"好き"の力信じて

"好き"の話をします。ラブライブ!、石原夏織、アニメなど。

2020冬クールアニメ短評

1作品見るのに6時間くらい使ってるし、なんか勿体無いから、せめて2~3行くらいで書きましょうということで。

2〜3行というつもりで書いてるんだけど、6時間見たアニメを2〜3行で感想書けるわけないだろ💢ってことでもっと長く書いてしまっています。

 

※本当は4月くらいに出そうと思った記事に少し加筆しました。

見づらいですが、出さないよりはいいと思ったので出しておきます。

 

弱キャラ友崎くん

大人が作ったラノベだなあって感じがしますね。

目標設定して、その目標を最小単位のタスクに切り分けて、検証を行う。

いや、これまんまPDCAサイクルじゃんね。

俺も、生活のPDCAサイクル回して管理してくれる美少女欲しいけど

 

1話に友崎が「(このリア充活動?でやってることって)ゲームでやってることと同じだ」と言うのがこの作品の本質だと思っていて、そういう成功のみたいなものが若者(俺が勝手に考えた想定読者のこと)にとっては革新的なのかもしれません。まあ僕は、別に若者ではないけどこういう話が好きなので。

 

序盤は共感性羞恥で正直かなりキツかったです。ゲームガチ勢がエンジョイ勢に楯突くとか見てて辛くない?

みみみ編あたりからはかなり面白かったと思います。

みみみが超人の日南葵に勝てなくて心が折れるところは胸が痛くなったし、みみみみたいな明るいキャラがコンプレックス抱えて生きてるみたいな設定が好みなもので...。

たまちゃんの一番というのはベタな終わり方ではありますが、良かったと思います。

 

11話の菊池さんと付き合うという目標設定に友崎が疑問を持ち、日南葵に歯向かうシーンはとても良かったですね。考え方のぶつかり合いでどちらかが悪いということはないはずなのに、友崎の「俺が弱キャラだからだ」というのはやや安易で納得感に欠けるのはたまに傷でしたが(作品がじゃなくて友崎の考え方がですね)

 

あと、友崎がリア充活動に勤しむ理由は、友崎はゲームで勝つことで満足感を得きれてなかったからではないかと思います。1話では匿名掲示板でゲーム内では雲の上の存在みたいに扱われていて、ゲーム内でのコミュニティみたいなものを形成していたわけでもないようですし。

彼にとってのアタファミは「自分に負けたくないから」という「自己承認」のための行為であり、「他者承認」を得るものではない。だからリア充活動は後者の活動を満たすための行為なのかなと推察しています。

実際1話ではそれを示すような描写があったかと。

 

ただ、人間のリソースは有限なので、「リア充活動」に割いた部分だけアタファミが弱くなるのでは、という指摘は確かにと思います。

しかし、この作品が一切そのことを考えていないとも思えないし、日南がどうかわっていくのか気になる。そういうことに関する深掘りへの期待を込めて原作を買いました。

 

終わり方も一つの結論としてそこそこ綺麗に終わっている点も良かったし、原作の販売促進にもなってるし良かったのではないでしょうか。

続きものはどこで落とすかが難しいのでいい落とし所かなと思います。

作品の評価とは関係ない話ですが、ネットサーフィンしてたら8巻のネタバレ(事実だけ)を食らって死にました。慰めてください。

 

あ、キャラはみみみが好きです👀

ああいう明るく振る舞うけど、実はコンプレックスまみれみたいなキャラが好きなのもあるし、なにより声が素晴らしい💯

 

ホリミヤ

前半は青春ニヤニヤアニメだったんですけど、堀さんの独占欲が強いのとだんだん性癖が歪んで辟易してしまうというか……。

あと、後半キャラクター増えすぎて発散しすぎなんですよね。覚えられねえよ。

CMからの推測では15巻分の内容を掻い摘んで超スピードでやろうとしたからではないかと予測したんですがどうなんでしょうかね。

ただキャラクターの機微がよく描かれており、それぞれのキャラクターの魅力はよく伝わる作品だったなあと。

特に堀さん、桜、由紀はしっかり魅力が伝わりました。

最後の方の由紀の話めちゃくちゃ良かったよなあ。

いや、かわいいやん!!!ってなりましたね。

 

IDOLY PRIDE

小綺麗で堅実に作ってるなという印象。なので終わり方が変とか作中であんまりな破綻みたいなのはないですね。終わり方もまあよかったのではないでしょうか。

ただ、あまりに無難に作りすぎて「後攻が勝つ」って言われてたのは笑いました

 

変わったところは麻奈を巡る話くらいでしょうか。そこらへんを結構しっかりやる9話あたりは面白かったな。麻奈の声に似てるやつが自分の声を見つける10話は作劇上の変化欲しかったなあ。

最後は『サヨナラから始まる物語』で締め括ったのは美しかったなと思います。やっぱ麻奈のアニメだったんだなあと。

サヨナラから彼女たちの本当のアイドルライフが始まる、ということでしたが、全員にとってどうだったかは疑問が残りますね。

特に牧野にとって、麻奈が戻らないことはやや残酷に映る気がします。それともまた本当なら得られるはずがなかったエクストラステージのようなものと彼は捉えているのでしょうか...。

最後牧野の前を向く姿が欲しかったな。これだけだと彼側から見たらちょっとバッドエンドに見える。

 

ゲキドル

逆にこっちはクセが強い。

前半は相当面白かった。せりあとあいりがドールに見せられる幻影によってすれ違う。

あいりが中学生くらいの時にストリップショーみたいなのやってる描写があったり、アリスインのメンバーから「精神不安定」と言われてたり「こいつメンヘラなのか?」って感じでしたが、それも良き

6話のせりあの叙述トリック?とか「分かるわけないだろ!」という感じで引き込まれましたね。

 

後半はSF予想盛り盛りで謎が多すぎて置いてけぼりになっちゃいましたが、前半マジで面白かったので及第点。

そうそう、最終話は赤尾ひかるさんの演技が良かったですね。これ5年前に撮ってたってマジかよって感じです。

 

無職転生異世界行ったら本気出す~

よくできてる作品だなあと。「なろうあるある」と言われる無双や追放ざまあみたいな展開は多くなく、一筋縄ではいかないところが良かったですね。

ただ、つまんない訳じゃないんだけど、ジャンルが好みじゃなかったからか見たら面白いけど溜めがちでした……。

あと後半はだんだん減ってきたのでいいんですが、無駄なお色気描写が多くなかったですか……w

 

WIXOSS DIVA A LIVE

面白い話もありましたが、全体を通してアイドル設定の必要性は全く分からなかった……。

例えば、応援ゲージ(スパチャ?)みたいなやつがデウス・エクス・マキナに入るとはとても思えんし、カードバトルが主で勝敗に関係あるようには見えなかった。

応援してもらうにはただ強さを見せるだけじゃダメなんじゃないかなと思うんですよね。アイドル設定入れるなら応援し甲斐とかそういうところについてもうちょっと考えて欲しかったなと。

あとは、ヒラナの挫折の流れが何かラブライブ!(初代)っぽかったですね。ヒラナの友達の喋り方がことりと見た目がダイヤみたいなキャラいるしね。あとダイヤちゃん(仮)がヒラナと組んで良かったと言っていた理由は正直よくわかんなかったです。

 

ワンダーエッグ・プライオリティ

終始よく分からなかった。テーマは思春期特有のタナトス(死への誘惑)だったりするのでしょうか。

テーマはあくまで題材として提示されただけ。「で、どうなの?」ということはあまり語られずに終わった印象。ぶつ切りエンドだししょーがない。不快なものをやたら見せてきて解決せずに終わるのがまじで無。

 

3ヶ月後に続編があるようですが、たとえそれがよい結末を迎えても、作品の解像度が薄れてしまい価値は下がってしまうと思いますね。怒ってます。

 

総評

7本しか見てないのかぁって感じ。
全体を通してどハマりしたのはあんまりなかったかなあ。「ホリミヤ」「友崎くん」は面白かったです。

この記事の各アニメの感想の長さの比率を見ていただいたらわかる通りですが、友崎くんの感想が書きたかっただけです。では〜。