day1,2と一緒に書くつもりでしたが、あまりにday1が長くなってしまった(8000字弱)ので分けて書くことにしました。文才が無い...。
(12/30追記)
Aqours club出張所に行ったら撮影可能なAqours 4th liveの展示があったので写真を追加しました。
紅白
紅白決まりましたね。
NHKの生放送(シブヤノオト)で「恋になりたいAQUARIUM」を披露したり、12月の初週までしかファンミがなくて次は年始だったり、これは紅白のために開けてるんやな、むしろ何歌うんだろうとか言ってました。しかし、同じ枠の刀剣男子が当日の朝に事前リークがあったにも関わらず本当に発表になるまで一切情報がなかったので、まさか出ないの??と思って不安になってしまっていました。出て安心した。
ちなみに12月初週までしかないというのは嘘で12/15にAZALEA仙台のファンミがありました。よろしくお願いします。
あしかさん、自分が現地外れたイベントの存在を消すのは良くないですよ。反省としてライブビューイングの申込みを後でしておきます。
開演まで
前日物販が19時までで定時に帰ってギリギリくらいかなという感じでした。なので定時に帰りたいオーラを死ぬほど出してしまい、職場で周りから「そわそわしてる」とか謎のコメントをかけられながら定時にダッシュしました。実際気が気ではなかった。
後楽園に着くと見覚えのあるポスターが...
必死で写真を撮ってたら駅を通る女性に怪訝な目で見られました。
そして階段を登り東京ドームへ行くと...。
前日なのに人が多いなあと。
物販は閉店間際だからかガラガラで待ちはなしでした。一番ほしかった「Thank you,FRIENDS!!」のソロCDは売れ残ってたので買えました。あとはインタビューが載ってるということで4thのパンフレットも買いました。その他無駄に散財しました。
2日目の同行者のかーやさんに無駄に散財したって言ったら義務だからしょうがないと言われました。これは納税。
そして、当日。
1日目はスタンドのど真ん中の高さも真ん中席。
まず入った瞬間にびっくりしたのがステージが長いこと。
(Aqours CLUB出張所より撮影)
ちょっと分かりづらいですが、普通ならステージ→橋→ステージくらいですが今回はステージ→橋→ステージ→橋→ステージでした。そして一番奥のステージは自分の座席のかなり近くでした。画像でいうとステージがアリーナの一番後ろまで伸びてる感じ。
よく見ると、ステージのさらに手前にはオーケストラがいて驚きました。
開演
最初のOPでラブライブ!サンシャイン!!の音楽担当である加藤さんが指揮者となり生で「浦の星交響楽団」がBGMを演奏するというサプライズ。オーケストラはそこにいるから予想できたのですが、すごく迫力があり、最初から「凝ってるな〜」と思いました。
(ここからは原則、曲名を太字にして記載してます)
メインテーマである「Main Theme of lovelive!sunshine!!」を演奏した後メンバーがセンターステージ*1から登場。案外近い。「君のこころは輝いているかい?」「Step!ZERO to ONE」「恋になりたいAQUARIUM」を披露した後、コールアンドレスポンスへ。ふりりんとあいにゃがぶっぶーですわ形式で2回コーレスをやらせたりでコーラスがいつもと違うな〜と思ってたらありしゃがガチでコーレスを忘れて次のあいにゃのコーレスになって笑いました。
コーレスの後に「少女以上の恋がしたい」「青空Jumping Heart」をやった後幕間に。なお私はこのコーレスで既に足を負傷していたので死にそうでした。
「浦の星交響楽団」の生演奏でスクリーンはアニメ映像集を流す感じ。なんという贅沢。明日がアリーナということは分かっていたので、自分は幕間ではオーケストラをガン見してました。
その後は2年生の「決めたよHand in Hand」。生で聴くのは初めてですが、実は1期で1番好きな曲なので(ストーリーと絡めてではなく純粋に曲が)嬉しかったです。
普通に振り付けもいいなあと思いながら聞いていたのですが、
夢をかたちにしたくなったら
ひとりきりじゃなくて (wow wo!)
動き出したい 同じ気持ちの
仲間がほしくなる
この部分で自然と涙が出ました。この大舞台でアニメの始まりの曲であるこの曲、そしてこの大勢の「仲間」を手にした状態だと勝利の曲なんですよね〜。
この後は1年生曲の「Waku-Waku-Week」をセンターで、3年生曲の「G線上のシンデレラ」を手前のステージで。ようやく手前のステージが使われてテンションがあがりました。「G線上のシンデレラ」には2サビの後に「ダンスパーティーには衣装だけじゃなくて相手が必要なんじゃない?」ってセリフがあってそのセリフをいいながら移動。すると、センターステージには1年生が!!1年生が王子様役となって6人で歌うという展開に。初見なのでビックリしました。
ピアノの前に立つりきゃこが!こうなるとやる曲はたった一つ。
ああ、やはり先週1st流したのはそういうことだったのかと。客席一面が桜色になり、「りきゃこー!」「がんばれー!」のコールが会場内では響きわたる。1stのように千歌ちゃんと曜ちゃんとそれぞれ目を合わせる梨子ちゃん。1st day2の失敗を乗り越えてこの東京ドームという地でリベンジを果たすのだろうかなどど考えているうちに梨子ちゃんの伴奏と同時に、歌が始まる。「この時を待っていた〜」で、歌が終わり、梨子ちゃんのソロ伴奏が始まる。1stではここで伴奏が止まってしまった。リベンジが始まる。
いや、違う。そこにはピアノを弾かず泣き顔の逢田梨香子さんが立っている。だけど、1stでは止まっていたピアノの伴奏の音が止まらない。止まらないまま、千歌ちゃんと曜ちゃんが梨子ちゃんを迎え、センターステージにいた他のメンバーも奥のステージへ梨子ちゃんを迎えに行く。そして始まる梨子ちゃんのいない8人の「想いよひとつになれ」ではなく、センター桜内梨子Aqours”9人”の「想いよひとつになれ」が始まる。
...正直言うと1日目は(感極まって)涙を流した逢田さんの表情もあり最初は失敗したのかと思いました。しかし音楽は鳴り止まず、アニメ映像(8人)とマッチしない状態でライブは続けられました。あまりに訳わからず、自分は無心でブレードを振り続けていました。
意味がわかったのは逢田梨香子さんが、「この曲を9人で歌うのが夢で、無理をしてフォーメーションを変えてもらって、そして今その夢が叶った」というMCをした時でした。
次の曲が季節に合わせた曲というMCがあり「聖なる日の祈り」、そしてそれだけかと思いきや「ジングルベルが止まらない」まで披露して早めのハッピークリスマスに。
ジングルベルが止まらないで一旦メンバーは退場、また幕間生演奏を披露した後、流れた曲は「MY 舞☆TONIGHT」。3rdでも披露された曲ですが、衣装は初披露の楽曲でした。にゃーちゃんの短パンええなあとかあいきゃんの和服似合うなあとか思いながら見てました。その後「待ってて愛のうた」「未熟DREAMER」としっとり系が続き再び幕間生演奏へ。
幕間ではあの「起こそうキセキを!」のBGMと第2期12話のアニメーションと一緒に流れ、目の前に現れたのは曜ちゃんが船長の大きな船でした。多分高さ10mくらいはある綺麗な船から流れた曲は「We say ヨーソロー!!」「船が行くよ」という歌詞のある「MIRAI TICKET」でした。船が行くという歌を歌いながらの「MIRAI TICKET」、これぞまさに「Sailing to the Sunshine」ですね。1曲を通して船が奥のステージから手前のステージへ。
(Aqours CLUB出張所の撮影可能スペースから。通称Aqours ship)
手前のステージに来たということはオーケストラの前へ。「起こそうキセキを!」やその他「キセキヒカル」のメロディを散りばめた幕間曲を演奏しておりもしや...と思いましたが、流れた曲は案の定「キセキヒカル」(オーケストラ ver)でした。
「キセキヒカル」に大しては強い思いがあり、ラブライブ!サンシャイン!!を貫くテーマとして欠かせない曲であると思っている私ですが、(福岡day2公演の記事参照)
この扱いには非常に驚きました。「キセキヒカル」の美しさは何気なく聞いてるBGMが「曲」に変わる瞬間だと思っている*2ので集大成となるライブでそれを体現してくるとは思いませんでした。キセキヒカルが始まった瞬間、動揺しすぎてマジで声にならない声を発してしまいました。
福岡では流れた時は流れたという事実が強すぎて記憶がなかったのですが、この曲振り付けかっこいいんだよなあ。むちゃくちゃキマってるんですよね。
「起こそうキセキを!」と「キセキヒカル」
幕間の「起こそうキセキを!」はかなり力強い曲でそれこそ「奇跡を起こしたいんだ!」という願いの強さが感じられる曲でした。それに対して「キセキヒカル」という曲は静かに過去を振り返る歌です。
「キセキヒカル」には「次」や「未来」といった言葉は出てきません。つまり「キセキヒカル」というのは「過去を振り返る歌」なのです。
18/11/7 「Aqoours 3rd live感想Part2~福岡day2とキセキヒカル~」より
実際に奇跡が起こった(と認識した)後には「キセキヒカル」の歌詞ではこう歌っています。
キセキが起こったね 本当に
セリフにするならば「奇跡が起こったね...本当に...!」と「奇跡が起こったんだ!!!やった!!!」と跳ねて喜ぶというより感慨深さを感じている曲なのだなと改めて思いました。奇跡を起こしたい!と思う時は強くあらないといけないですが、実際に奇跡が起こった時Aqoursの9人がとった反応は「ああ、奇跡が起こったのだ」とその奇跡を噛みしめ、あの頃の僕らに優しく語りかけるのです*32つの曲の関係性が改めて見えたと思います。
そしてAqoursシップのMCの後センターステージに戻り、「ここでゲストが登場です!」のコール、Aqoursのライブでゲストといえばこの人しかいません。Saint snowです。ここで会場のボルテージは最高潮に。やる曲は一つしかありません。「Awaken the power」。サンシャイン!!のなかでは一番盛り上がるであろう曲、そして予想外の聖雪登場にむちゃくちゃ興奮しました。田野アサミさんが夏頃に体調を崩されたと聞いていたので非常に心配していましたが*4、元気な姿を見れて嬉しかったです。
Saint Snowではあさみん(とひなひな)らしい素晴らしいMCをしてくれた後、感謝の気持ちをということで「No.10」、そして最後の曲として「ユメ語るよりユメ歌おう」で一旦締め。
アンコールは今や恒例の「Aqoursコール」をして、「未来の僕らは知ってるよ」で再登場。そして次に流れた曲が2期最終回の曲である
「WONDERFUL STORIES」
これも「ラブライブ!サンシャイン!!」を表すのには欠かせない曲で自分の中でも思い入れの強い曲で高まっていたのですが、2番と最後のサビの間に突然、千歌ちゃんがアップされ、喋り始めます。
わかった。
私が探していた輝き…私たちの輝き。
あがいてあがいてあがきまくって…やっと分かった!
…最初からあったんだ!
初めて見たあの時から…
何もかも一歩一歩、私たちが過ごした時間のすべてが、それが輝きだったんだ!
探していた私たちの、輝きだったんだ!
アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」第2期13話挿入歌「WONDERFUL STORIES」より
これ聞いた瞬間、「ラブライブ!サンシャイン!!」の全てを思い出し泣きました。本当に「ラブライブ!サンシャイン!!」ですね。
このセリフは3rdのラストではみんなで歌おうというコンセプトだったためか、セリフはなかったはずですが、まさかここで回収してくるとはという感じです。
MCに入りヨハネの魔法の力で(?)チャイムの音が鳴ります。ライブでチャイムの音が鳴ると告知の時間です。
映画の詳細情報
映画の最新情報として90秒版のアニメが流れます。
「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」劇場本予告(90秒ver.) - YouTube
「新しい学校に行ってもAqoursを続けていく…」
んんん????
僕はここで確信しました。これからもAqoursは続いていくのだな、と。
初代は紅白に出て、東京ドームで解散していかにアニメの話もそうですが美しく終わるかが一つのテーマでした。ということでAqoursにも「東京ドームに出たし紅白やるし、映画もやるし次でライブが最後かな」ということを述べる人もいました。けれど、この映画の存在によってその疑念を一気に打ち崩してくれました(ちなみに僕は続くと信じていました)。それがすごく嬉しかった。初代をなぞるのがAqoursではない、AqoursはAqoursなりの道を見つけたというのを青くなった羽の話(2期7,12,13話)や2期7話で示してくれていたので、その通りになったなと。
また改めて皆さんにご報告したいとのことで、
紅白出演決定の演出が。めでたい。
最後のMC
東京ドームへの思いや会場の大きさ初代のライブを見たときの衝撃を語るメンバーが多い中、自分の中で強く印象に残っているのがきんちゃんのMC。
「今日はこんなにたくさんの人が喜びを共有しているのにまだまだAqoursのことを知らない人がたくさんいる、それが悔しい」
東京ドームで公演をやり紅白が決まったという事実がありながら、敢えてこういう言葉を選んでくるきんちゃんも凄いし、ああ確かにそうだなと思いました。この公演で終わらないからこそ、これからもあるからこそ次に向けて出て来る言葉なんだと思います。
Aqoursのメンバー自身やスタッフが広報することも重要ですが、我々にもできることがあるはずだと思いました。
あとはりきゃこ。
「今こうやって東京ドームにいるなんて、10年前は想像もしていなかった。夢に向かって諦めないで進んでいけば仲間が出来て夢は叶う」*5
これ、先ほど引用した「決めたよHand in Hand」の歌詞が入ってるんですよね。りかこはこんな気持ちで歌っていたのかと思うと…。
最後は「みんなで歌いましょう」とあんちゃんがMCして「Thank you,FRIENDS!!」で締め。ソロパートはシーンとしてて歌っていなかったので優秀でしたね。
ここからは感じたことを書きます。
「演出」「解釈」「役割」の3つです。
演出
気合いの入り方が凄い。ものすごくお金かかってるなー、と思いました。普通に同じ曲をやるとマンネリするような気がしますが、サプライズを大事にしていると思いました。実際色々なところに驚かされました。オーケストラなんて少なくとも自分には全く予想できないものでした。
演出も今までになく気合いが入ってました。書いてませんがアニメで花火(火?)が出るところはちゃんと火が出てます(「MY 舞☆TONIGHT」、「未熟DREAMER」)。
また、僕が評価したいのは、そういった派手な演出だけでなく東京ドームという遠すぎて何も見えない「死席」の多い場所だからこそのきめ細やかな配慮を感じられたのも高評価でした。
スタンド(の中では良席でしたが)の人間にもちゃんと見えるよう、東京ドームという広い舞台でいかにして遠い席の人にも近く見てもらうかを考えていたのではと思います。
トロッコはほぼアリーナ全体を駆け巡り、ステージは端から端まであり、さらには巨大な立体の船を使って(画像は載せられないのでAqours shipとかで検索してください)2階席に高さを近づけようという高さへのの配慮までも感じられました。*6
解釈
まず、「キセキヒカル」という、たかが2期7巻のBDのおまけCDの1曲を運営がとても大事にしてくれるということが分かったのがすごく嬉しかったです。
「キセキヒカル」のメロディーは「起こそうキセキを!」に限らずアニメのあらゆるBGMに散りばめられています。それらが「キセキヒカル」の一部だと気付いてアニメを見るとまた見方が変わって来るというのも面白いですし、3rd liveにとどまらず4th liveでもある意味同じことをやってきたというのが運営の意図、そして私の考える「ラブライブ!サンシャイン!!」とまるで同じということを共有できて嬉しかったです。
もう一つ、これからの方向性について、映画のあらすじの場面がすごく嬉しかったです。終わりにすることを決めた初代と違って続けることから始まる物語というあらすじ、これはAqoursはしばらく続くよというメッセージ*7で、「WONDERFUL STORIES」で歌われている「次のDreaming days」な訳です。このことが嬉しくてしょうがなかった。
運営は無数の価値の違うファンの中からある程度方向性を定めなければならず、批判されることが多い損な立ち回りですが(それが仕事ですけどね)、運営に対して気持ちが同じだなと感じてます。やっぱり君と繋がってる嬉しいな〜
役割
最後に書いたきんちゃんのMCを再掲します。
今日はこんなにたくさんの人が喜びを共有しているのにまだまだAqoursのことを知らない人がたくさんいる、それが悔しい
さっきも少し書きましたが、Aqoursに対して我々が出来ることは何だろう?と考えてしまいました。
シンプルな話ですが、ファンとして好きの気持ちを表現すること、つまりは「Aqoursはいいぞ!」と声にすることかなと思います。それでもしAqoursにラブライブ!サンシャイン!!に興味を持ってくれたら嬉しいなと思います。自分も声を大にして「ラブライブ!サンシャイン!!」が好きだということ、そしてその魅力をこれから伝えていけたらなと思います。それがファンの役割だと思いました。
特にラブライブ!サンシャイン!!を見たことがないのにこの記事を読んだ奇特なあなた!今日公式からこんな発表がありました。
是非見ましょう。
1期から続けて2期を見れる時代にハマれるのはすごく幸せなことだと思います(1期で一度他界してしまった人間より)。
初代は3話まで見て欲しいと言えるので勧めやすいんですけど、サンシャイン!!の方は欲を言えば、20話まで見て欲しいといいたくなっちゃうから勧めづらいのはあるんですけど。
day2に続く。