"好き"の力信じて

"好き"の話をします。ラブライブ!、石原夏織、アニメなど。

石原夏織1st LIVE TOUR「Face to FACE」を通して。

1月から行われた石原夏織さんの1st LIVE TOUR、楽しかったですね。楽しかった、だけなら楽しかった~(おしまい)で良いのですが、そうじゃなかったのでまたこんなクソ長いブログを書いています。

 

最初に言っておくと、自分の中で石原夏織さんは"声優推しの原点"で、あの時の"推したい"って気持ちは決して間違いではなかったと思わせてくれるライブでした。

そしてまた、「Face to Face」という曲がより強くそういう気持ちにさせてくれました。

 

今回は僕がなんで石原さん推しになったか?「Face to Face」という曲の話を踏まえ、そしてライブに臨んで何を感じ取ったか?という話をしたいと思います。

 

 

1.石原夏織さんとの出会い

石原夏織さんとの出会いの話は昔書いたのですが、改めてかいつまんで書かせていただきます。

もし気になれば、詳細はこちら読んでください。
(拙いなあと思いつつ)今読んでも「そうだよな」とは思わされます。

ashikaouou.hatenadiary.jp

 

 

僕が石原夏織さんを推したいって思った時期は、「ゆいかおり活動休止(2017年4月)からソロデビュー発表(2017年12月)の間の2017年秋頃」というかなり奇特な時期でした。

この時のEventernoteなどを見ると分かりますけど、2017年の2月のゆいかおり「Starlight Link」公演から7月の東京ドールズのイベントまで5ヶ月間イベント類に出演していないです。
この時期は活動がかなり薄い時期だっといえるでしょう。

いやいや、事務所の移籍もあったとはいえ、今そんなことされたら普通に死んじゃうわ。

 

この人なんでそんな時期にキャリさん推しになったのか?と疑問に思うと思います。

 

以前から、ゆいかおり(石原夏織)に興味はかなりあって(結局ファイナルシングルになってしまった)「Promise You!!」(2016年8月)は当時ゆいかおりで初めて買ったCDでした。

2015年に存在を知り曲から入り、シングル曲を追うようになり、遂にCDを買うと少しずつ段階を踏んでいきました。次はイベントに行くフェーズだったような気がします。でもイベントやライブに行くに至らず「なんかライブやってたのか!次こそは...!」と思っていた時にされた発表が活動休止でした。

 

なんだかなと思いながら、活動休止から少しして出たベストアルバムに入っていたPVを見ていました。
楽曲、歌声、パフォーマンス、どれをとっても凄く魅力的で、やっぱり好きなんだわと思わされました。

今考えても気が狂ってると思いますけど、2017年の秋頃、15曲くらいあるPVを最初から最後まで仕事に帰ってから毎日見ていました。ひどい時は1日2周してました。

 

ただ、この時にはすでにその自分が魅せられている「ゆいかおり石原夏織」という存在はもはや存在しない幻影でしかなく、その幻に魅せられれば魅せられるほど、襲ってくるのは会う機会を逃し続けてきた虚無感でした。

 

「何故ゆいかおりのライブに行かなかったか?」

Promise You!!だってリリースイベント券がついていたし、Starlight Linkの申し込みくらいできたでしょ。その"たった一歩"を一度でも踏み出せていればこの虚無感と後悔は和らいだのだろうと思いました。

 

もう一つ、キャリさんについてサーチをしていたら、
このブログ読んでる人にはお馴染みですが、こんなインタビューを見かけました。

 

 

thetv.jp

 

――今後の仕事で、やってみたい事ってありますか?

石原:(中略)あとは、また機会があれば歌を歌ったりとか。ライブ自体すごく好きだったので、そういうのにも挑戦してみたいですし。もっとみんなと楽しい事ができたらいいなって。

 

本当にキャリさんのことを何も知らなかった 自分は「ああ、また歌いたいんだ」って思いました。

最初、僕が石原夏織さんのことを良いなと思ったきっかけは「歌」だったのでそれがすごく嬉しくて。

今はないけれど、ユニットでもなんでもいいから、歌う機会があれば、絶対応援したい。

 

今の自分のこの気持ちを体現するならどうすればいいだろう?
今自分ができることとは何だろうか?
答えはたった一つでした。

 

今しかないものに会いに行く大切さ」を教えてくれ、自分の推し(好きなアーティストくらいの意です)に対する姿勢を変えたのは間違いなくキャリさんとの出会いでした。

(中略)

これから会える機会というのは限られてるかもしれない、突然応援していたものが消えるかもしれないから出来る限りイベントには参加しようということを思いました。毎日ブログをチェックして出演情報がないか確認してた。そんな中見つけたのが去年12月にあった「まんなかあいらんど」というラジオの公録でした。

 

石原夏織と推し感より

 

こうして僕は声優さん(ゲスト)目当てでイベントに行くのでした。

 

声優さんは決して永遠ではないという危機感、
だからこそ今応援したいんだという気持ち。


その2つから、自分の中に初めて"推したい声優"という概念が生まれました。それが石原夏織さんでした。

 

まぁ、「まんなかあいらんど」のゲスト出演の数週間後*1にソロデビューと冠ソロラジオとTwitter開設が決まるのでこの危機感は結局杞憂に終わるのですが。。

 

 

以上が昔話です。

 

石原夏織さんがいなければ、ユニットの活動休止がなければ、石原さんの活動がほとんど無くて希少じゃなければ、ひょっとしたらライブやイベント自体に行くことなんてなかったかもと時々思います。

応援し始めた当時の後悔と虚無感、そして情報が週1回未満のブログの更新しか情報がなかったことを今の恵まれた現状を考えて思い出すとすごくゾッとしますね。

今やTwitterどころかInstagramもあるのに。

 

2.楽曲「Face to Face」

一番好きなキャリさんの曲は「Ray Rule」と常日頃言ってますけど、「Face to Face」に比肩するくらい好きな曲になってしまいました。それは"ノスタルジー"を感じるからです。

 

2-1.千葉大学トークショーでの2つの驚き

2019年11月の千葉大学でのトークショーのこと。

めちゃめちゃ楽しかったのですが、二つ驚いたことがありました。

 

まず一つ目。

私は3列目に座っていたのですが、凄く距離が近くてとても良かったです。最前なんて本当に3mとかだったんじゃないかなあ。内容も楽しくていいイベントだったなって。

 

距離についてはいつもこんなもんだろうと思っていたのですが、その後のラジオで驚きの事実が明かされました。どうやら主催者側は当初最前の位置をもっと後ろにしていたらしく、その配置を見たキャリさんが「うちのファンなら大丈夫だから!」と座席を前にずらしてもらうようお願いした結果、席がすごく近かったという話でした。

 

彼女は割と「ファンのみんなが...」と言ってくれてとても嬉しいのですが、嫌な人間なので、「思ってない訳ではないと思うけど、5mmくらいはリップサービスだったりしない?」と思ってしまうのです。


これマジのやつだ...」と、彼女のファンへの信頼感の厚さに驚くばかりでした。

 

二つ目。

ちょうど「Face to Face」の発売時期のトークショーでその話題になった時、「(Face to Faceは)名盤だと思います!」と自信満々に言われてたんですよね。

確かに「Face to Face」にはその自信に違わないくらいの高いクオリティの3曲が揃っているのですが、自分で言うとはと...。キャリさんが普段あんまり言わなそうな言葉だなと思ったのでめちゃくちゃ驚きました。

 

その時、本当に今の自分の活動に満足されているんだって感じて凄く嬉しくなったのを今でも覚えてます。

この日のキャリさんは全体的に自信に満ち溢れていて熱かったです。
そんな個人的には珍しい姿を見られて、このイベントの満足度はめちゃ高かった。

 

2-2.「Face to Face」に感じる"ノスタルジー

きっかけは同じく千葉大学トークショーで言われていた話でした。

・当初はカップリングの「Taste of Marmalade」が表題曲だったが敢えて外した

新しいファンの方には新しさ、以前からのファンの方には懐かしさを感じて欲しい曲

の2つでした。

 

1.表題曲

確かにデビューシングルの「Blooming Flower」以降のシングル曲、リード曲は「Ray Rule」「Singularity Point」「TEMPEST」と全てクールなダンスチューンだったんですよね。今回のカップリングの「Taste of Marmalade」もクールな曲で、そういう方向を敢えて外してこちらを選んだということです。

 


石原夏織 1st LIVE「Sunny Spot Story」Blu-ray&DVD 「Ray Rule」short ver.

↑一例として、僕の一番大好きな曲「Ray Rule」

 

正直、最初「Face to Face」聞いた時、「これ、『高いBlooming Flower』じゃん!?」って思いました。どちらもサビ始まりなので10秒くらい聞いてみてください。

 

(Blooming Flower)


石原夏織 1st Single 「Blooming Flower」MV short ver.

 

(Face to Face)


石原夏織 4th Single 「Face to Face」MV short ver.

 

最初はなんで「Taste of Marmalade」じゃなくてこっちがメインなの?って思いました。

 

(以下、こちらのインタビューを引用させていただきます)

www.animatetimes.com

 

――悩み抜いた上で「Face to Face」が表題曲になったと。

石原:はい。アーティストデビューしていろいろな曲を歌わせていただきましたが、いわゆる王道的な曲はたぶん1stシングルの「Blooming Flower」以降作ってなかったんです。なので、あえて今回は「Blooming Flower」に近いこの曲を表題にするのがいいんじゃないかとなりました。

もともとは2曲目の「Taste of Marmalade」が表題曲になる予定だったんです。でも、これまで格好いい曲が続いていたので、そろそろ違った一面をもう一度出したいよねって。結果的にはすごくいい並びになったと思います。

 

2.懐かしさ

「懐かしさ」を示すのが本当にソロの最初なのかは分かりませんが、僕は勝手にそう思ってます。
というより、それが正しいかじゃなくてこの曲を聞いていると、僕がずっと見てきた"彼女のこれまで"を思い出せられて自然とノスタルジーに浸ってしまうのです。

 

――すごい成長ですね。

石原:「Blooming Flower」って当時の私にリンクしているというか、新しいことを始める時に不安でちょっと尻込みしている人の背中を押す曲なんです。「自信がないけど頑張ろう」と思っていたスタートダッシュから、今回はそこを飛び抜けて「早くみんなに会いたい」と前向きになった気持ちをのせています。自分自身も歌詞も一歩成長しているんじゃないかなと感じますね。

 

このインタビューにもありますが、「Blooming Flower」の当時のインタビューで「共感するフレーズは?」と言われたら、「躓かずにうまくいくときは いつも不安になってしまう もっと自信が欲しい」というフレーズを挙げていました。そんな後ろ向きだった彼女が「会いたくて 会いたくて その気持ち止められない*2」と前向きな気持ちを持ってくれるようになったことがすごく嬉しくて。

 

この曲を聞いていると、自分が"推したい"と思ったあの時から今までのことが脳裏を駆け巡ってしまいます。
この「Face to Face」の"ノスタルジー"は原点の「Blooming Flower」があってこそでそこからの変化を感じられる曲だよなと思います。

 

どうも以前からキャリさんはちょっと控えめで奥ゆかしい印象でしたが(いやそこが可愛らしいんですけどね)、最近は特にソロの場においてどんどん前に出てくれている気がしています。

 

それは僕が知らなかったキャリさんなだけかもしれないし、ソロ活動を経てキャリさんが変わったことなのかもしれません。
それはわからないけれど、推していて2年以上経っていても、意外と知らないことってたくさんあるものだなと思わされました。

 

ソロ活動で得た"自信"を感じる曲なんですよね。 

 

先日の「Face to Face」をライブで聞いた時は、とても明るく楽しい曲なのに、これまでの推していた日々を思い出して跳ねてる途中にめちゃくちゃエモーショナルになって感極まってしまっていた。

 

3.1st LIVE TOUR「Face to FACE」

3-1.大阪公演

アンコール「♮Melody」でのこと。

アンコールのセットリストはMC(だいたい泣く)→虹のソルフェージュ→♮Melodyでした。
「♮Melody」はエモい曲なので、イントロが流れ始めた時点で棒立ちしてしまいました。

 

ただでさえ棒立ちしているのに、歌っている途中で舞台から単身で降りてきました。 

 

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「♮Melody」での会場での移動の様子(■の部分では1コーラス分くらい止まっています)

*3

 

いやいやいや、待って待って。

石原さん、声優・アーティスト・アイドルですよ?


「信頼」は簡単に壊れてしまうものです。

レーベルとして、事務所としてもし“何か”があってからでは遅いはずです。

憶測でしかないですが、これは「キャリさんがこの演出をお願いしたんじゃないか?」と思ってしまいます。


千葉大学の時のイベントでもそうでしたが、彼女が「ファンのことを信頼している」と言われているのは本当なのだなとまた感じさせられてしまいました。

 

大阪はめちゃ後ろ(後ろから5列目くらい)だったので僕自身には大した恩恵は無かったのですが、大阪公演ではこの演出に全てを持っていかれました。

 

東京公演ではコロナの影響でやらなかったのは仕方がないですが、残念でしたね。

まあ、推しがコロナになる方が1000倍辛いから大丈夫ですけどね。

 

3-2.東京公演まで

「諸事情」で名古屋に行かなかった故に1ヶ月半空いてしまいました。

ものすごく楽しみで、1週間前からは死ぬほど待ちわびていました。

 

正直ライブって普段は「変な演出にされたらどうしよう」とか期待値が高いほど不安になるから逆に曲を聞かなかったりするんですけど、キャリさんには本当に不安がない

それはあまりにアーティストとしてのその実力を信頼しすぎているから

1st LIVEの時も歌については何の心配もしていませんでした。

 

とはいえ、セトリはどうなるんだろうなとか何か発表あるのかなとか考えてはいました。
千秋楽ということもあり、今後のあり方については発表されるだろうと予想していました。
特に発表については不安があって、大阪公演の時に購入したパンフレット言われていたことを思い出しました。

 

(※概要です)

―2018年末の1st Liveの後、2019年はどのように過ごされていましたか?

年末の1st Liveが仕事納めで、年始は家でゆっくりしていました。
声優としては仕事があったので楽しくは過ごしていましたけれど、(7月発売の)「TEMPEST」まではアーティストとしての大きな活動がないと分かっていたのでなんだか寂しいなあって…。

 

1st Live Tour「Face to Face」パンフレットより

 

僕が応援したいと思ったきっかけである「歌いたい」という気持ちは今もかなり強く持ち続けているのにその機会が与えられなかったのかと少し歯がゆく感じてしまいました。

昨年も1st Liveでの告知はBD/DVDの発売だけだったので、

「今回も告知がBDの発売しかなったらどうしよう」と思いました。

そこが一番の不安でした。

 

その時は「このライブはアニメロが協賛してる*4し、今年もアニサマに出演するのでは。アニサマに出演するためには1枚シングルが欲しくいとするとTEMPESTみたいに時期に夏クールのアニメの主題歌を...」なんて無理やりな考えで不安を打ち消していました。

 

3-3.東京公演(Clover wish)

ほぼ同じセットリストなので、Clover wishの話で。

 

セットリストは大阪/名古屋の可変枠を一枠ずつ変更して(Sunny Youやってほしかった…)大きくは変わらず。

 

カバー枠のパートでは「私を懐かしい気持ちにさせてくれる…」と始まったので「昔の曲かな?」と構えたのですが、『推し武道』のOP「Clover wish」でした。

 

正直かなりびっくりしていました。
確かに主役級ではありますけど、セリフが多いわけでもない。
でも言われてみれば、わざわざ毎週よろしくねとTwitterで言ってる気がします。

 

アンコールのMCはこんな感じでした。

 

『推し武道』を見ているとCDが出る前のファンが10人もいない頃を思い出して、すごく共感します。

それからみんながどんなところで知ってくれたかは全員は把握できないけれど、いろいろなきっかけで知ってくれて、『推し武道』のアニメでもあったけど自分の貴重なお金を使って私に会いに来てくれて…。「Face to FACE」の最後に歌うならこの曲なんじゃないかと思いました。

これからも推しててよかったと思えるくらい、自慢に思ってもらえるアーティストになれるように頑張ります。

 

アンコールのMCより

 

これを言われた時「既に誇っているし、推しててよかったと思ってますよ」としか思えませんでした。

 

じゃあ何を誇ってるのか?って話ですね。

何度でも言いますが、アーティスト・石原夏織さんの魅力の一番は生歌とダンスのハイブリッドですよね。

 

生歌が踊ってるのにうますぎる。初めて行った歌イベント*5の時、「声優さんってみんなこんな歌うまいんですか…?(※そんな訳がないです)」って思ってしまいました。

歌う上でダンスって多分デバフだと思うんですけど、彼女の場合はデバフであるように感じない。ダンスも持ち前のスタイルの良さとテクニックを活かして魅せてくれる。

 

そして、そのかっこいいダンスチューンをメインの軸として持ちながら、「empathy」や「虹のソルフェージュ」のような優しいバラード系の曲から「CREATION×CREATION」や「ポペラ・ホリカ」のような盛り上がるアップテンポな曲までどんな曲でも歌いこなす器用さもあります。

  

そして、アーティストのパフォーマンスに限らず、その実直な姿勢と普段のぐへぐへして「エクスペリエンスラジオ」*6を噛みまくる緩み切った感じも可愛らしい。まぁ、何もかもが魅力的で。

 

"推す"とは"推薦"の"推"のはずで、"誇り"だからこそ"推し"だと思うし、逆に"誇れない"、"薦められない"ならばそれは"推し"じゃないと思っています。

 

教えたい君の存在を
こんなにも素晴らしいんだって
私の不安も消えてしまう
神様も知らない Clover wish

『推しが武道館にいってくれたら死ぬ』OP「Clover wish」

3-4.終演後

 アンコールのMCでは告知がありました。

 

 

 

この告知は1st LIVEとまったく同じでした。

ライブから4か月でBD/DVDが出る点も全く一緒。

嫌な予感は的中してしまいました。


しかし、この日の僕は非常に諦めが悪く、なんならキャリさんがはけた後(今までの演出的にあんまり考えられないですが)、終演のアナウンスが出るまでずっと何か他に告知があるのではないかと期待していました。

 

他の告知はありませんでした。

素直に寂しいなと思いました。

 

「推し武道」の6話じゃないけれど、「結果」をファン(自分)のせいにするのは決して合理的ではありません。ファンのできることなんてしれている。

分かっているんだけど、「もっと出来ることはなかっただろうか?」と思ってしまう。

そう思ってしまって、閉演後の物販では既に持ってるCD(2000円ごとにポスターが貰えます)を6000円分くらい買ってしまいました。

 

 ...いや、会える機会なら「推し武道」や「マギレコ」でのイベントの出演が決まっています。アニメ映画も主役が2つ決まっているから声だって聞けるし、それ関連でイベントが何かあるかも。さらにBD/DVDのお渡し会もまずあるでしょうね。

アニメ出演やイベントに限らず、単独の冠ラジオも毎週放送されてるし、はっきり言って恵まれているのは分かってる。

それは「"応援したいな"って思ったあの時」と比べてもずっとずっと。

 

...なんだか当初に比べて随分欲深くなってしまったなと思います。

 

この欲求は裏を返せば、それくらいもっと歌ってくれる機会を渇望して、期待しているってことなんです。

やっぱり凄く素敵なライブだったし、素敵な人だなと感じちゃったからなんです。

改めて推してて良かったなって思い、だから「もっと先を見せてほしいんだ」って強く思っちゃったってことなんです。

 

その空白が昔のようにいつ来るのかわからない「次」を待たなければいけない訳では決して無いってことが分かっていても、

やっぱり多くを願ってしまうし、無いとわかると寂しい。

そしてちょっと怖い。

何より出来るなら、推しに「活動がなくて寂しい」なんて思わせたくない*7

 

いや、現時点で発表がないというだけでもう次の展開は存在するんだと思います。知らないだけで。

それでも発表がなかったことは寂しいです。

 

他の声優としてのイベントで紛らわすことのできない寂しさを感じる理由は、やっぱり歌い踊るアーティストの石原夏織さんの活動が一番好きだし、その気持ちが自分の原点であることに変わりはないからです。

 

「今」の石原夏織さんが好きでこうやってライブに来ているしこれからも追い続けるしかないんだよなと推し始めた当時の気持ちを思い返させられたライブでした。

 

彼女の着地点は正直分かりません。

ただ、先のアニメイトのインタビューでは「アリーナツアーをやってみたい」と言っていましたね。

 

――ツアー以降の野望として、ここに立ってみたいという場所はありますか?

石原:「アニサマ」でも思ったんですが、アリーナに立たせていただくのはすごく気持ちがいいんです。でも、あの規模の会場は経験が少ないからどうしても緊張してしまって。緊張せずに全身で楽しんでいるのを見せたいなと思っているので、"アリーナツアー"をやってみたいです!

――大きく出ましたね。武道館よりも先にアリーナツアーとは。

石原:夢は大きく!(笑) みんなで行けたらいいな。

 

本当にできないことなら言わなそうだな*8と思うので、彼女が望むなら叶ってほしいと思います。

1オタクとしてできることは叶うよう応援するために最善を尽くす、ただそれだけ。

 

4.おわりに

とても楽しく、推してて良かったと思い、そしてちょっと懐かしいライブでした。

 

さて、告知の話で複雑な気持ちを抱えながら迎えた次の日でした。

夏織さんのブログが更新されました。

 

ameblo.jp

 

幸せです

 

僕に必要だったのはこの一言だったのかもしれません。

矛盾しているのですが、キャリさんが「幸せです」って言ってくれるなら、「僕ももういいや...」と思わされてしまいました。チョロい。

 

(昨年のライブでもそうですが)推しが自信を持ってくれてる時、幸せですって言ってくれる時に「推しててよかった」という「推し甲斐」って感じるもので。

 

能力面が高いアーティストは他にもいらっしゃるかもしれないですが、自分の中での「推したい気持ち」、「応援したいという気持ち」は能力の高さに加えこのような「推し甲斐」にも大きく依るものだと思います。

 

「推し事」って所詮は自己満足なんです。

相手の本当に考えていることなんて分からない。普通の周りの人間ですら分からんのに、ましてやファンが4桁いるような声優さんですよ。遠すぎる。分かるわけがない。

普段は分からないからこそ、その自己満足を満たしてくれるのは、何か推しの「幸せ」にプラスに寄与していると感じられる時なんです。だから「幸せです」なんて言われた日にはもう...ということです。

 

まあ、「幸せです」と言ってくれているくらいなのだから、そんなに未来は暗くないよね。

そう、思うことにしています。

 

最後に。

石原夏織さん、

ずーーっと前から貴方は僕が誇っている自慢の「推し」です。

このライブで強く思えたし、「推し」で良かったと思いました。

飽きっぽい自分だけど、これからも推し続けたいです。

楽しいライブありがとうございました!

 

あしか

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*1:12月3日のイベントに行き12月20日に決定

*2:Face to Faceの歌詞の一部

*3:http://www.nhk-osakahall.jp/image/seat.pdf

*4:ライブのタイトルにsupported by animelo mixが入ってる

*5:AJ Night

*6:個人のラジオの冒頭で必ず読む

*7:もちろんその活動がない要因をファン「だけ」に求めるのはおかしいというのは承知しています。でも一因となっている可能性を排除はしきれません

*8:先日のラジオでも印象に残っている会場の話で国立競技場と言っていて「別にあそこに立ちたいわけではないけどねw」と笑いながら言われてました