

声優アワード新人女優賞受賞時のファンの皆様への動画

 
言ってることは正論で、確かに義務感を感じてイベントに行くのは行く方も迎える方も苦しいと思うんです。

でも、声優ってあくまで芸能活動というビジネスじゃないですか。こんなこと言ったら誰も来なくなっちゃうかもしれないじゃないですか。それでも彼女は「無理はしないで欲しい」って言うんです。


「会える時に目いっぱい遊んで」なら分かりますけど、「無理をなさらず」というのは中々言えないことなんじゃないかなと思っています。それを一度じゃなくて何度も。

こういう言葉って、ビジネス的な観点で言えば最適ではないはずなんです。
だから、そこがファン想いですごく良いなと思います。

 

  • 作品想い

#ともらじ というハッシュタグは今や「楠木ともりのともりるきゃんどる」のハッシュタグですが、これは彼女のデビュー作「メルヘン・メドヘン」のラジオであるメルヘン・メドヘン 楠木ともり見習いラジオ」のハッシュタグだったようです。

 

また、「楠木ともりのともりるきゃんどる」では時折、急に「五"なな"五」でお願いしますという無茶振りが来ます。これも「メルヘン・メドヘン 楠木ともり見習いラジオ」の第一回で緊張していた楠木さんが誤って「五七(しち)五」を「五"なな"五」 と読んでしまったことに由来するとか。

 

作品想いというのが本当に正しい言葉なのかは分からないが、しぶといというか。
そういう気持ちの強さを持ち続けられる人なんだと思います。 


昔からのファンの人にとって間違いなく嬉しいことだと思うんです。
僕は新参ですが、昔のファンを大事にする行為は「粋な計らいだなあ」と感じてしまうタイプなので凄く好感が持てました。

(勿論この二つの「ともらじ」の構成作家が同じ福本さんというのも大きいとは思いますが…)

 

2-3.打たれ弱いけど負けず嫌い

楠木ともりさんは、自己紹介の際、自身のことを「打たれ弱いけど負けず嫌い」と紹介します。

打たれ弱い」けど「負けず嫌い」。そんな二つの側面について紹介していきます。

 

例を挙げればキリが無いですが、基本的には楠木さんはネガティブな思考の持ち主だと思っています。

虹ヶ咲のライブでは

校内マッチングフェスティバルで、あんなに上手くいかなかったのにせつ菜がヘッドライナー総選挙で1位を取れたのはせつ菜のおかげで…」と言ったり。

先日のともらじの公開録音(「ともらじ」第38回)では「ともり大喜利」のコーナーで「10代最後にやるべきことは?」というお題がありました。
本人がその大喜利に答えた後、
高校生ブランドを捨てた時は『高校生が終わったらみんな興味がなくなるかな~』と思ったけど、みんなは優しいからこうして会いに来てくれた。
ただ、今は『みんなが付いてきてくれたのは10代だからではないか?』と最近不安でしょうがない
」と言ったり。

 

自分があんまり好きじゃないということも述べていたりします。

 

――(GGOのレン/香蓮と)ご自分との共通点も多かったということ?

楠木:はい。香蓮ちゃんはコンプレックスを抱えていて、それをどうにかしたい、あがきたいからレンちゃんになるんですけど、私も自分のことが好きじゃなくて、変わりたいと思って趣味に挑戦したり、声優というお仕事に挑戦しているところがあるので。自分を変えるために新たな環境に飛びこむっていうところに共感できるなと思いましたね。

「楠木ともり」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】 | ダ・ヴィンチニュース

 

生放送やラジオでは「強気なように見える」言動でも思ったより不安に思っているということを知りました。

 

デビュー作の「メルヘン・メドヘン 楠木ともりの見習いラジオ」では先輩声優さんと絡むことが多く、MCという役割もあって無茶ぶりをすることが多くて後輩だし失礼にならないか不安だった時に、相談に乗ってくれた「ぶつかっておいで」と言ってくれた先輩声優さんのおかげでラジオが楽しくなった。

DJCD「楠木ともりのともりるきゃんどる」(一部抜粋、概要)*4

 

あの自分が感じていた「ちょっと強気な態度」って負けず嫌いな性格もあると思うんですが、強いからだけじゃない。
むしろ不安すぎて、先輩の許可を取った上でやっている。
弱さという言葉が正しいか分かりませんが、かなりの人間味を感じられるようになりました。

 

  • 負けず嫌い

打たれ弱いかもしれないけれど、ただでは転ばない、「負けず嫌い」なのも彼女の特徴の一つです。

 

 ―そうなんですか!?

楠木 これは言っていいのかな…。昔は正義感が強いタイプで、結構、仕切ったりしていたんです。先生からも信頼されていたほうだったと思います。でも、それでいじめられたってこともあって。全く違う環境に行こうと思い、高校は背伸びして、ちょっと偏差値が高い学校に行ったんです。

初オーディションで主演に大抜擢! 17歳の注目声優・楠木ともりが意外な学生生活を告白 | ニコニコニュース


どの程度かは想像できませんが、「いじめ」は一種のハラスメントなので自分が思えばそれは「いじめ」であって、不愉快な思いをしたということは確かなのでしょう。

先ほど紹介した楽曲「クローバー」はそんな過去を踏まえた上で作られた曲で、そういう辛い経験を今同じ辛い気持ちを抱いている誰かに還元したいという想いを感じます。

 

 

――幸せになりたいとして、その幸せの定義って何ですか?

楠木:後悔しないことです。失敗をしても、それを後悔にはしたくなくて、何かしら自分のプラスにしたいので、後悔をしないために動いている部分はあると思います。

2018年、最注目の若手声優が登場! 『GGO』と自身の「夢」を語る――楠木ともりインタビュー(前編) | ダ・ヴィンチニュース

 

つまりネガティブな気持ちだけじゃなくて、それをポジティブに還元できる人なんだと思っています。

 

しかし、先にあげたインタビューの「私も自分のことが好きじゃなくて、変わりたいと思って趣味に挑戦したり、声優というお仕事に挑戦しているところがある」 というところや「全く違う環境に行こうと思い」というところにあるように、彼女には"変わりたい"という欲求は"現在の自己への否定"から来ているんだなと。


否定をエネルギーにする人間は、凄くエネルギーを発揮する場合もあると共に脆いと思います。
ふとした瞬間に折れてしまうような危うさがある。

 

正直言うと僕はその姿勢にものすごく"共感"を覚えるのです。
人生において、自己決定をしなければいけない場(進学とか就職とか転職とか)はたくさんあります。
そこで「自分が頑張れたエネルギーの根源ってなんだったんだろう?」と思い返せばほとんどが「このままじゃダメだ、変わりたい」という"現在の自己への否定"だったんです。
だから自己否定から来る"変わりたい"という欲求が強いエネルギーを発することはすごく分かるんです。
同時に、その果てのない変わりたい欲求の脆さも凄く分かるんです。

 

「いじめ」の話はたまたま同じ日にインタビュー読んでいました。
その後「シンキロウノチカガミ」のブログを読んで、彼女の強さの中に存在する"変わりたい"、"自分が嫌だ"という楠木ともりさんがいると知って、「それでも夢を追い続けたいんだ」という言葉を読んだ時に、「応援したいな」と思ったのです。

  

3.楠木ともり虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

ラブライブ!」シリーズを初代から好きだった人間にとって、楠木ともりさんが「ラブライブ!」声優である以上、「ラブライブ!」シリーズとの関係は切り離すことが出来ません。

その中でも自分の中で驚いたことを記載させていただきます。

 

3-1.シンクロ

今まで「ラブライブ!」シリーズは"シンクロ"が一番のポイントだと言われています。しかし、"シンクロ"とは何でしょうか?同一視するもの?
いえ、"シンクロ"とは同じじゃないからこそ"合わせようとする"ものなのです。

 

そもそもキャラクターとキャストは違う人間なんだから、近づける過程や僅かに重なる瞬間こそに美しさが存在するのだと思います。自分は物語を様々な制約の中現実に落とし込むことこそがシンクロだと思っていて、アニメではないけど、現実だとこうなる。それはμ'sやAqoursという9人の絵が風景として重なる瞬間だと思っています。
キャラクター=キャストと同一視することをシンクロだと思ったことはなかったのです。

 

だからこそ推しを決めてる時に二次元(キャラクター)と三次元(キャスト)は完全に切り離していました。過去シリーズの自推しの場合、μ'sの園田海未三森すずこではないし、Aqours逢田梨香子桜内梨子ではないと思っています。

 

もちろん、このシリーズはシンクロへの意識のされ方が半端なさすぎるのと役に向き合う期間があまりに長く、役に入りすぎる人を見てキャラクターだと感じることがあるという気持ちは否定する気はないです。
ただ自分がそこまでは思わないかなってだけで。
ただAqoursまでに対してこれまでこう思っていたからこそ、推しキャラクター≠推しキャストだったんじゃないかなと思います。

 

優木せつ菜と楠木ともり
初めてシリーズで推しとキャストが被ってしまいました。
この二人が好きになった時期はズレているとはいえ、むちゃくちゃ似てるのでは?とずっと思っていたのです。

 

優木せつ菜の「世界中を"大好き"を溢れさせる野望」とはつまり、「世界中の"大好き"を言えない人を助けたい気持ち」から生まれたものだと思っていて、"弱者を救う"という観点からいえば"ヒーロー的"だなと以前から思っていました。
それが楠木ともりさんの「みんなの心に明かりを灯す」という芸能活動のコンセプトに弱者の味方という点においてとても近いように感じています。

 

自分の場合は前述のようにキャラが好きだからキャストも好きということはしません。つまり、興味を持ったのはせつ菜がきっかけでもキャストが好きかは別ということ。しかし、楠木ともりを調べれば調べるほど優木せつ菜に近いと感じる。物凄く奇妙な感覚でした。

 

そしてよりそれを感じたのが、先日の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 First Live "with You"のday1の時でした。

 

せつ菜を演じているのは実は凄く辛かった

大好きなものを否定されることって凄く辛いことだと思うんですよ。

認めてもらえなかったり、それを隠さないようにしないといけないって凄く苦しいことだと思うんですよ。

だからこそ彼女の願いは真っ直ぐなんです。

(後略)

First Live with You day1 優木せつ菜役楠木ともりさんのMCより

 

このMCを聞いた時、僕が応援したいと思うようになったきっかけである「シンキロウノチカガミ」のブログを思い出しました。
あの「悪意」を知りながらでも前向きで真っ直ぐな言葉を。

 

先の「いじめ」の話もそうですが、その経験がなくとも世の中では否定的な言葉で溢れています。

 

楠木ともりさんの初主演作の「メルヘン・メドヘン」がどんなアニメだったか知っていますか?
当時見ていたので分かりますけれど、「メルヘン・メドヘン」という作品は作成状況があまり芳しくなかったようで、地上波では10話で打ち切られている作品なんです。

僕がこの作品についてどうこう言うつもりはありませんが(ただ買う予定はある)、2014年からメディアミックスをした作品である以上、当初から追っていたファンでアニメの出来に残念がったり怒るファンもいたはずです。それはちゃんと作品を見ての上での評価だからまだ良い。

しかし、こういう話題となった作品って"野次馬的な悪意のある人"が群がりがちだと思うんですよね。当時も話題になっていた記憶があるし、どんなに避けていても当人にはこういった悪意は見えてしまうと思うのです。

でも、ともりるにとって主演デビュー作で、凄く大切な作品だと思うのです。


もし、消したい記憶だったら(言い方は悪いですが)何も言及しなけれいいです。でも、本当に大切だから今でも色んな場で喋るのだと思います。

だからこそ今だって#ともらじ のハッシュタグを使い続けているし、五"なな"五は定番になっているし、先のDJ CDでは「デビュー作が『メルヘン・メドヘン』で良かった」と言われています。
そこには強い愛があるように感じられて、これぞまさにプロの仕事だなと。

そういう所を僕は尊敬しているし、応援したいと思うんです。

 

"大好き"を言えない/言いづらい自分の"大好き"を否定される辛さ。

誰しもがを知っている感情ですが、せつ菜への共感は声優・楠木ともりさんの経験談もあるんじゃないかと思っています。
"優木せつ菜役楠木ともり"として言った言葉でもありますが、"楠木ともり"が言っても違和感がない。
やっぱり、この二人のパーソナリティはめちゃくちゃ近い。
そう思っちゃったんです。


見てない時期、ライトな時期も含め6年「ラブライブ!」というコンテンツのキャラクターとキャストを見てきて「キャラクターとキャストのシンクロ」をこんなに強く感じたことはほぼ初めてでこんなことってあるんだ…と驚かされるばかりでした。

 

3-2.ヘッドライナー

僕はMCの際、キャストが話している時の他(特に推し)のキャストの反応が見るのが好きで、結構よく見ています。

"with You" day2のMCで鬼頭明里さんが話している時にともりるを見ていると、急に後ろを向きました。

前の田中ちえ美さんの時も少し後ろを向いてる時があって、その時はすぐ前向いて「何をやっているんだろうな?水でも飲んでるのかな?」と思っていました。

 

しかし、鬼頭さんのMCで後ろを向く時間は長い。あまりに長い。

「いや、これは水は飲んでないだろう。きっと…」と思っていたら喋ってる鬼頭さんのMCとは別のすすり泣く音がマイクに入ってきて、泣いているのが分かりました。

途中からはあまりに泣いているので、近くの大西さんや指出さんがともりるを支え始めました。

次の村上さんのMCに切り替わるまでそのすすり泣く音は聞こえていました。

 

その時鬼頭さんが話していたことは

投票で1番になったとき、なんでこの子がと言われててもう彼方ちゃんを推してくれてる人が好きならばいいかと思っていたけれど、たくさんの人が彼方ちゃんの誕生祭お祝いしてくれて嬉しかった

という内容だったと思います。

 

楠木ともりさんが、誰かのネガティブな気持ちや悪意に敏感で、人の気持ちに共感したり自分で話していてすぐ涙しちゃうような人物だってことは知っています。

 

だけど、同時に割と場によって振る舞いを変えるタイプだと思っていて、
リーダー的な立場である、"ヘッドライナー"としていなきゃいけないと思った気持ちもあったんじゃないかと。
他の人のMCの中でノイズになるくらい泣いてしまうのはヘッドライナーの振る舞いとして正しいか?と言うとそうじゃないと思います。

 

それでも、ヘッドライナーとしてのブレーキを上回るような仲間を想う気持ちがあったのかと思うと、隣の二人に支えられて泣き崩れる楠木ともりさんを見て僕はただ茫然と棒立ちせざるを得ませんでした

 

個人としての「楠木ともり」という人間を1ヶ月しか見ていない新参者が言うことではないと思うのですが、
あの場に立っていた楠木ともりさんは優木せつ菜役やヘッドライナーの楠木ともりというよりは等身大の仲間想いなあの「楠木ともり」さんだったと思います。

 

あの彼女の姿を見られて、今までインタビューで見てきたことやラジオで語っていたことが本当の気持ちなんだってより信じられて、もっともっと好きになりました。

 

そして改めて、彼女の虹ヶ咲やその仲間への想いや責任感の強さを知りました。

 

やはりライブである以上は、「あの楽曲のあの場面が一番良かった」と言いたいところですが、正直言うと、虹ヶ咲のFirst Liveでは僕は一番このMCが感情を動かされました。

 

それは自分がともりる推しという偏った部分もあるし、このシーンがこのライブの本質を表すという訳では全くない。僕が見に来ているのはあくまで「ラブライブ!」シリーズのライブ。

 

でも、やっぱり初めて推しの"大好きな部分"に現地で触れられた瞬間でどうしても記憶の中に残り続けてしまうのです。

 

4.おわりに

"推し"は無数にある"好き"の中から特別を選択することだと言いました。
"好き"から"推し"へ一歩踏み出す時何かがきっかけになるはずで、それが何なのかは分からない。

でも、スクスタやアルマギアやTOMOROOMに運良く出会って辿り着いて知ることが出来たのは結局のところ、楠木ともりさんだったんですよね。
ラブライブ!声優じゃなければ、スクスタのリリースがもっと遅ければ、アルマギアの相方が石原さんじゃなければ、伊波杏樹さんのイベントが地元でお盆にやっていて誘われてなければ、SMA Voiceに入りっぱなしじゃなければ…、そんな無限の"出会わない可能性"の中で"推したい"って人に出会えた


ましてや当初"苦手"だった声優さんのこんなにのめり込むとは本当に分からないものだなと。
苦手だった理由も「先輩に対して態度でかいのと、言葉が強気で主張が強い」で、それはむしろ丁寧に先輩に許可を取った上での態度だったことや実は内面は不安でいっぱいだったことも大きなキャップで驚きです。

楠木ともり推しになる」は今年1年で1番予想外だった出来事だったと思います。

 

"推し"について迷ったのは、僕のスタンスが"居るなら、行く"のポリシーで、
無言でもいいから"その場を出来る限りたくさん共有したい"と思えるのが"推し"だからだと思っています。


そのポリシーで言えば、ともりるは従来の推し2人より単純にイベント・ラジオに出ている数が多い(年末までの1.5ヶ月で7回のイベントに行く予定ですし、ラジオは2週間で9本、週4.5本)から、ものすごくコストはかかる。
そうなると本人どころか、他の推しとイベントはめちゃくちゃ被るであろうと思います。

 

彼女なら「追いかけなくてもいい、負えない責任を感じなくてもいい」って言うのかもしれないですが、僕は出来る限り追いかけたい

 

それはとてもわがままなのかもしれません。
でも、"推し"は好きから選択して信じるものだと思っているから。
中途半端に追いかけるならそれは僕の中では"推し"なんて言えない。
いや、もちろん在京以外のイベント3週連続ですとかは正直キツいんですが、現状を見て考えて考えて、出来るかどうかはまた別として"そういう決意で推しへの活動は望むべき"だと思っています。
その上で僕は決意しました。
推す!!と。

 

あと自分の他の推しは割と年齢が近い人だったのですが、楠木さんはだいぶ離れていてむちゃくちゃ若いです。
もしかしたら年齢起因の可能性もあって数年後にはまるっきり変わってるんじゃないの?とか思ったりもします。

 
でもそんなことを考えたところで未来なんかどうなるか正直分かりません。

 
「今」歌が上手くて、とっても感情的で、仲間想いで、ちょっと脆くてネガティブだけどそれをポジティブにしようと頑張っている。そんな彼女のこれからの活躍を見守って応援していきたいです。

 

"推したい”という欲求はやはり強いだけの完璧な人間に対して生まれるんじゃなくて、応援したいと思える余地のある人に生まれるのだと思います。

 

 

さて、果たしてこれが本当に「正しく」楠木ともりさんの魅力を紹介する記事なのか、はたまたただの僕の決意表明なのか。一体何なのかはもはや分かりません。

でも「少しでも楠木ともりさんの魅力が伝わればいいな」と思って書いています。

 

真面目な話ばかりをしてしまって、お茶目なところとか笑いのハードルがめっちゃ低くて、しかも笑い方が豪快なところとかそういう「可愛いな~」と思うも書きたかったのですが、さすがに長くなってしまったので割愛します。
どんな媒体でもいいから現物(生放送やラジオなど)見てくれ。

 

で、何から手を付けていいかって?

自分が好きな作品と関わりがあるものが一番いいですが、
楠木ともり"単体"で人に勧めるなら、
ラジオなら「ともらじ」と「FUN'S PROJECT LAB」(特に過去分が無料で見られる研究日誌)、
アニメなら「アサシンズプライド」、「GGO
曲なら「眺めの空」、(本当は「bottleed-up」買って「クローバー」聞けと言いたい)
キャラソンなら「CHASE!」「Passionate Journey」「To see the future
でしょうか。

あとSMA Voice(重要)

 

本当に長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました~!

29日のライブ楽しみですね!ではまた。

*1:2期7話のブログとかをご覧ください

*2:https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/2017/11/18/95163/

*3:「いやどんな音にも音の高低はあるだろ」という絶対音感をお持ちの方もいるかもしれません。合唱の話ですが、セリフが入っている楽譜があってそこには音符の●は書いておらずリズムしか書いていないので歌ではないものは”音程がない”という認識です

*4:https://www.otomart.jp/SHOP/TBCR-1089.html

シングル総選挙と虹ヶ咲学園 First Live "with You"の小話~"大好き"を認めるということ~

シングル総選挙

10月中旬、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のシングル総選挙があった。

gs.dengeki.com

11月の終わりごろに結果は発表された。

中須かすみが1位だった。

 

これには確かに納得した。

スクスタ前半からフォーカスされているキャラクターで、他のキャラクターにはない魅力を持っている。

もしせつ菜が1位を取れないならかすみ(もしくは歩夢)なのだろうと思っていた。

また、それだけでなくかすみが"1位"を取ることはスクスタのキズナエピソードの物語に照らし合わせれば物凄く意味のあることであるように思えた。

 

ここからは少し中須かすみのキズナエピソード(3話〜5話)を振り返る。

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いつも言っている「かすみんが誰よりもかわいい」というこの言葉。

かすみの真意はどこにあるのだろうか?

 

3話では、学校の部活動紹介で1曲しか歌えない同好会が9人で歌う時のセンターを決める総選挙を校内で行うこととなった。

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そして、センターの投票結果発表当日。

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自分が1位であることの理由付けはやはり愛らしい(=可愛い)から。

しかし、せつ菜や果林のような毛色の違うアイドルを意識していることから、アイドルが人気になる要因は何も「可愛い」だけではないことは分かってるはずだ。


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一番になりたくて、センターを取りたくて裏では努力を重ねているかすみの必死な姿は逆に辛いものがあった。それは、かすみ自身がもはや自力では取れる可能性があまり高くないと察知しているからなのだろうと。

 

そして結果発表の時は来た。

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かすみは9人中4位だった。

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かすみは「自分が普通なんじゃないか」という不安と常に戦っているように思っていた。言ってしまえば強がりだ。

だから自分が"1位"なんだという証左が欲しかったんだと思う。

かすみが結果やライバルに対して異様な執着心を燃やすのは"1位"を奪われたくないからだろう。

 

しかし、かすみに突き付けられた結果は中の上。

「微妙ですよね」と自嘲気味に笑う。僕はこれがかすみの本心だったのだと思う。

確かに可愛いけれど、かすみんにとっての可愛いは自分への言い聞かせでもあった。

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それでも可愛いだけは絶対負けたくないと強い決意を口にするかすみ。

 

そんなお話を見てきたからこそ*1

中須かすみと結果の関係」に僕は注目していた。

彼女が"1位"を取れたこと、それはとっても大きくて喜ばしいことなんだと思う。

きっとむしろ恥ずかしがってしまうと思う。

 

自推しのせつ菜もきっと「かすみさん、おめでとうございます!今度は負けませんよ」と悪意なしの笑顔で言い、「せつ菜先輩はいつも悪意なくそんなこと言うんだから…」とかすみを困惑させひょっとしたら泣かせちゃうのかも。

 

だから、僕は「かすみんおめでとう!」と言える。

 

80%は。

 

 

 

残りの20%、その気持ちは後悔だった。

 

このシングル総選挙は10月に投票が行われた。

この時、既に僕は紛れもなくせつ菜推しだったから、せつ菜のPV付きシングルはもちろん見たいに決まっていた。

 

推しになってから初めての大きな選挙系のイベントだった。

 

しかし、自分の中でせつ菜に投票し続けることについては少し疑念を抱いていた。

シングル総選挙には歩夢が1位を取りきれてないことやせつ菜が連続で1位を取るのはいかがなものか?

せつ菜が連続で1位をとることで虹ヶ咲というコンテンツが「どうせせつ菜が…」という空気になり、萎縮してしまうんではないか?

という要らぬことを考えていた。

 

というかもっと言ってしまえば自分が投票しなくても、どうせせつ菜が1位とるんでしょ?

ぶっちゃけそう思っていた。周りの反応から察するにそういう空気だった。

せつ菜のスクスタでの待遇は推しの自分から見ても1,2を争うくらい厚いと思うし、キャラクター作りもシンプルで分かりやすい。そりゃあ人気は出るだろう。

 

そんな思いを抱え迷った結果、10日間程度行われた投票は初日せつ菜、2日目歩夢に投票した。それ以降は投票しなかった。

 

投票結果発表の朝、

「せつ菜が1位じゃない」というツイートが流れてきた。

いやいや、まさか...、と思った。

実際蓋を開けてみたら、かすみが1位で、そしてせつ菜は2位だった。

ものすごく後悔した。

 

投票しなかった自分に。

 

果たして自分の10票があれば、本当にせつ菜は1位になっていたか?

その可能性は限りなく低いだろう。

だから僕は結果のことを言っているのではない。

 

"大好き"を世界中に溢れさせたい、きっと誰かの"大好き"を見捨てることなんてしない。

そんなせつ菜が大好きなのに、自分はコンテンツのバランスを保ちたいとか変なプライドのせいで、"大好き"に向き合えなかったんだと思った。

こんなやつの何がせつ菜推しなんだと思った。

 

こんなことを考えながら自分を責めた。

だから80%しかかすみを祝うことが出来なかった。

 

虹ヶ咲1st Live “with You"

1st Live”with You“の1日目のMC。

ヘッドライナーの楠木ともりさんは

自分の"大好き"に正直でいれましたか?

と会場の「あなた」に問うていた。

 

シングル総選挙の時の自分なら間違いなく"No"だった。

 

でもこの時は"Yes"と言えた

それはシングル総選挙の後、ODAIBAゲーマーズ看板娘総選挙があったからだ。

僕はあのシングル総選挙で"大好き"に向き合えなかったことがあまりに悔しくて、ほぼ毎日投票した(ちょっとだけ応援コメントも書いた)。

正直、せつ菜って店員になったらただのかわいいオタクだし要らん説明しそうだし看板娘にふさわしいかなあ?って思わなくもなかった。でもふさわしいかどうかじゃなくて、単純に看板娘になって欲しいから投票した。

そうやって自分なりの"大好き"をぶつけることができた。

 

自分の“大好き”に正直でいられるか?という話の後、楠木さんはもう一つ「あなた」に問うた。

他の人の"大好き"を認められるか?

この問いは物凄く重い。すぐには答えられないのが普通だと思う。

 

しかし、一つだけ分かることがあった。

それは、まず自分の"大好き"を認められることが前提条件だということだ。

僕はセンターシングル総選挙の時、 かすみのセンター総選挙1位を80%しか祝えなかった。それは自分の"大好き"に真っ直ぐじゃなかったからなんだと思った。

この"80%しか祝えていない状態"は少なくとも20%分は、誰かの"大好き"を認められていない状態だったんだと思う。

だから、それすら出来ないと他人の"大好き"を許容することなんて出来ないと思った。

 

楠木さんの言われた他人の"大好き"を認めてあげることがせつ菜の野望である「世界中に"大好き"を溢れさせる」という野望に繋がるというのは目から鱗だった。

なんとなく頭にあった「せつ菜は人の夢とか好きを馬鹿にしたりはしないだろうな」という自分の仮説がストンと腑に落ちた。

 

しかし、「他人の"大好き"を認める」という言葉の意味を完全に理解しきれてはいなかった。それは虹ヶ咲的な文脈で言えば、「自分の推しが選ばれなかった時、負の感情を持ってはいけないということなのだろうか?」とか思った。

 

そんな考えは1日目が終わってからぐるぐる頭の中を回っていた。その重い問いかけに対する答えは2日目のアンコールまで出なかった。

 

今回のライブでは持ち曲を全て披露してアンコールに入った。

「持ち曲全部歌いました!」と宣言するキャスト。その後のアンコールである。

アンコールに歌う曲はない。一体何を歌うんだ?と疑問に思った。

少しすると幕間ドラマが始まり、まさかの会場でペンライトを挙げてその場で投票して一人を選ぶという形式だった。

今までにはない新しい形。とても虹ヶ咲らしい。

 

1日目は「さすがに茶番だろう」と思いながら赤のペンライト(優木せつ菜のイメージカラー)を振っていた。会場は赤がかなり多いような気がした。

そうしたら、出てきたのは優木せつ菜役の楠木さんで「CHASE!」だった。

この時のフェイクのカッコよさがとても心に響いた。

 

2日目は赤が昨日より少なかった。昨日より遥かにいい席だったこともあって僕は「CHASE!」がどうしても見たかった。だから1日目と同じ赤を振った。

茶番だったらせつ菜が出てくるだろうが、明らかに黄色や白とかが多い。

これは無理かもしれないと思いながら、祈るようにペンライトを振っていた。

 

 

...出てきたのは中須かすみ役の相良さんで「ダイアモンド」だった

 

僕はシングル総選挙を思い出した。あの時と一緒だって。

でもあの時とは確実に違った

確かに少し「せつ菜が出てこなくて悔しい」と思った。

だけど、今流れている「ダイアモンド」を楽しもうと思った

 

その時に思った。

これが"他人の大好き"を認めることなのかもしれないって。

 

 

1日目、楠木さんは「"大好き"をぶつけましょう」と言っていた。

"ぶつける"という言葉のニュアンスは"認める"のそれとは少し遠い気がしていた。

どちらかといえば自分の好きを押し通すような強い言葉のイメージで、各人が”大好き“をぶつけると必ず衝突する。

虹ヶ咲で度々行われる、投票というシステムははまさに"大好き”をぶつける行為だ。

投票には勝敗がつく。"大好き"を"ぶつけて"敗者になったら少なからず負の感情はあるだろう。

その上で「自分の推しが選ばれなかった時、悔しいなって負の感情を持ってしまうのは致し方ない。それでもそれ以上に相手を尊重できますか?」ということがこのMCの言わんとしていることだったのだと思う。

 

つまり、「競い合うけど、相手を尊重をする」ということ。

楠木さんは「私は皆がそうなってくれると信じている」と言って、MCで「あなた」と指切りをした。

どうもこれはキャスト内で約束されたことを、「あなた」に約束するための意思表示だったような気がしている。

紛れもなく楠木さんが問いかけた相手は「あなた」で、「あなた」と約束したのだ。

そしてこれからも競争・投票というシステムは続いていくということを示している気がする。

各キャストの投票への想いや劣等感を聞いてより強くそう思えた。

 

 

「ダイアモンド」はとっても楽しかった。

会場の皆が満場一致で黄色を振っていた訳ではない。

だけど、「L・O・V・Eかすみん!」のコールは1回目のそれに負けず劣らずの音量だった。

 

あの時、楠木さんの言う自分の"大好き"も他人の"大好き"も認められた"大好き"が溢れる世界は武蔵野の森にあったような気がした。

少なくとも僕は出来たんじゃないかなと思った。

この"大好き"の溢れる世界が武蔵野の森じゃなくて、もっともっと大きくなってほしいと願うばかりだ。

 

 

 

ちなみにODAIBAゲーマーズ看板娘総選挙の結果はまだ出ていない。

せつ菜以外の誰かになっても、「せつ菜じゃなくて悔しいな」とは思いながら、今ならきっと100%の気持ちでその人を祝えるのだろう。

自分の"大好き"は十分ぶつけられたのだから。

*1:センター総選挙の結果発表当時は5話までしかキズナエピソードが解放されていませんでした。現在公開されている13話まで読むとまたこの印象は変わるのかもしれませんね

贖罪。

2017年11月18日23時。2期7話「残された時間」の放送が終わりました。
あの時が、私にとって「ラブライブ!サンシャイン!!」との実質的な出会いでした。

 

ashikaouou.hatenadiary.jp

 

この記事を書いた時ラブライブ!のファンじゃない友人から「読みやすくてよかった」と言われたのはとても嬉しかった。(全く意図していなかったけど)
そっか、ファンでない人にも私の感じる魅力が伝わったんだって。

 

だけど、あまり自分の中でこの話の存在が大きすぎて書いてすぐ、

 

本当にこれが自分が書きたかったことだったのか?
この素晴らしいお話に見合う内容だったのか?

 

という疑念を抱いてしまいました。

 

期限もあるし、ある程度はしょうがなかった。
書けたことに一定の価値はあれど、書き切れてなかったなって。
ブログ書いて最初に出てきた感想が「悔しい」ですからね。訳わからん。
 (だからこそ褒められてびっくりしたんですけど)

 

2期7話の「考察」なんて世の中にはきっとありふれています。
記事の内容は数多ある考察の中で突飛かといえばそうではなかっただろうし、
またそもそも2年前の話だし新しくもありません。
きっと同意は得られても新しさは得られなかったのではないかと思います。


しかし、それでも自分にしか書けないことがあります。
それは「自己との関係性」、いわば「気持ち」です。

 

この記事の位置付けは贖罪の手段の一つでした。

 

小馬鹿にしたり嫌ったりしていたものが、実はものすごかった。

 

...なんてさ、
ぶっちゃけ斜に構えるオタクにはよくあることかなと思うんですけど(実際によくある)、
このお話に関しては存在が今でもあまりに大きすぎて、
どうしても当時のないがしろにしていた自分を未だに許すことができない自分がどこかに存在していて。

 

先の記事を書く少し前、某バンナムフェスのギルキスのパフォーマンスの匿名記事が公開されて結構バズってました。

まあこの記事自体は正直ストーリーはつまらなかったとか書かれてて、「お前が理解できてないだけだろ」としか思わないのが腹が立つ。
言葉遣いはうまいなと思ったけど、偏った内容だと思います。(気になる方は調べてください)

 

でも少し昔の自分に近いと感じるところもありました。

それが
「一度放った言葉の矢は放ってしまうと自分の元から離れて相手に突き刺さる」
というフレーズでした。

 

そうなんです。
私が言ったのは多分身内で「サンシャイン面白くね〜」と喋ったとか、
Twitterの鍵アカウントでわーわー言ったくらいの軽微なやつだと思うんですが、
それでも矢を放ったという事実には変わりはないんです。

 

その矢はすごくヘロヘロで2mくらいしか飛ばなくて刺さりすらしなかったかもしれない。

 

じゃあAqoursは刺さってないし見てすらないじゃん。
別に良くない?
...でも見た人っているよね。
矢を放った本人です。

 

ご存知の通り、今の自分はAqoursが物凄く好きです。
出来る限りイベントには通って、こんなブログを書いてるくらいには。
それで周りは「今、Aqours好きだし、お前めちゃくちゃコンテンツに物理的(?)にも金銭的にも貢献してるじゃん」と思って"許して"くれるのかもしれません。

 

それでもやっぱり許せないんです。結局自分が

 

さて、私が償えることってなんでしょう?
あの記事を書いて、この日、この時間にこのタイトルにすると決めてずっと考えていました。
なんなんでしょうね。わかりません。

 

今だから 出来ること始めようよ

 

Aqours「Jump up HIGH!!」のフレーズが蘇ります。
いついかなる時でも使えそうなとてもありふれた歌詞。
だけど「今」を生きる自分には「今」しかできないことがあるはずだって。
今までの自分とAqoursの関わりという文脈で見れば、そう思わせてくれる力がある。

 

だから「今」書きました。
これが贖罪になるかは分からないし、いつ自分を許せるのかなんてもっと分からない。

贖罪って何?

 

だけど、衝撃的で苦しくて涙してハッとして後悔した"あの日"のことを忘れたくなくても忘れられない"あの日"にまた書きました。


2期7話「残された時間」は"興味なし"から"好き"に変わったとても特別な瞬間だったからこそ、
楽しかったり自分を高ぶらせてくれたAqoursのライブや楽曲の記憶より、
「なんで今まで気づかなかったのだろう」という後悔の念が強く残る。
そんな苦い記憶と共に再生されてしまう。

 

何をどうすれば自分が自分を許せるのか分からない。
いつも許してない訳ではないけれど、ふとラブライブ!サンシャイン!!のアニメを見返すと結構思ってしまう。「お前、これをどんな態度で見てたんだよ」って。

 

こんなことをブログに書いている時点で結局誰かに許してほしいのかもしれない。
甘えか?
一応独り言なんですけどね。

 

以上、重いお話でした。

これまでのラブライブ!関連記事を振り返った

おはこんばんちは。あしかです。

 

魂さん(@tamashiill)主催の「ラブライブログアワード2019」が始まりましたね。 

ishidamashii.hatenablog.com

 

現在はノミネート期間でこの"お祭り"に参加される方は「何を推薦しようかな?」と考えているところでしょう。

 

私がこのラブライブログ界隈に本格的に参戦したのは多分5th前後(6月)で、「以前の記事なんか読んだことねえ〜」って人も多いじゃないかなと。

 

まず、当ブログに該当記事は24記事あって、しかも私の記事は基本的に長いので、正直全部読んでもらうのは厳しいと思っています(他の人の読みたい記事とかもたくさんありますよね・・・)。

なので、厳選して推し度を3段階に分け、9記事に絞りました。

なんなら最初の3つだけでもいいです。

 

(モーションも考えたんですが、Twitterの紹介文がヘタクソすぎるのでやめました。記事あげる前にちゃんと考えて書いてくれ、私...)

 

目次から、目を引いたものを選んで読んでいただければいいかなと思いますが、今回は自分が読んで欲しい優先度順に厳選しました。自分なら前から読みますし。

長さ(だいたい何文字か)、記事の概要を載せた後に私の今の感想を書いてます。

 

(参考)長さの定義

長→7000字程度以上

中→4000字〜7000字程度

短→4000字以下

 

 

 

推し度高

ご報告:「動けば変わる」ということ。

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:長(12000字)

概要:現状が嫌だったけど変える勇気の無かった自分が、Aqoursの出会いにより転職を決意し、Aqoursに励まされながら転職できたというその過程と感謝を記した記事。

感想

大変自意識過剰ですが、自分を代表する記事はこれなのかなって。

この時の自分、"強すぎる”。なんなのこれ。

正直、辛い時期だったから書けたもので今のところ自分には二度と同じものが書けないと思います。

だからアワード前に手を加えようかなと思いましたが、やめました。

今まで書いた中では一番長いです。

でも、読んで欲しい。

 

最後の方に書いた過程と結果の話は本当に今でもそう思ってます。

「力を貰った」というのはとても簡単だけど、その力の存在を肯定するためにはやはり結果を出さなきゃいけなかったと思います。

 

あとこの記事を読むと他の記事はこれが前提になってると感じられる原点のような記事。

 

虹と紙飛行機〜Aqours 5th LoveLive! Next SPARKLING!!感想〜

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:長(8000字)

概要:5th LIVEのアンコールはどんな意味があったか?ライブにおける「Next SPARKLING!!」はどんな文脈のもとに披露されたか?最後に残る紙飛行機にはどんな意味があったか?を考えた記事。

感想

まず前提として私の中に「曲は与えられた文脈によって意味が変わる」という考え方があってそれが存分に出ている記事です。

自分の中では手応えがあってかなりのお気に入りです。

 

5th day2の帰り道、なんで「映画でいた二人はいなかったのに紙飛行機は残っていたんだろう?」とフォロワーと飲みに向かってる途中に考えて歩いてたら急に降ってきました。

 

虹の話は正直蛇足なんだけど、どうしても書きたかったんですよね。あれもライブの一要素だから。

やっぱり今も変わらず5thの感想は「良い/悪い」というより「美しい」ですね。

 

優木せつ菜と“好き”の話~優木せつ菜は理想の自分なのか?~

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:長(6500字)

概要:スクスタで得られた設定から"好き"を切り口に優木せつ菜とはどんな人物でどういうところが魅力か?を書いた記事。

感想

優木せつ菜という人物を「スクスタ分かんないけど虹には興味ある」って人から「スクスタをやってる人」まで読めるようにキャプチャをたくさん貼って丁寧に書きました。

 

ありがたいことに、ふぁぼ、リツイート、コメントを今までないくらいもらえたのが嬉しかった。

この記事には"伝えたかったメッセージ"が2つあるんですけど、どちらもコメントで見事に言い当てられていて「意図が伝わった!」と思って嬉しかった。

(勿論意図してないところのコメントもありがたいです)

Twitterの紹介文は下手なんですが、こうやって読まれると、どうも消しづらいので残してますw

 

推し度中

「10人目の夢を後押ししたい」

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:短(3000字)

概要逢田梨香子さんのデビューをきっかけに、おめでとうの気持ちとはっとした時の元気を与えられた言葉について書いた記事です。

感想

懐かしい。デビュー半年以上前か、本当にデビューが決まった時は驚きましたね。

生放送を近くのスーパーで聞いてたんですけど、すげえ泣いてた記憶があります。完全に不審者だ…

タイトルの言葉にははっとさせられました。逢田さん自身が夢を叶えられたから、こう言えるんじゃないかなと思うととっても良いなと思います。逢田さんから感じた力を活かしたいという決意も懐かしい。

 

7月8日 マリンメッセ福岡

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:中(4000字)

概要:3rd福岡公演の千秋楽から1周年記念に書いた記事。μ'sがいなくなった穴を埋め切れていなかったころの話。3rd福岡公演の「キセキヒカル」で「ラブライブ!サンシャイン!!」の凄さに気づいた私は何か動かないとと思い動いたこと、そして今振り返る。

感想

Aqoursファン歴1年を記念して、自己満足で書いたんですけど、予想外に(当社比では)ふぁぼりつをたくさん貰えました。ありがとうございます。

あの時、ネタバレを全く見ずに流れた「キセキヒカル」を見てこれが3rd LIVEの完成形、3rd LIVE "TOUR"なんだと思えて一気にAqoursに魅せられたきっかけだったので大事な記憶ではあります。

これがたくさん読まれたなんて不思議だなあ。どうやら他人にウケが良いらしいから優先度中です(は?)

 

楽曲紹介 第1回 μ's「HEART to HEART!」〜好きの力信じて〜

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:中(5000字)

概要:μ's「HEART to HEART!」の歌詞をスクフェスでの楽曲のストーリーを元に、歌詞の解説した記事。

感想

第2回はまだですか?

HEART to HEART!」にはスクフェスに誕生の過程を示すストーリーがあるんですよね。

それを元に穂乃果がどんなこと考えたんだろう?と考えたものです。

紹介している中では、唯一2018年に書いた記事でかなり古めなんで、今と作風が違うなと思いますね。でも結構お気に入り。当時の自分にしてはよく書いてる。

ブログのタイトルはこの曲の歌詞が元ネタですね(ってみんなわかってるか...)。

さらに言えば、ブログのアイコンは海未ちゃんのスクフェスACの「HEART to HEART!」衣装です。

 

推し度低

2期7話「残された時間」私の羽根が青くなる瞬間

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:中(4000字)

概要:2年前、2期7話を見たリアルタイムの記憶を出来る限り再現した記事。

感想

この記事は自分がいつか絶対書きたいと思っていて、いつぞやの眠れなくて深夜4時とかに書いた文章をアレンジしたものです。出来るだけリアルな当時の気持ちを再現できるよう心がけました。ただクオリティに納得は行ってないところもあったり。

特に意図してなかったんですが、「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンじゃない人に良い記事と言ってもらえたのは嬉しかった。てかびっくりした。

 

園田海未ちゃんお誕生日おめでとう2019

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:長(9500字)

概要:私の永遠の推しである園田海未ちゃんのどこが可愛いか穂乃果との関係性、その他を語った記事です。

感想

今見ると限界過激派ほのうみオタクみたいな記事ですね...笑う。

海未ちゃんと穂乃果の関係性ってとても好きで海未ちゃんは穂乃果をすごく信頼してるからこそ海未ちゃんは叱責するのです。

でもいざという時、穂乃果に強引に手を引かれたら拒まない。

そんな海未ちゃん可愛すぎ。

サムネは好きな海未ちゃんのシーンの一つです。

 

WATER BLUE NEW WORLD~叶わなくても、"変わる"~

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:短(2000字)

概要:2行の歌詞を取り上げ、その対比から「叶わない」と「変わる」を使った意味について探った記事。

感想

私の記事には珍しく前提をほぼ省いてるので、短めで読みやすいと思います。

やっぱり「WATER BLUE NEW WORLD」が一番好きなんだよなあと思います。

これも「痛みと救済」なんだよな。

 

推し度迷

正直これで十分だと思いますが、「他の読みたい人のも全部読んですげえ暇だよ!!!」って人がいればということで優先度低に入れるか迷ったものを記載しておきます。

 

Landing action Yeah!!〜鈴木愛奈と幕張公演〜

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:中(6500字)

概要:「Landing action Yeah!!」という曲の解説と鈴木愛奈と幕張公演という切り口でみた時の私の気持ちを書いた記事。

 

小林愛香1st Fan meeting「and PARTY!!」(昼公演)所感。

ashikaouou.hatenadiary.jp

長さ:短(3000字)

概要小林愛香さんのイベントとインタビューを通して、憧れと苦しみを感じとった話。

 

(参考)その他の記事一覧

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その他の記事一覧

 

おわりに

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全記事一覧

今回この記事を作るにあたって、全記事をまとめました。

 

まず作ってみて気づいたのはブログ始めてから13ヶ月連続ラブライブ!に関係する記事を書いていること。

どこかで途切れてると思ってたのでおお!やるじゃん!と思いました。

 

あと1記事の平均は5000字くらいで24記事なのでなんと総数12万字!

そんなに書いたのかと。そりゃあ飲み屋で延々ラブライブの話できるわな。

 

こうやって振り返るのもたまには良いですね。

アワードだからとか言わずまたたくさん書いたらやりたいですね。

 

記事が長いのは

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 (せつ菜ちゃん、オチに使ってごめんなさい)

 

手前味噌で恥ずかしいが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

一つでも良いからこれを機に読んでもらえたら嬉しいです!

推しのサインを手に入れた日(仮)

10月25日。

Twitterには書きましたけど、なんとキャリさんのサインを手に入れました!

 

 

さて、今回はその話です。

  

前回のあしかくん!

今年の7月、悲しい出来事がありました…。

 

 

運だからしょうがないんだけど悲しかった。

この話を夏織界隈の身内にしたら、「最初から全部買えばオタクと競わなくて良かったのでは?」と言われて、そんなこといっても所詮凡人平民の私には財力がないからな〜と思って流していました。

 

10月22日


アルマギアのCDフラゲ日なので夕方秋葉原に。
サイン入りポスターが抽選でもらえるということもあり、またイベント封入権があるので、ゲーマーズで買おうかなと思ってましたが、
お店に行っても見当たらず、売り切れ………。

 

予想外でした…。まじか…。

イベントとサインを付けるだけでこんな売れるのか…。

 

「TEMPEST」の時も秋葉原のサインの抽選付きのCDは発売日の仕事終わりには売り切れていましたね。

 

10月25日

秋葉原で再入荷という情報を手にし、行くサイン付きポスターはもう取られていると。

 

しかし、今回は自分も作戦がありました。

日曜にANIMAX MUSIX KOBE(石原夏織出演)があるため、
この日に関西(実家)に移動することは確定していました。

 

イベント申込権ついてるしどうせ多少買うならサインチャンスがある方がいいよなと思っていたので、関西で対象店舗ってないのかな?と事前に調べてみるとゲーマーズなんば店」の文字が。

 

これは...行ってみるしかない!!と思い、
新大阪で乗り換えて行ってみました。

ゲーマーズなんば店到着。

 

 

さて、まずお店の中を見ると割とすぐにアルマギアのCDを発見。10枚くらい。

そしてレジの近くでサインが残ってるか確認。
秋葉原と違って、当選済の紙は貼っておらず。

 

まずは店員さんに確認がてら一応「すいません、まだサインってありますか?」と聞きつつ、1枚購入。

 

「あります」と返事が。"時は来た"な...と。

 

イベントはド平日の東京だからもしかしたら大阪は捌けてないんじゃないか、と思っていたのですが、運良く残っていました。
いやぁ、遠くまでわざわざ来て良かった。

 

最初からイベントのために何枚か買うつもりだったので、1回目で当たったら逆にどうしたらいいんだwと思いつつガラガラを回したら案の定ハズレでした。

 

ん、まあこんなもんでしょ、と思いながら混んでいる店内からアルマギアのコーナーに行き、残りの枚数を確認。


ちゃんと見たら11枚でした。

よしよし、最悪あと11枚買えば当たるな!!!!

 

まずはイベント安全圏(適当)である5枚を追加で購入。

 

店員「CD5枚なので10回引いてください」

 

へぇ、CDは1枚で2回なのか!!!

あれ、なんで2回なの??

 

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<参加条件>

10月23日発売『アルマギア-Project-フォレストリンカーネーション - diva. Tia& Kera-」を購入で2回抽選、アルマギア関連グッズを1点購入で1回抽選できます

 

HA?..........グッズ?

CDを全部購入してもサインが手に入るとは限らないと気付いてしまいました。

 

そして11回(さっき1回しか回してないのを店員に申告しました)引いたけど当たらず。

 

ここら辺でだんだん、"嫌な予感"がしてくるんですよね。

 

 

 

このことが頭をよぎった瞬間、僕はまず周りを死ぬほど見回しました

混みあった店内。オタクたちが漫画なりCDなりを買っています。

 

しかし、アルマギア関連の商品を買っている人は……どうやら俺しかいないよう。

 

善は急げということで残っていた残りのCD(6枚)を全部購入しました。

しかし、当たらず。

 

というかこの店内さ、グッズなんてどこにもなくない?

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(※この画像は先ほどのゲーマーズツイッターから拝借しましたが、私が行った時点では白と黒のタオルはありませんでした) 

 

店員さんに「アルマギアのグッズってどこにあるんですか?」と聞いてみたら「アルマギアコーナーにあります」との返事が。

 

いや無かったんだけど……。

 

よく見てください。

 

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黄色の丸の部分に缶バッジの"伝票"がありました。

わかるかよwと思いつつ缶バッジの伝票をもっていくと、箱を渡されて、その中からランダムで缶バッジを引くスタイル。

 

まず4枚購入。

 

…当たらず。

 

しかし、缶バッジの箱は明らかに底が浅くそんなに数はない様子。

 

こ、これは...いける!!

 

もう一度伝票を取りに行って6枚購入。

 

…当たらず。

 

しかし、もう10個も入ってない。

 

レジの待機列を振り返ると、誰もいない。

 

しめたと、私は切り出す。

「あのー、すいません。後ろ誰もいないんでもう一回引いていいですか?残り全部でお願いします。

 

「残り全部でお願いします。」なんて初めて言ったわ。いうて5個だけど。

 

そして4個目で遂にA賞を表す金色の弾が……。

 

39口中、38口目にしてようやく手にしました。

 

手にしてから

 

本当に率直に言うと一番最初に感じたのは「やっちまった…どうしよう…」みたいなむなしい気持ちでした。

このくじにはA~C賞の3種類あって、C賞は外れで、B賞はサイン無しのポスターなんですよね。39口のうち20回くらいB賞を当ててしまったのです。ということは、自分の手には20枚のポスターがあります。


 

このザマである。

いくら親がオタク趣味を認めてくれていても、さすがに息子が20本のライトセイバーと12枚のCDを持って帰ってきたらドン引きでしょう

 

俺が親なら泣くよ😭

 

実家の位置は、なんばから三宮(明日のライブ会場)までの道のりからはだいぶ外れたところにあります。

 

そして帰りは新神戸から新幹線で帰ります。

するとどうすればいいか?という問いに導き出された答えは1つ。

 

三宮に荷物を置いてくること」でした。

 

ということでなんば→梅田→三宮と移動(遠い)。

 

電車の中では、

阪急電車にポスター20本持ったオタクいるんだけどwwww(盗撮画像)」みたいなのがTwitterに投稿されてないかビクビクして萎びたナメクジになって液状化してた。

 

特に何もなく三宮に到着。

三宮に荷物を置いていきました。

 

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絵面がヤバい。

というかこれ持って大阪地下鉄と阪急電車乗ってたのがヤバい。

仮に放置して、受け取り期限が過ぎてもし誰かがなんも知らず開けたら、完全に事案でしょう。

 

完全に不審者だし、入れてる時通報されて止められなくてよかった〜

 

おわりに

なんでこんなしょーもないことを記事にしたの、って?

 

ネタになるのもあるけど、そりゃあ嬉しかったからですよ。

 

この邪魔なポスターを置き終わってようやく落ちついて、ふつふつと湧いてくる喜び。

 

そっか、俺はキャリさんのサインを手にしたのか。

 

後で送られてくるみたいですが、それもまたどんなものが来るのかわからなくて楽しみで。

 

あともう一人がともりるってのもちょっと嬉しくって。ともりると言えばラブライブ!シリーズの優木せつ菜なんですよね。

せつ菜ちゃん好き好き侍としては、そこもちょっと嬉しい。

いや、あくまで付加要素ですけどね!?

 

こんなポスター貰っちゃうとさ、どうせなら「アルマギア」というコンテンツがビッグになってほしいなと思うようになっちゃうんですよね。

 

4thシングル「フォレストリンカーネーション」のポスター20枚持ってるの!?

やば、古参じゃん...!ケラ好きだからくれよみたいにならないかなぁって。

 

ならないかな。

 

ま、とりあえず"縁"を感じちゃったんだよね。

 

ライブがなかったらそもそも大阪にはいかないし、イベントが大阪でもやっていたら土曜日までは残っていなかっただろうし、もし同じことを考えているキャリさん好きなオタクがいたら前みたいに積み合いになって負けてたかもしれない。

 

とても当たり前のことなんだけど、そんな1つ1つの偶然の重なりどれがかけていてもサインを手にすることにならなかったなぁと思うと縁を感じちゃうし、ちょっとくらいは応援したいなと。

具体的にどんな形が応援なのかはよくわからないけど(そもそもアルマギアのことが良く分かっていない)、応援したい気持ちは持っておきたい。

 

あとゲーマーズなんばという地、人生で初めて声優さんのイベントに行った場所だったんですよね。

自分が高校生の時に、体育祭をサボって中原麻衣さんの握手会に行きました。

学校が神戸だったこともあって、大阪にはあまり行かなくてわざわざ「関西の秋葉原」と言われるなんばまで行く時はそんなに多くありませんでした。だから、行くときは毎回とても特別で楽しみでした。

 

そして十数年後初めて声優さんのサインを手にしたんだなあって。

そんな思い出の地の中に新しい記憶が刻まれていくのもなんだかいいなと思ったり。

 

そんなことを実家に帰るバスで思っていました。

 

くじ運は良くなかったけど、いい日でしたね。

 

家に帰るまでがサインを手に入れた日だよ、あしかくん。(ポスター欲しい人は喜んでもっていくのでお声がけください)

 

 

...とここまで書いてフェアの詳細をよく見て思ったんだけど、右下を見てください。

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 ※キャスト様のサインはお選びいただけません予めご了承ください。

 

 ※キャスト様のサインはお選びいただけません予めご了承ください。

 

え???待ってまじ???ん?????????

????????

 

次回へ続く。

 

(補足)

あくまでネタ記事なので、筆者自身はこの商法に怒りがあるとか批判したいとかそういう悪意はないです。

実際のところ楠木ともりさんを追ってみたい気持ちが多少あって、これが踏み出すきっかけになればいいかなと。

 

 

...ということでですね。

 

 

さあ抽選を待ちましょう。

ん、クレジットカード会社からメール?

 

 

これも"縁"なんだなあ…。