"好き"の力信じて

"好き"の話をします。ラブライブ!、石原夏織、アニメなど。

映画「ラブライブ!サンシャイン‼︎The School Idol Movie Over the Rainbow」感想 "気づき"の物語

何を書くか?何を書けるだろう?何を書きたい?と相当迷走していたら世間では一通り考察され尽くしてしまいこんな時間となってしまいました(完)。
2回目があるかはともかく、今回は1回目なので総論的なことを話したいと思います。


まず総合的に見ればとても面白い映画でした。
アニメよりはるかにポップでキャッチーでありながら締めるところは締めている点、またアニメとは違う点を見せながら「ラブライブ!」から受け継がれた「ラブライブ!サンシャイン‼︎」の物語の続きをきちんとやっているなという印象でした。一度見た時「ちゃんとした作品でよかった...」と安堵しました。


ラブライブ!サンシャイン‼︎」の1期ではμ'sに憧れ「自分も輝きたい」と願った高海千歌が憧れをなぞるだけではなくて憧れは持ちながらもとらわれず自由に羽ばたくことという気づきを得てMIRAI TICKETをようやく手にする話。
2期では廃校を阻止するために駆け回るも廃校は阻止できなかった。そういう厳しい現実に直面するも、「この学校の名を残すこと」がみんなの願いだと気づき、そうして形を叶えながら夢を叶えようと精一杯努力した過程こそ「自分の輝き」だと気づき、自らの内なる輝きに気づく物語でした。
メーテルリンク「青い鳥」に見立てたストーリーですね。

アニメのメインテーマの一貫した美しさは楽曲で伝わる部分も含めわかりやすく光るものがあったなと感じています。だからこそ大好きなんだけども。

さてここからは思いっきりネタバレしますのでご注意ください。











曜ちゃんにブログに上げろと脅されたので、ラブライブ!サンシャイン!!フォトセッション!!のちかっちでも貼っときます(サムネがないのが寂しいしね)
撮影が下手...









(1/19追記 映画を見直してセリフの間違いがひどいので直しました。特に聖良のやつはひどい。太字にしたところが全然違うんだけど...)

目次

この映画のメインテーマ

この映画のテーマは大きく言えば二つ。「心からの気持ち」と「消えるものと残るもの」ですね。

心からの気持ち

言い換えるなら「子供心」とか「夢見る気持ち」でしょうか。このテーマ自体は「ラブライブ!」の映画から幾度と繰り返されてきたものです。
この「ラブライブ!サンシャイン!!」の映画において大人というのは「敵」の象徴現実を突きつけるものとして描かれます。 明確に敵として立ちはだかるのが、「統廃合先の父兄」「鞠莉の母親」ですね。

「統廃合先の父兄」

「統廃合でだらしない浦の星の生徒を入れて部活動が弱くなったらどうするんだ」と実際に定員割れしている「浦の星」を好意的に思っていない者がいるという現実を突きつけてきます。

「鞠莉の母親」

鞠莉を結婚させることで自由な活動を止めようとします。
「浦の星の廃校は阻止できなかった」
「でもラブライブ!では優勝した」
「それが何になるっていうの、くだらない」
「スクールアイドルはくだらなくなんかない!」

と鞠莉の母親は"浦の星の廃校を阻止できなかった"という最も大きな失敗を挙げることで現実をつきつけてきます。 現実の二項対立ですね。

幼少期

その大人の二項対立の象徴として映画に出てくるのが「Aqoursメンバーの幼少期」(子供)です。

映画では最初のシーンと最後の内浦の海で紙飛行機を飛ばすシーンで登場しています。
紙飛行機を飛ばすって邪気のない行動なんですよね。

この幼少期のAqoursの姿は過去曲にも出てきます。3rd single「HAPPY PARTY TRAINのMVですね。


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この「HAPPY PARTY TRAIN」も果南の卒業を控え「先の分からない未来を子供の頃のように心から楽しむ」ことを歌った歌でした。


Aqours 3rdSingle「HAPPY PARTY TRAIN」Full

想いを乗せて HAPPY PARTY TRAIN to go!
あしたを呼んでる僕たちを
期待で輝く瞳ならみえるよ
遠い駅で きっと何かが待ってるね
HAPPY PARTY TRAIN」より

解決

鞠莉の母親にはスクールアイドルとしてやってきたことをスペイン広場で、統合先の父兄にはラブライブ決勝延長戦での「心から楽しんでいる姿」を見せることで解決します。
ラブライブ決勝延長戦では「部活って楽しむためにあるんだ、精一杯やっていてそれ以上に楽しんでいる。だから僕たちも頑張らなきゃダメなんだ。」ということに月も気づき、統合先の静真高等学校の生徒にも協力を得ることが出来るようになります。

まさに夢のあり方ですよね。心から楽しんで楽しめるその結果一生懸命やる、それで結果が残せたら最高じゃない?そんな夢のあり方をAqoursが示してくれています。


ただし、彼女達は全てが上手くいったわけではないのです。
最後の鞠莉のセリフですが「一番叶えたかった願い(=廃校を阻止すること)」は叶えられなかったんですよね。でも、叶えたかった願いを叶えるため精一杯やったことは「自らの輝き」であった。だからその願いが叶えられなかったという失敗は決して無駄ではない
むしろ「一番叶えたい願いを叶えられなかった。だけど、精一杯やることで他にはない素晴らしいものをたくさん得られたんだ」というのがアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のテーマであるところの「自分の認識が変われば世界が変わる」なんですよね。


「消えるものと残るもの」

一つ目のテーマは「ラブライブ!」そして「ラブライブ!サンシャイン!!」に受け継がれたテーマの再演でした。
この映画ではさらに「その思い出はどんな場所に行っても消えずに心に残っていく」ということに気付くんです。それが二つ目のテーマなんですよね。
新生Aqoursとして動き出すことを決めたもののどうしても卒業した3年生がいないことを不安視し、新しいAqoursは何なのか?について考え悩む6人。

そんな6人に対して、"消えるもの"である卒業生は既に答えを見つけている様子。

果南「自分で考えるしかない。でも、鞠莉の気持ちも、ダイヤの気持ちも私の気持ちもここ(千歌のハートを指す)にずっとある
鞠莉「パパとママが育ててくれたように、自分の中でのスクールアイドルとして過ごした日々は自分を作った一部だったんだ。だから、その日々をなかったことにはできない」
聖良「私と理亞がともに続けたSaint snowはずっと残り続ける。だから追いかける必要はない。」

鞠莉の話でも理亞の話(後述)でも言いたいことは結局同じなんですよね。ただ消える側は自分たちがいなくても思いは残るんだって残してきたんだと思っているんだけど、残された側は去ることにより全て消えてなくなってしまったと思っている。そんな非対称の関係を映画を通して同じ思いにしていくのが新しいAqoursの在り方でした。

会いたくなったら 目を閉じて
みんなを呼んでみて そしたら
聴こえるよ
この歌が ほら次はどこ
一緒に行こう!
忘れない 忘れない 夢があれば
君も僕らもなれるんだ なりたい自分に
「Next SPARKLING!」より



「思い」があることを信じて心の中にあるんだと、消えてないことに気づきながら進んでいくこと。これが新しいAqoursになるためのテーマでした。


補足

テーマ以外で書いた方がいいかなと思ったことを書いてます。鹿角理亞と高海千歌の話。

鹿角理亞

新生Aqoursと実は同じ悩みを抱えていた、鹿角理亞。
鹿角理亞は取り返しのつかない失敗を引き釣り続けている存在として描かれています。
理亞のいるSaint Snowは最後のラブライブの舞台で決勝に行くこと、そして優勝を目指していた。
しかし、優勝候補と言われたSaint Snowはらしくないミスで函館の予選で敗退してしまった。


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第2期8話「HAKODATE」より



理亞にとっては姉様(聖良)とラブライブで決勝に行くことは「叶えられなかった夢」となってしまった。

アニメ2期8話、9話では「姉様との最後のライブだったのに失敗してしまった…」と落胆する理亞に対して、ルビィが「じゃあ最後にしなければいいんじゃないのかな!」Saint Aqour Snowとして函館で姉様との最後のライブを終えて解決するですが、理亞にはもう一つの夢が残っていたんですよね。

それが、ラブライブで決勝に行くということ。姉様との軌跡だったSaint Snowを予選敗退で終えてしまったという罪悪感は消えていなかったんですよね。
理亞の問題を解決するために、Aqours9人が考えたのがAqoursとSaint Snow2ユニットだけのラブライブ!勝戦の延長戦
そこで聖良はもしラブライブ決勝にいけたら伝えたかった「聖良の思いは消えないまま、残っていく。だからSaint Snowは消えないんだ」ということを伝えることができます。
こうやって理亞の叶わぬ思いは形を変えて叶って理亞は救われるんだなと。


一番いいシーンがこのSaint Snowのところなんて言われるのはまあわかるんだけど、あくまでAqoursの物語なんですよね。
ただ、今までのAqoursからいってSaint Snowを切り捨てるということはできないし、それもAqours持ち味であるはずだと思います。
そういう点も含めSaint Snowが物語上救われる必然性があるはずなんですが(きっと渡辺月が「スクールアイドルって凄いんだ!」と気づく瞬間のために存在するんだとは思うんですが)、ちょっとうまくまとまらない(というかとりあえず公開したい)のでいずれ追記できればいいなと思います。

高海千歌と「MOMENT RING

ま、Saint Snowの話はみんなが書いてると思うので自分はこちらにフォーカスしたいです。
アニメでは"メンヘラちかっち"なんて言われたように、自分の夢と現実のギャップにかなり苦しんでいた千歌。
映画がポップに感じられたのは見れたのは千歌の成長があったんだよなと感じます。前半のAqoursって何だろう?と思い悩むシーンも梨子が「私たちの答えは走りながらじゃないと見つからない」と励ますシーンや最後は「じゃあ走ろうか!」で終わるし今の千歌の中には「行動」が先にあるんですよね。

「諦めない!」言うだけでは叶わない
「動け!」動けば変わるんだと知ったよ
「WATER BLUE NEW WORLD」より

この世で1,2を争うくらい好きな歌詞なんですが、まさに千歌の心には迷いはありながらも、走り続けるんだというこの姿勢が既に0になっていないんですよね。そもそも千歌ちゃんは「0になった」とは映画では言っていないはず(「まだまだ」というのがありましたが)

迷いに揺れる心 それでも前を向いて
止まない雨はないと 走ってきたね
「キセキヒカル」より

大分話はそれましたが自分が言いたいのは最後の浦の星女学院の前に9人で立つシーンです。
浦の星女学院の扉が開いてるんですよね。
2期13話では学校との別れとなり閉める際には涙した千歌ちゃん。

f:id:ashika_ouou:20190116000150p:plain 「浦の星の思い出は笑顔の思い出にするんだ!泣くもんか!泣いてたまるか!」

これに対して映画での千歌はあっさり閉めるって言うんですよね。
なぜなら今までのことは「全部心に残っている」ことを知ってるから。だからもう一度その思い出(過去)の中に入る必要がないから。

千歌「学校も、教室も、図書館も、部室も、沼津も人も、内浦も思いもみんななくなったりしない。0にはなったりしないないんだ」

この浦の星女学院の扉を閉めるシーンで思い出したのはμ's「MOMENT RINGでした。

瞬間をリングへと閉じ込めて いつも眺めてたい
どの指がいいかな?
綺麗だね キラキラの毎日をずっと忘れずいてよ

思い出だけじゃないからね
あたらしい夢が生まれてくると 僕たちは知ってるよ
μ's「MOMENT RING」より

あっさり閉めることが出来るのはそのキラキラの毎日が手元にあること(リングをはめるという曲なのでそう表現しています)、思い出の先にあたらしい夢が生まれてくることを知っているから。

この「扉を閉める」という描写がすごく"瞬間をリングに閉じ込める"という言葉を思い起こさせるんですよね。


まとめ~ラブライブ!サンシャイン!!とは”気づき”の物語である~

世界は変わらないように見えても、自分が変われば世界は変わるんだ。
ラブライブ!サンシャイン‼︎』は、そのことに気づく物語なんです。
映画パンフレットの酒井和男監督の発言より

ラブライブ!サンシャイン‼︎の中で一貫しているテーマは「心の持ちようで世界は変わる」なんですよね。

今そこにある「事実」はどんなに良かろうが悪かろうが揺るがない。それをどう捉えるかは自分次第。そういった「気づき」があるかどうか。

ラブライブ!サンシャイン!!"気づき"の物語なんですよね。
サンシャインの物語の続きであると評しましたが、何かを通して千歌やAqoursが重要なことに気づき未来へ進んでいくというテーマは映画でも同じだったと思うからこそ、最初に出てきた言葉だったのです。また、その"気づき"は千歌に限らずアニメのキャラクター、さらには視聴者にまで届いているものと思います。

実は自分がラブライブ!サンシャイン!!を見る以前から強く思っていたことの一つで、それをこうやって表現して常に思い起こさせるような物語が自分の好きなラブライブ!で生まれるなんて...というのがラブライブ!サンシャイン!!を「高い評価はつけなくても特別視してしまう」理由の一つなのかもなあとか思います。思想に賛同し賞賛する。いや、宗教か。

私の個人的な話はともかくともかく、このテーマってすごく一般的と思うんですよね。だからこそこの話に惹かれ、元気をもらえている人がいるのだと思います。

そうです
自分らしくと呪文を唱えたら
仲間を見送ることを 受け入れながらも
ゼロじゃない
大丈夫 元気だそう 笑おうよ
「僕らの走ってきた道は...」

映画での"気づき"は「今までの思い出」や「思い」が残っているから「0になっていない」ことでした。
そしてその結末を知ってから冒頭に流れる「僕らの走ってきた道は...」を聞くと「映画の冒頭で答えが出ている」ということがわかります。そう思ってもう1回見ろ!とは言わないけど、そう思って「僕らの走ってきた道は...」の部分を見てほしいなと思います。最後まで話を見終えてから見るとエンドレスループしてるかのような感覚を受けます。



冒頭映像7分公開!「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」
↑最初に流れた「僕らの走って来た道は...」まで聴けます。

この記事を書くまでは絶対他の記事を書かない! と決めていたのですが、そもそも書くのに難航したりリアルが忙しかったり風邪ひいたり幕張ファンミ全通したりで全然時間が取れず、
あぁ、やっと手にしたMIRAI TICKETをかざせるというのが素直な気持ち。
なので次の記事はラブライブ!の記事じゃないのを書くと思います。
と言いながら、幕張ファンミの記事かもしれない…。

おまけ

HAPPY PARTY TRAIN」、「MOMENT RING」の話を公開1ヶ月前にしている「予言者ブログ」です。
僕が映画の2回目を見ているとき上2曲が浮かんでいるこのブログが頭によぎりました。あまりに凄すぎるので紹介します。
自分の感想を書いてから、という思いがあったので、これから新しい記事を読ませていただきます。

sona99.hatenablog.com

石原夏織 1st LIVE「Sunny Spot Story」感想~♮ Melodyの話~

こんにちは、あしかです。

今回は12/29にあった石原夏織1st LIVE「Sunny Spot Story」 の感想を書きたいと思います。

事前

今回のライブはアルバム「Sunny Spot」を引っ提げてのライブとのことで、その曲を事前に予習。発売してから日常的に聞いているのであんまり問題はなく。
キャリさんのデビューしてからのソロ曲はアルバム曲+「半透明の世界で」(Ray Ruleのカップリング)の12曲で、
数日前からはこの12曲だけを聞いていました。あとはこの前のバースデーイベント「Carrer Up Carry」でキャラソン歌ったしな~と思ってAniUta調べたら流れそうなキャラソンがなかったので予習はあきらめました。

セトリ

1.Sunny You
2.CREATION×CREATION
MC1
3.虹のソルフェージュ
4.半透明の世界で
幕間映像1(川下り)&MC
5.(DAY)SHINING LINE* /(NIGHT)17才
6.Heavenly lover
7.Orange Note
幕間映像2(DAY:お菓子作り、NIGHT:Sunny Spotを探せ!)
8.empathy
9.雨模様リグレット
夏織ダンサーズダンス
10.Ray Rule
11.Untitled Puzzle
12.Singularity Point
MC2
13.Blooming Flower
EN
MC(EN)
EN1.♮ Melody
EN2.Blooming Flower

各曲の感想

1.Sunny You

横浜初披露だからか既にめちゃくちゃコールが出来上がってました。

2.CREATION×CREATION

楽しみにしていたので予想通りめっちゃ楽しみました。
色は自由のはずだったんですがが多かった印象。

MC1

この前のバースデーイベントにはなかったコーレスがありましたね。
前からそうだけど「女子~」が凄い声大きくて改めて女性の多い現場だなあと思いました。
夏織「社会人~」我々「うおおお~~」夏織「私も~」が 結構かわいいポイント高かった(浅)。

幕間映像1(川下り)

バースデイイベント「Carrer Up Carry」でプレゼントしてもらったキャリさんとしては念願の川下り。
プライベートじゃなくて仕事で行かされるし11月に行かされるのは結構かわいそう…と思ってしまった。
川下り映像では、静岡県某所って書いてるのに思いっきり場所行ってたり(その後のMCではこれ静岡県だっけ?と言っていた)、レスキューで人を助けなくて「私やることありませ~ん」(実際はやることある)とか撮影が11月なのに「夏を感じる~」とか夏織さん"らしい"映像でした。

5.(DAY)SHINING LINE*

アイカツ!」が嫌いなわけではないですが、「アイカツ!」OPって言われた時点で古参が喜んで私は周りと温度差感じるやつだ~と思ってしまいました。
とはいえこういうのでサイリウムの電源をわざわざ落とす人間とかは個人的に受け入れられないので、邪魔にならない程度に静かに振っていました。
現場での印象は歌詞は少し気になるなあ程度でしたが、後日歌詞を見てみると「とんでもねえ曲だな、これ…」と思ってしまった訳です。

なりたいだけじゃダメだなって 夢のままじゃ違うなって
きっとわたし最初から知っていた
逸らせないくらい綺麗だったの
ありったけの勇気出して手を伸ばしたんだ

特にこの部分!というところの紹介に留めましたが、むちゃくちゃ意味深ですよね。
ちょっと普通に聞いていたのに後悔してしまいましたね。「SHINING LINE*/石原夏織」は2度と聞けないかもしれないし。いや、映像化されるのでその際に噛みしめます。

5.(NIGHT)17才

ここは知らない曲が来る枠…DAYと同じで「SHINING LINE*」かなと思っていたら、
夏織さん「わたしにいろいろな気持ちを教えてくれた曲」
自分(もしかして昼と違う???)
夏織さん「テレビアニメ『色づく世界の明日から』OP…
自分「ああああああああ(絶叫)」
ライブ前はさすがに今やってるアニメをやらんだろと思っていながら、夏織さんの中でも大きな作品というのは随所から感じられていたので、内心少し期待していました。本当にやるとは。
当日最終回を見て凄く感動したまま迎えたので、聞きながら放心していました。モノクロの映像に客席は虹。
事前に虹を作るというMCがあって美しい虹を作ったのにすぐ青に変える人が多いのは少し残念でした。

6.Heavenly lover

サビ(「きっと 結ばれる だって信じてる~」の部分)の振り付けかわいくないか?
結構曲が好きでインパクトがあって2回聞いただけですごく気に入りました。

7.Orange Note

曲も好きなんですが振り付けありえんかわいい。何度でも見返したいので映像化はよ。後ろ向く振り付けが珍しくて好きです。

幕間映像(マカロン作り)(DAY)

佐伯シェフが娘を見るような目で見守っていてほっこりした。

MC(EN)

(特にメモとかは取っていないのでDAY・NIGHTのMCの位置がごちゃごちゃかもしれません)

(DAY)
・私はあまり言葉にするのは上手ではないけど、私はみんなに「応援してます」といつも勇気を与えられてばかりだからこれからはみんなの人生の力の中で少しでも支えになりたい。そして、一緒に歩んでいけたらいいなと思います。
(NIGHT)
・ライブに対してのいい意味で不安は無かった、なぜならそれまでも「CARRY PLAYING」などでファンの人と直接会うことが多くて、 「応援しています」という言葉を多くもらったからです。
・そういうことをお風呂で考えていて「ああなんて幸せなんだろうって」涙が出てきた(ここらへんでキャリさんが涙を流す)

石原夏織オフィシャルブログ「Mahalo.」より一部抜粋
よく皆さん、自分は大した力になれないけど応援してるねって言ってくれますが、それは大きな勘違いで、みんなが思っている以上に力強くて、私は勇気づけられて進んでいく事が出来ています。
私もみんなが力をくれたように、私もみんなの力になりたいです。

このMCで涙する夏織さんを見て、完全に泣いてしまいました。
キャリさんの言った「勇気をもらっている」という言葉はそれこそ「こちらこそ」なのです。

好きで応援してる人に「みんなの力になりたい」なんて言ってもらえることなんてこれほどうれしいことはありません。というより既になっているから、そのありがとうを伝えたくて、こうやってこの場にいるんだよって言いたい。

また、推しに対して願うことは人によって色々あるでしょうが、根本は幸せを願うということだと思います。そんなキャリさんが「幸せだ」と言ってくれたことはすごく価値のあることだし応援してよかったなと思います。

EN1.♮ Melody

そんな素晴らしいMCの後に流れた曲が「♮(ナチュラル) Melody」でした。
元々好きだった曲だったんですが、このMCを聞いてから聞くとまた趣が違うなと感じました。以前の記事では読み方が分からず好きな曲として挙げられませんでしたが
詳しくは後述します。

EN2.Blooming Flower

昼公演の時は振り付けなしでほとんど踊らず皆に手を振っていたはずで何というかアンコールらしいパフォーマンスなんだなと思ってたんですけど、夜は割と普通に踊ってて気分なのか?と思ってしまった。
最後のBlooming Flowerのイメージは黄色でした。3月にデビューし始まりとして「可能性を秘めた蕾」「強く咲き誇る」瞬間だったかなと思っています。

終演

「Blooming Flower」のインストが流れたまま各ブロックにいってありがとうございましたといった後、一瞬キャリさんが「しーっ」とポーズしたら「Blooming flower」の音がパッと消えてイヤモニを外して生音で
「ありがとうございました」
で締め。

ライブを通して

いつもの通りこういった示唆とか気持ちを述べる部分が長いです。 「そういう」ブログなので。

ライブ前の気持ち

ライブ前に不安があったかといわれるとパフォーマンスの上では一切無かったです。だってこの1年弱、キャリさんのパフォーマンスをできる限り全て見てきて*1、キャリさんなら大丈夫と思っていたから。
「Singularity Point」のCMを見てキャリさんの興味をに持ってくれて行くと言っていた初参戦の知り合いにも「生でもめちゃくちゃ上手いから安心して」と伝えておきました。どちらかというと当日券があったので埋まっているかのほうが心配だった(夜の当日券買った人によると2階の一番後ろだったみたいでほぼ全部埋まっているようで安心しました)。
本当に大きな事件などなくやりきってしまうあたり流石だなと思います。やる時はやる人だなと。

2018年のイベントまとめの記事でちょっと「色づく」イベントの話をしましたが、僕はそれまでキャリさんが泣いたのを見てことが無かったので涙を見てすごく驚きました。
Carry up!?のラジオを聴いているとキャリさんっていつも笑顔だし割と楽しそうだなと思っていたのです。バースデーイベントもいい意味で軽いMCだったと記憶してます(記憶が曖昧ですが、少なくとも泣いてはいなかったのかなと) 。 キャリさんはいつも明るくて笑顔の絶えない人だなと思っていて、そういう「プロ意識」を持たれているのかと思っていました*2

...しかし、「色づく」のイベントで薄々と感じていて今回で確信したのですが、そう思っていたのも私の勘違いで単に涙を見せる場に今まで私が居合わせたことがなかったのだと思いました。
これも「石原夏織」なんだと思い、新たな一面が見れた気がします。*3

セトリ

まずセトリに関してですが、アルバム収録曲は収録順番が一緒だったんですよね。
「Sunny Spot」というアルバムは最初からこのライブのために作られたアルバムだったのか、と驚きました。*4

♮ Melody

アルバムでも最後の曲であった「♮ Melody」。実は「Sunny Spot Story」の裏テーマ(それどころか本テーマ)だったんじゃないかなと思います。
秋ごろのCarry up!?で「キャリさんは普段ぐへぐへしたしゃべり方をしているのにライブの時は凄くかっこよくてどうやって気持ちを切り替えているんですか?」という石原夏織ファン全員が思ってそうなお便りが届いてその時に言っていたことなんですが、キャリさんは「あんまり考えたことがない、その時が来たら自然とできています」と答えていました。*5

先ほども書いた通りみんなの言うキャリさんの好きなところとして「普段はあんなにポンコツなのにライブになったら人が変わったようにかっこよくなること」があげられるんですが、彼女にとってはどちらも自然なんですよね。
「♮ Melody」にはこのような自然さを強調する曲であります。

サビの部分

Going my way わたしらしくね
歩き続けていたい 知らない場所に立っても
ありのまま飾らずに
Oh yeah(Oh yeah)
口ずさむのは 何気ない今日のわたし
自然な歩幅の My Melody

言葉の通りですが、とてもこの歌詞が石原夏織さんを表しているなと思います。そしてこれからも「ありのままでありたい」と思うキャリさんの決意やメッセージなのかなと思います。
Oh yeahの部分はライブでは「みんなも一緒に~」というかけ声のがあり(Oh yeah)は観客が歌う部分となっていました。

Bメロの部分

(1番Bメロ)
耳元からは くり返し聞いたメロディー
つながる気持ち あの頃の自分に伝えたい
元気でいるよ
(ラストBメロ)
耳元からは くり返し聞いたメロディー
真っ直ぐ前向きに ずっと寄り添ってきてくれた
これからもずっと

「くり返し聞いたメロディー」ってなんなんでしょうね?
僕は「応援している我々の声」だと思うんですよね。もっと言えば、「ありのままでいてほしいというファンの願い」なんだと思ってます。ありのままでいてほしいファンの声に対してずっと寄り添って来てくれてありがとう、「自然な歩幅」でこれからも歩んでいくということかなと思います。
(この項に関してはあんまり自信がありません。思い上がりかもしれない。)

♮(×natural)

「♮」という言葉は単に「natural(自然な)」ではなく、「元に戻す」という意味です。ということは"♮でいられなかった状態"が存在するのであろうと推測されます。そこにキャリさんが普段あまり口にしない苦労や困難が存在するのでしょう(ただあまり昔のことに明るくないので詳しくは書きませんが)。
今回のライブは夏織さんは割と自由にやらせてもらえたのかなと。

余談

まず終演後最初に思ったこと。
「こんな見透かしたような恐ろしい歌詞書くのは一体誰なんだ!?」
本当に畑亜貴なのではないかと思ってしまいました*6
正解は...こだまさおり。むちゃくちゃ大御所で昔から付き合いありそうな方だった。いい歌詞書くなあと思いました。

最後に

妄想解釈オタクらしいやや重めの記事を書いてしまいましたが、これまで石原夏織さんに対する推し方はどちらかというと「かわいい~(浅)」でやりたいと思っておりました。
そういう推し方の問題もあり夏織さんのことを書くことは少かったんですが、昼のEN聞いて、だんだん感極まってきて「絶対こういう形で言葉にしよう」と思いました。
夜はコールの精度も上がって(特にCREATION×CREATION、♮ Melody)より楽しめたかなと思います。何より夏織さんを見れて行って良かったです。
なんで「Sunny Spot "Story"」だったのだろう?というのはずっと思っていて考えていたのですが、このStoryってライブの話だけじゃないんですよね。
このライブで石原夏織の「Story」が決して終わったわけではありません。これからも続くし、むしろ1st Liveだしこれが"始まり"なんだよな、と。なんて思っていたらキャリさんのブログに同じことは書いてありました。

石原夏織オフィシャルブログ「Mahalo.」より
今回のライブは「story」とついていたように始まりで、これからもっともっと皆さんと一緒に思い出を積み重ねていきたいです。

あとライブの後の打ち上げも楽しかったです。ユニット時代は映像と曲でしか知らないので、ファンの視点はその時を追った人にしかわからないものがあるな、と。
今はどうしても「腫れ物」として扱われている印象ですし仕方がないことだと思いますが、いつか夏織さんの口からその話が出てくるような状態になればいいなと願っています。

以前のイベントまとめでも書きましたが、接近はいつもうまくいかないし、正直コミュ障のわたくしには行くのが辛いなと思っていました。しかし、ちゃんと今度こそ今感じた気持ちを伝えられたらなと思い直しました。「自分の好きが少しでもキャリさんの力になるなら...」と接近モチベが上がりました。

石原夏織の"物語"は始まったばかり。これからも見守っていきたいです。

*1:ライブで行けなかったのはバースデー夜と横浜だけのはず

*2:昼のMCでは「泣かないようにしていたのに」と言って泣いていたのであながち間違いではないかもしれませんが

*3:ユニット時代の「HEARTY PARTY!!」のDVDは中古で買ったんですがその時もあんまりそういう一面はなかった気がするんですが、どうでしたっけね

*4:どうやらPony Canyon系のライブはすべてそうらしいですが…

*5:余談ですが、「えー?そんなぐへぐへ喋ってる~?」って話をぐへぐへしながら突っ込んでるキャリさんはとても可愛かったです。神回でした

*6:ファンなので当然アルバムでは「CREATION×CREATION」しか作詞していないのは知っていましたが

雑記(紅白歌合戦、CDTV、その他)

あけましておめでとうございます。ダイヤちゃんたんおめ。アニメの記事もライブの記事も筆が進まないという感じなのですぐ書けそうなことを書きます。

紅白歌合戦

披露した曲は「君のこころは輝いているかい?」。
いやぁ、生きた心地がしなかった。
見る前も見た時も見た後も記憶がない。
なので述べることがほとんどありません。
フルではやらないという見方は有力でしたが、フルでやらないにしても最後のサビの円陣好きなのに、カットされてたのが少し残念だった。
どちらかというとバックダンサーで出ているときに「ああ、本当にAqoursが紅白に出てるんだな」と感じられた。
「U.S.A.」良かったね。

CDTV

「MY舞☆TONIGHT」を披露。
ダイヤの誕生日にMY舞というのはとてもいいセンスだなと。 4時まで起きててよかった~。
こちらは純粋に楽しめました。 事前のParaviを見逃したのはちょっと痛かったが…。
キスマイ宮田が女性ばかりのアウェーな会場を盛り上げてくれて本当に感謝しかない。
宮田最高。
CDTVといえば、7月には「WATER BLUE NEW WORLD」を披露したんですよね。
「WATER BLUE NEW WORLD」の開幕の鈴木愛奈さんのソロ(イマはイマで昨日と違うよ~)で凄く緊張が伝わるな~って思いながら見ていたなあと思いました。
今回のMY舞ではそういう緊張を全く感じられず凄く良かった。成長したなあっていうと上から目線ですが...。
あと今まであんまりあいにゃちゃんのエアギターの振り付けを見れていなかったんだけどガッツリ見れてよかった。

ホップ・ステップ・ワーイ!について

4th live直前に書いた駄記事でこんなこと書いていました。(この記事自体は本当に駄記事なので紹介しません)

初めて聞いた時から個人的に違和感を覚えている歌詞があります。

さあおいで さあおいで
急がないと おいてくよ


ん???


イメージとしては砂浜でじゃれあってて「急がないとおいてくよ〜(ニヤニヤ)」くらいのニュアンスでしかないというのは分かるんですが、突き放したような感覚を受けちょっと傲慢な歌詞じゃない??と思ってしまいました。



当初は納得がいかなかったんですが、目まぐるしく動いて進化していくAqoursを見ているとだんだんこの歌詞の違和感が解消されてきたような気がします。
Aqours clubの小宮有紗さんの日記にもありましたけれど*1、この歌詞はAqoursはどんどん先へ進んでいくんだという現れなのかな、と。
何度もこの話をしてアレですけど、Aqoursがこれからも進んでいくこと、その未来を一緒に見られるのが本当に幸せなので。

年明けは1/4には映画公開、そして舞台挨拶の"ライブビューイング"、1/5,6にはGuilty Kiss幕張ファンミ(何だかんだで3公演全部いけるようになりました)、1/20には新潟で舞台挨拶、1/27には同旭川ファンミと私も"おいてかれないよう"ついていきたいと思います。
(追記) 映画が駄作だったらどうしようって最近少し思っています。いや、本気で困るので、ほんまに頼むで…。ムビチケ既に10枚持ってるんだよこっちは…。

*1:この日記自体はAqours Club限定なので特に引用はしませんが…

2018年のまとめ(イベントなど)

70%イベントの話、20%ラジオの話です。
今年行ったイベントで何も書いていないものに対して何か書くのが趣旨です。
完全に人生消費型。

イベント

3/16 AJ night@豊洲PIT

・Luce☆は1回見たいと思ってたので見れて嬉しかった。「夏色えがおで1,2 jump!」カバーでむちゃくちゃテンション上がりました。
亜咲花はオタクなので推せる(推すと推せるは別の話です)
・キャリさんのソロ初お披露目に立ち会えて良かった。サプライズで「あの夏」のOP披露されて良かったです。
・ジャパリ.パークの時の民度がジャ.パリパークでした。「東へ吠えろ」で周り全員が右に移動して“ヤバ”かったです。

4/21 このはな綺譚スペシャルイベント(昼)

頼む、2期やってくれ~~~~~。スタッフは執念深いから2期やりたいとかいってましたね。
1年間でラブライブ!石原夏織も関係ないイベント行ったのこれだけだった。

4/28 デビューシングルイベント「CARRY MEETING」@秋葉原

ここに少し書いた。
ashikaouou.hatenadiary.jp 人を笑顔にできるってすごいよ。

6/9,10 Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~埼玉 day1,2@メットライフドーム

ashikaouou.hatenadiary.jp このライブ自体の評価が高い訳じゃないけど、「運命」に導かれるように沼にハマっていきましたね。

6/17 リスアニ!PARK vol.2@新木場 STUDIO COAST

音ゲーやってた頃にTANO*Cで行ったことある現場だった。
・キャリさんはここで「半透明の世界で」のフル初披露でありえん興奮した。多分クソうるさかったです、すいません。座席フリーはむっちゃ近いのは良いよね。
新田恵海さん初めて見ました。「ROCKET HEART」良かった。
KOTOKOのセトリがヤバかった。いや開幕「さくらんぼキッス」やぞ!?あまりにびっくりして唖然としていた。その後も有名曲だらけで素晴らしかった。

7/8 Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~ 福岡day2@福岡マリンメッセ

ashikaouou.hatenadiary.jp ここでの「キセキヒカル」がなかったら今の私はないし、安い言葉になりますが人生最高のライブでした。

7/15 スクフェス感謝祭 沼津@沼津

沼津はいいですね~。沼津に行けることがまず良いんですけど、東京より遥かに人少なそうだし。(スク感東京は行ってないんですけどね)

物販も朝はヤバかったですが、昼過ぎには1時間かからずで物販買えました。

AZALEA登場回なのに、僕より身長低い奴がヨハネのぷちぐる(大)掲げててそれのせいで見えづらくなってイラっとした。

東京行くより空いてるだろうし、人に対して会場は広く満足しました。イベントのついでに沼津にも行けるし来年もあるなら行こうと思います。

8/4 石原夏織2ndシングル発売記念イベントお渡し会@虎の門

まさかの最後尾(番号が一番後ろ)でワロタw

2ndシングル曲*1があまりに良すぎたので接近の時「どっちも夏織ちゃんのイメージが強く変わるような(モゴモゴ)」になってしまい非常に恥ずかしかった。多分俺の言ってること意味不明だったけど「ありがとう」って言ってくれました。コミュ力無し。

8/17 石原夏織 BIRTHDAY EVENT -Career up Carry-@ヤマノホール(昼)

少し上の記事でも書いたけど、のりまきアート。

改めてこの人歌うまいよなあと感心した。安定感ありすぎる。

あの本人のどこからこんなかっこいいダンス踊る人間出てくるねんってなりますよね。

8/19 怪獣娘イベント@池袋サンシャインシティ

キャリさんとりっぴーそらまるって時点で行くわとなって行きました。

実際絡んでるのはりっぴーそらまるとBLACK STAR組だった(完)。

接近はむちゃくちゃ謎イベントでした。

9/23 Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 AZALEA 名古屋公演(LV)

・会場の後ろからキャストが登場というサプライズ。すごく興奮して驚いたけど、本当は札幌*2でこれを何も知らない状態で見れたのかと思うと少し複雑な気持ちに。

・小宮有紗さんの登場時のテンションがすごく高くて驚いた。こんなテンション高いありしゃ見たことねえ…

高槻かなこのライブMCは良かったです。MC上手すぎ。

11/3 石原夏織のKaory up!?@早稲田大学

・開幕、「石原夏織のCarry up!?*3あっ間違えた...」となる上々の滑り出し。

・道中は色づくで瞳美が人気ない話

・最前のテニサーの人に「テニス本当にやってますか?」って聞いたり

・司会のサークルの人に色づくの推し聞いたり(あさぎちゃんでした)

そんな感じでいつものキャリさんでした(雑)

11/3 内田彩キャラソンライブ〜chara・melt・room〜@舞浜アンフィシアター(昼、夜)

実は執筆中。

内田彩は「プロ」だなと改めて感じさせられました。

11/17,18 Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ day1,2@東京ドーム

ashikaouou.hatenadiary.jp ashikaouou.hatenadiary.jp

後からインタビューで聞いた話だけどキャストの意向って相当反映されてるんだなと思った。

セトリはday2の方が好きだけど、驚きはday1の時の方が大きかったな。day1のあと、一緒に連番した友人が体調不良で即帰ったのもあって、一人で帰ったんですけど、家帰ったら本当に何も手につかず抜け殻になっていた。

その先を見たいと思っていたしあると思っていたけど、付きまとう解散論。解散論を信じていた訳では決してないですが、まさか本当に見れるってこんなにはっきり分かるなんて、それがあまりに嬉しくて。

「始まるんだよ 次のDREAMING DAYS」

11/23,24 映画「怪獣娘(黒)」舞台挨拶@新宿ピカデリー(石原夏織)

1日目は1期〜2期を放映して映画という流れでしたので予習も完璧。
映画は今までの怪獣娘のアニメと全く関係ないやんってなったけど、普通にコメディとして楽しめました。
ブラック指令があまりにいいキャラクターでした。
1日目は新田ひよりさんがフリスビーを投げる役だったんですが、失敗して2列目に投げて「おい!!!」ってなりました。
この人も大概ポンk・・・
フリスビードッジボール?を中学生の時にやったフリスビーに自信ネキである石原夏織さんに投げてほしかった。

12/2 Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 Guilty Kiss福岡昼公演

ashikaouou.hatenadiary.jp ファンミの感想というよりオタクの妄想記事だけど書きました。

あとはこのツイートでだいたい言いたいことの全てです。

この日の逢田梨香子さんは歌がむちゃくちゃうまかった。

「覚醒」してたので来年以降に期待がかかりますね。

12/15 Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018 AZALEA 仙台夜公演(LV)

隣と同じ列が中々の厄介だったので無事ラブライブ!の現場民度最低記録更新した。

12/16 色づく世界の明日からイベント

ラブライバーなので"No.10"(2列目)を引き当てた。

本渡楓様が解釈オタクで良かった。信頼声優ですね。

話聞きながら一生うなづいてました。

キャリさんが泣いてるのを初めてみて結構驚いた。

12/29 石原夏織 1st LIVE「Sunny Spot Story」(昼、夜)

執筆中。

このライブは「♮ Melody」ですよ(考察途中なので解釈が変わるかもしれませんが)。

記事には書かないと思うけど、

昼はHeavenly lover以外棒立ち野郎が前でMCとか映像に無限に独り言ツッコミしてるやつが隣、

夜は隣が巨大な体の方(オブラート)たくさん飛び跳ねていてそこは非常にキツかった。民度...。

イベントまとめ

今年行ったイベントは23(上半期6、下半期17、石原夏織12、ラブライブ!9、他2)でした。30もなかった。来年は40とかになりそうで怖い...、まあこんなにイベントがあって行けるというのは幸せなことなんですけどね。

何だかんだでクイズ大会は15回参加してるらしいので私の週末クイズとイベントでほとんど説明できるやん。

ラジオ、生放送

石原夏織のcarry up!?

秋頃からリアルがご臨終のためあんまり聞けなくなりました。

最近のだとサンタ語のやつとかやばかった。

逢田梨香子のまるごとりかこ

最近毒舌戻ってきて嬉しい。

諸々あり夏〜秋は抑えめだったんだよなあ。

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours浦の星女学院RADIO!!!

ふりしゅかの回、最高でした。もうふりしゅかでやってほしい(怒られる)

降幡さんの独特のセンスでもってるラジオ。石に名前つける回ほんま面白かった。

かなことささら

きんちゃん喋るの改めてうまいなと思うけど、聞くのを忘れる。日曜18時半から。

徳井青空久保ユリカのアルマギア情報局

最初この番組をジャックしたいって言ってるけどアルマギアの情報がなくて本当にジャックしてて面白い。

まあこの二人は本当にこの二人って感じの番組になりますよね。リスナーのお便りのいなし方とか懐かしい。

イカ割りの回が非常に頭おかしい(褒めてる)のでご興味がある方どうぞ。


【第9回】徳井青空・久保ユリカ アルマギア情報局【公式アーカイブ】

ゆみりとあいにゃのモグコミ

ゆみりは髪が長い時代のが好きだったんだよなあ。

毎回聞いてるわけではないけど癒される。

SCHOOL OF LOCK!(月の初週)

時々(略)

きんとりかこの組み合わせ、良いよね。俺得。

投稿者が15歳とかばっかりでメンタル抉られること多々ありますけどね。キャストの二人がどちらかというと「こちら側」の反応してて笑ってしまう。

アニュータ presents 高槻かなこ芹澤優のパーティーパーティーパーティー(月1くらい)

聞いている。芹澤優ラブライブ声優*4なので、ラブライブ!の話題で嬉しそうにしてるので信頼できる。

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours浦の星女学院生放送!!!(月1くらい)

逢田出演する度に事件起こすの禁止。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会関連

(めんどくさいのでまとめました)
あぐぽんの株が爆上がりした。来年からユニットやるらしいし楽しみ〜。

その他ラジオ

キャリさん or Aqoursメンバーがゲスト出演してるやつは7割くらいは追ってます。

My girl meets Aこえとか虹メンバーまで含めると4週連続ゲストだったりしたしなぁ。

夏川椎菜石原夏織ゲスト回だったかな。

リアル

頑張ります。Step!ZERO to ONE。

クイズ

秋以降の大会ははっきりいってクソでした。結果枠なし。引退。

12月中旬以降一気にげんなりしてやらなくなりましたが、もう少し色々と整理がついたらまた向き合い方は考えます。今のままでは時間は取れないし、強くなることはできないです。弱小モブプレイヤーだから伸び代大きいし少しやるだけでも当社比で強くはなると思いますけど、求めるレベルかというと、という話です。
「時間がない」なんてしょーもないいい訳だけど、今後何年続くか分からなくてなおかつ時間がかかって時間の取れないゲームとどう付き合うかってとても難しい。でも裏を返せばこういう風に考えるのは「諦めたくない思い」がどこかにあるからなんですよね。

果てないし、中間目標も作りづらいゲームなので付き合い方と距離感が難しい。クイズそのものが好きな訳ではないしなぁ。

あとクイズ界隈の知り合いと絡むのはとても楽しいので、どういう向き合い方になろうと仲良くしてくれると僕はとても嬉しいです。それぞれのスタンスで。任せます(たまもさんにクイズやらなくなっても仲良くしてくださいと言われたのはとても嬉しかったので少し追記しました)。

アニメ

豊作でしたね。
その割には見ている本数が少ない。
こんなラジオとイベントあったら見る本数減るわな。石原夏織出演の過去作はもう少し追いたい。
まず見るなら「輪廻のラグランジェ」か「凪のあすから」かなあ。

まとめ

ここまでAqoursにハマるとは、という感じ。
巨大コンテンツすぎて真剣に追うと毎日何かしらあるから良くない。あと社会人オタクはよくないな〜と思います。

夏織さんも細々と(??)追っていきます。

あとはブログ書くのがとても楽しい。誰が読んでるかは知りませんけど、読んでる人ありがとうございます。 SEO対策とか頑張るかもしれない。(よく知りませんけどw)

今年お世話になった方ありがとうございました。

私の一年は紅白で「君のこころは輝いているかい?」を聞かないと終われないのでまだ終わってません。

Oh,Yes,Doki-Doki Sunshineになってる。
年末にテレビで推しが見られるなんて幸せでしかないですよね。

年の瀬にしてはあまりに中身がない内容になってしまいました。

ではまた来年!

*1:Ray Rule/半透明の世界で

*2:ファンミの初演、2週間前にありましたが、地震で中止になりました。自分は当選してて1階後列でした

*3:個人ラジオの名前です

*4:いわゆる「神モブ」の中では一番喋るむつ

"MY ラブライブ!サンシャイン!!” to you!

この記事はラブライブ! Advent Calendar 2018 - Adventar22日目の記事になります。

 

adventar.org

 

自己紹介

Advent Calenderから飛んできた方多数のマイナーブログだと思いますので、

簡単に私の自己紹介をさせていただきたいと思います。

HN:あしか

いつから好きなのかなど:

μ's

2期直前の1期一挙放送から(2014年の3月)。

ライブ:行ったことがない(見たこともない)。

推し:園田海未。声優だと新田恵海さん。

アニメ:1期、特に3,8,12,13話が好き。

Aqours

今年の5月沼津へ足を運んだあたりから。

ライブ:3rd埼玉両日福岡day2、4th両日(1stは映像で)。

推し:桜内梨子/津島善子。声優だと逢田梨香子さん。

アニメ:2期、特に7,12,13話が好き。

 

とまあこんなところでしょうか。μ'sに出会って5年弱、Aqoursにハマって半年になります。μ's知って5年ってマジかよ...。

 

はじめに

ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」の映画もありますし、「ラブライブ!サンシャイン!!」を復習しつつ、見たことない人にも私の考える魅力が分かるように伝えていきたい。ファンには常識であっても、意外と他の人には常識ではないことって存在するのではないかと思います。そういうところにフォーカスしていきたいなと。

 

また、前提条件ですが、「ラブライブ!サンシャイン!!」という作品は「ラブライブ!」(無印)をベースにしているため、「サンシャイン!!」のネタバレは極力避けますが、「ラブライブ!」(無印)はします。ご了承ください。

ラブライブ!」(無印)を見たことない人はラブライブ!サンシャイン!!」の前にまず「ラブライブ!」を見てほしいなと思います。

実際のところ「ラブライブ!サンシャイン!!」の1期ではμ'sの存在は非常に大きく、μ'sが何か分からないと意味が伝わりきらないアニメなんじゃないかなと思います。ですので、まず「ラブライブ!」(無印)を視聴して欲しい。まあ僕は「ラブライブ!」を知らずに「ラブライブ!サンシャイン!!」を見たことはないので、そういう人の感想も気になりますが…。

 

アニメ「ラブライブ!」って何年前の話やねん(注:もうすぐ6年になります)今更ハマっても...と思う方がいるかもしれませんが、高坂穂乃果役の新田恵海さんはこのように言っています。

 

 

 このツイート、μ'sが活動していた話ではなく、2018年3月の話ですからね。「ラブライブ!」は出会った瞬間こそが始まり。主人公を演じた新田恵海さんが言うんだから間違いないです。

 

さて、今回は「輝き」「リアルとファンタジー」「羽根と認識」「高坂穂乃果高海千歌」という4つの話をしていきたい思います。

 

輝き

ラブライブ!サンシャインのHPのあらすじを紹介させていただきます。

静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院

駿河湾のかたすみにある小さな高校で
2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。
いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!
ここから彼女たちの「みんなで叶える物語」スクールアイドルプロジェクトが始まった!

ラブライブ!サンシャイン!!」公式サイトより

http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/story.php

 

この紹介文、今見ると恐ろしいですね。アニメ終わった後に差し替えたんじゃないかと思ってしまう。

ラブライブ!サンシャイン!!」に「輝き」はしつこく出てくる言葉です。千歌は「輝き」を求めてスクールアイドルを始めます。ストーリーの軸となっています。

 

リアルとファンタジー

(注:リアルと対になる言葉としてファンタジーという言葉を使います。)

ラブライブ!」という作品通して言えることなのですが、この作品はリアルであってリアルではないのです。

そもそも言うと「ラブライブ!」の設定って「ラブライブ!」(大会)に関することがかなり曖昧なんですよね。何をもって優勝としてるかとか、順位の決定とか。何月に予選が始まって何月に大会が終わるかとか。年2回やるというのが突然決まったり。

一つの例えとして大会としてのラブライブ!の大会の話をしたのですが、こういった設定上の問題は他にもあります。しかし、ファンタジー的な側面を併せ持つ「ラブライブ!を見るに当たってこのような問題は些末なことであるのです。

ラブライブ!サンシャイン!!」では「ラブライブ!」以上にリアルが際立つ生々しい場面が多く、とてもファンタジーとは感じられない部分があります。しかし、あくまでファンタジー的な側面を持ち合わせていると分かって見ていれば、ファンタジーに出くわした時の違和感は少しでも軽減されるのかなあと思います。

 

リアルとファンタジーを混同している人の一例です。

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ラブライブ!サンシャイン!!」のとある話(私が一番好きな話)のとあるオタクの感想です。このオタク、むっちゃ浅いashika...って書いてるけど一体誰なんでしょうね。

 

ラブライブ!」のファンタジー性といえばミュージカル風に流れる挿入歌ですね。もはや公式ですら「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」の宣伝動画では「ライブエンターテインメント・ムービー」と銘打たれていてアニメちゃうんかい…と潔すぎて笑ってしまいました。

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「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」劇場本予告(90秒ver.)

 

羽根と認識

μ'sは自分たちのことを「鳥」と表現しました。

産毛の小鳥たちも いつか空に羽ばたく

大きな強い翼で 飛ぶ

START:DASH!!」(第1期3話挿入歌)

小鳥の翼がついに大きくなって

旅立ちの日だよ

僕たちはひとつの光」(映画ED)

また、μ'sの翼は「白い羽根」として残されていきます。

 

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この画像は「ラブライブ!The School Idol Movie」の最後の曲である「僕たちはひとつの光」のラストシーンです。

僕たちはひとつの光」では脱いだジャージしか残っておらず、最後の最後に残したものが白い羽根でした。

残したものがジャージと羽根だけであったこと、また鳥のイメージであることから一つの諺が浮かびます。「立つ鳥跡を濁さず」。μ'sはつまり美しく幕を下ろすことを選んだのです。

この画像はμ'sが羽ばたいていったこととを表す画像であります。

しかしμ'sが意図したのか意図せずなのかは分かりませんが、美しく飛び立っていたものの、最後に残したものはあります。それが「羽根」でした。

 

「羽根」というのはμ'sが「飛(跳)べた証」を示しており、映画における女性シンガーの「とべるよ!」を体現したものであります。「羽根」だけが残っているという状態は飛び立った後、つまり飛べたんだということです。

ここでいう「飛び立った」というのは「成し遂げた」ことの比喩であります。

「成し遂げた」とは何なのかですが、あくまで事実ベースはなく、認識ベースなんですよね。極端な話例えば、μ'sが廃校を阻止するのがゴールであったならば(一つのチェックポイントではあったかもしれないがゴールではないですよね)、廃校をした時点で成し遂げたになりますし、アキバドームで単独ライブをやること*1がゴールだったら成し遂げてないことになります。例えが悪かったかもしれませんが、やり遂げた、飛べたんだというのは他者が決める話ではなく、自分の中での認識の話なのであります。その意味で「ラブライブ!」という作品はラブライブ!(大会)で優勝するんだとか廃校阻止するんだとかそういう外に向けたマクロな話をしているように見えて、最終的には自分がやり遂げられたかどうか?という内面的でミクロな話をしているように思えます。

これは「ラブライブ!」だと少し分かりづらいですが、「輝く“スクールアイドル”」になる(当初からミクロなゴールを設定している)のが目的である「ラブライブ!サンシャイン!!」では非常に色濃く出ているなと思います。

 

高坂穂乃果高海千歌

高坂穂乃果がどんなキャラクターかというのは、以前「HEART to HEART!」の記事で書きましたが、こんなところでしょう。

僕の中で穂乃果というのは純粋な自分の気持ちを大切にする主人公であり、スクールアイドルの理想のような存在です。アイドルとしての能力が特別高いという訳ではないのですが、豊富な発想力と強い決断力・行動力で課題を解決していくまさに主人公キャラクター、リーダーと言えます。このリーダーに求められる役割を本人が考えてやっているとは思えず自然にやっているからこそ穂乃果は凄いのです。豊富な課題解決能力でリーダーになるべくしてなり自分のやりたいことにまっすぐ突き進んでいくのが高坂穂乃果であるというのが認識です。楽曲紹介 第1回μ's「HEART to HEART!」より

 

ashikaouou.hatenadiary.jp

このように高坂穂乃果といえば、まさに主人公としてキャプテンとして生まれたキャラクターだったのです。

 

逆に高海千歌を見てみましょう。

浦の星女学院の2年生で、Aqoursの発起人。3人姉妹の末っ子で、実家は旅館をやっている。人懐っこく負けず嫌い。持ち前の明るさと強引さで周囲を次々に巻き込んでいく。

(HPの自己紹介より)

高海千歌の紹介があった際にはこの手の紹介(明るく元気で〜という)がされることが非常に多いのですが、この紹介にはやや違和感があります。なんだかむしろ穂乃果っぽくないか?と感じてしまいます。

実際に穂乃果と似たようなキャラクターだったらこの紹介で良いのですが、同じ主人公とはいえ似たような側面も持ちつつも根本的には千歌と穂乃果は異なるキャラクターであります。ここが誤解を生みやすいところの一つかなと思います。

 

はじめまして!
え~っと…私たちは静岡県は富士山の臨める沼津の近くの伊豆半島、小さな入江の町・内浦の浦の星女学院を代表するスクールアイドル「Aqours」です!
私は一応リーダーの高海千歌、高校2年生、ちかっちって呼んでね

(略)

「君のこころは輝いているかい?」音声トラックより

まず、千歌ちゃんには穂乃果のようなキャプテンシーありません。千歌ちゃん自身も「一応リーダーの高海千歌」と言いそのことを認識しているように伺えます。穂乃果が自然とやっているのならば、彼女のキャプテンとしての振る舞いは「キャプテンという役を演じている」のです。自己紹介文はやはり穂乃果っぽく見せるように誤読を誘っているような感じがしてしまいますね。「ラブライブ!」の主人公に穂乃果というイメージのついているし、千歌も同じキャラクターだと思っていた私にはこれがかなりモヤモヤしていました。また、私は高坂穂乃果という主人公が大好きなので、視聴していた当時はあまりに高海千歌高坂穂乃果を求めすぎた結果、途中まで納得がいかなかった部分でした(リアルタイムの時の私は千歌ちゃんって理性的で大人なんだなと思っていました)。

 

しかし、今考えてみると穂乃果より千歌のほうが普通なのです。なぜなら人は役割を自分から担うことより、与えられた役割に従って、求められた役割を担うという方が一般的だからです(例えば、学級委員をやらされた人がルールを守りたいかどうかは置いておいてルールを守らせるよう振る舞うとか、課長になった人が、課をマネジメントするように振る舞うとか)。千歌の振る舞いはリーダーを求められてリーダーらしく振舞おうとしている面というのが見られます。

 

また「一応」という言葉からもう一つわかることがあります。千歌ちゃんは自己肯定感が低いことが伺え、そのため認識の歪みの問題が発生します。「やり遂げたかどうか?」というのは先に述べた通り認識(自分がやり遂げたといえるかどうか)の問題であり、自己肯定感の低い千歌にとって「やり遂げた」と認識するのはとても難しいのです。だからすぐ迷うし、自分のやったことには自信を持てないし、他者に評価に依存したり不安定だったりまわりから助けられることが多い面があります。この「自己肯定」の話は千歌にはずっとつきまとう話になります。

ここらへんが視聴者に対して千歌に対してイライラしたり、モヤモヤしたりする理由ではないかなと思います。

 

ただし今思えば「普通」なのが物語においていえば決して悪いことではありません。主人公、リーダーが「普通」であるというのはそれだけ持たざる者としての視聴者と近しいということ。千歌自身もスクールアイドルになるまでは何をしたいのか分からず、物事に対する諦めが早かったというエピソードもあったり、周りのサポートをたくさんうけたりで共感はしやすいのではないかと思います。

パフォーマンスなど普通じゃないだろ!という突っ込みはあるかもしれないのですが、少なくともメンタルの上では高海千歌はどちらかといえば「天才肌の主人公」ではなく、「どこにでも居そうなタイプの主人公」であると言いたいのです。

だからこそ、リアルな生々しさが際立つし、ファンタジーの部分が忘れられがちなんですがね。

そんな「普通」な彼女だからこそ彼女の言葉は非常にはっきりしているのです。凡人は10のメッセージを受け取って10を語ります。アニメにおいていえば「彼女の独白が物語で彼女の導き出した答えそのものである」といっても過言ではありません。

 千歌の言葉は「ラブライブ!サンシャイン!!」における一つのキーだなと思います。

 

その他

BGMが素晴らしい。

このアニメの「一貫性」が読み取れます。

そして2期最終話まで見た後に「キセキヒカル」を聞いてほしい。言えるのはそれだけです。


【試聴動画】「ラブライブ!サンシャイン!!」TVアニメ2期Blu-ray第7巻特装限定版特典CD⑦「キセキヒカル」

 

結び

どうでしたでしょうか?「そんなん分かっとるわ!」とか「それは違うんじゃない?」という方も多くいらっしゃるかもしれないですね。100人いると100の解釈があると思っています。

この記事を書いた目的はまずラブライブ!」(無印)は好きだったけど「ラブライブ!サンシャイン!!」はよくわからんとかあまり共感できなかったという声が世の中に多く存在するというところからです。

全員に好きになってファンになってくれ!とは言うつもりはありません。しかし、単に感性が合わなかったというだけならいいんですが、折角見た人に誤解したまま「よく分からないアニメだったな」で終わってほしくないという思いが強くあります。勿論上記のような視点を与えないと話が分かりづらい、一度見て直接分からないというのは製作側に非がある点があるのは否定はできません。それでも、少しでも多くの人にわかってほしい。どうせ同じ時間を使ってアニメを見る(た)なら「わからん、つまらん」よりも「ああ、そういうこと(だったの)か」と思って「ラブライブ!サンシャイン!!」の話を見てほしい、という思いからこの記事を書きました。

最近「30分でわかる「ラブライブ!サンシャイン!!」」という動画を公式で上げていて一度視聴した方が復習するにはピッタリかなと思います。実はまだ見れていないのでここに書いたことがどの程度取り上げられたかというのはわからないのですが…。


30分でわかる!これまでのラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ1期Ver.


30分でわかる!これまでのラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期Ver.

 

ラブライブ!」(無印)という作品は先にも書いた通り後に残さないということを美学として作られた作品でありました。一つの捉え方として「μ'sだけを愛するものとしてあとに残さずシャットアウトする」というのはあります。

しかし、μ'sが残した「羽根」(=飛べた証)を後続のスクールアイドルがどう受け取ったのか、これからスクールアイドルが広がっていってほしいと願ったμ'sの思いは叶ったのかということを見たくはありませんか?というのが私の意見です。

とはいえ、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、何を隠そう放送当初私自身も「ラブライブ!サンシャイン!!」の魅力に気づかなかった、特に1期放送終了時にはOP/EDは買っていたのに放送終了後のCDを買うのをやめて情報をシャットアウトしてしまうくらい否定的でした。そんな心を閉ざした自分に向けた反省とどうすれば良かったんだろう?というのがこの記事を書いた理由の一つでありました。フィクションの話とかは好きじゃないアニメを貶めるのには設定からつつくのが一番ですからね。自分以外にもそういう人が他にもいるのではないか?とも思っています。

2期も「あの話」を見るまでは相当否定的だったし、2期見ても「いいアニメだったな〜」くらいでした。

真の魅力に気づいたのは、半年前に3rd LIVEに備えて2期の挿入歌である「WATER BLUE NEW WORLD」や「WONDERFUL STORIES」を聴き込んだ時やちょうどTOKYO MXで2回目の2期が放送していて視聴した時だったかなと思います。4月の自分に「ラブライブ!サンシャイン!!、Aqoursにハマって毎週1万字ブログ書いてるよ。」って言ったらきっと「何言ってんだコイツ??」って思うでしょうね。

この半年くらいで一気に「ラブライブ!サンシャイン!!」にハマった私ですが、一つのきっかけが5月に沼津聖地巡礼ドライブでした。誘ってくれたラ!会の皆様には本当に感謝しています。

あと重要なことですが、何もラブライブ!サンシャイン!!は何もアニメだけではありません。アニメだけではなくたくさんの表現媒体があります。曲から好きになるのもキャラとかキャストから好きになるのもいいですし。今回はただアニメにフォーカスしてお話ししただけです。

 

この記事に限らずですが、反応など貰えるととても嬉しいので、反応してやってください。

ここまで「私の思うラブライブ!サンシャイン!!」について書かせていただきました。最後にこの記事のタイトルの元ネタである「"MY LIST" to you!」(2期ED「勇気はどこに?君の胸に!」のカップリング曲)の歌詞を引用して終えたいと思います。

 

まだまだあるけど
あとは出会ってからのお楽しみ
なんてねっ

誰なの?どこなの?
さあ はやくここに来てよ
さあ はやく顔を見せて
さあ はやくここに来てよ!

「"MY LIST" to you!」より

 

「さあ はやくここに来てよ!」

 

あしか

*1:実際にモチーフとされている東京ドームではやってるんですけどね

Guilty Kissファンミ福岡昼公演の「勇気はどこに?君の胸に!」で逢田梨香子さんの輝きを見た話

Q.なんでタイトルが長いの?

A.ここまで制限しないと話が長くなるから(勇君でも長いし、逢田梨香子でも長いし、ファンミでも長い)

 

こんにちは。あしかです。

今回は軽めの記事です。先日(12月2日)行ってきたギルキスファンミ福岡の話です。

主に僕のAqoursの一推しである逢田梨香子さんの話です。

 

タイトルの通りですが、「勇気はどこに?君の胸に!」が逢田梨香子さん的に今年一番の出来で素晴らしかったという話です。

 

逢田梨香子さん(りきゃこ)の好きなところといえば、まずオブラートに包まない点。彼女は好きなタイプも「正直な人」と語っていました。個人ラジオの「まるごとりかこ」でも「SCHOOL OF LOCK!」のゲストに呼ばれた時も東京ドームのMCであっても逢田梨香子逢田梨香子なのです。東京ドームのMCではアンコールの際にあんちゃんAqoursコールをしてくれてみんながブレードでAを作ってくれたね〜と言っていたのに対しりきゃこは「サンドイッチだと思ってた」と言っていました。いやいや、ええ...。東京ドームでも逢田梨香子逢田梨香子

ただ割とはっきりいうのに他人を決して貶めず誰も傷つけない。それどころかそのことをむしろ周りのメンバーからいじられる方が多いという。そういうところには気を使っているんだよなと感じられるのが好きです。

また、生放送での反応などを見て相当思ったことが出てしまう印象があり、正直な人だなあ(そこが良いんだけどな...)と感じています。彼女自身も彼女はかなり作り笑顔が分かりやすいタイプの人に入ると思います。

すごく美人な方なのに毒舌で不器用という残念美人系なんですよね。そこが親しみやすくて良いのです。

 

...りきゃこの好きなところの話はこんなところで本題に入ると、ファンミのアンコール前に流れた曲がこの「勇気はどこに?君の胸に!」のGuilty Kiss3人verでした。

普段のキャパ20分の1とかのライブでしかもユニットで人が少ないのをいいことに私はライブパートでほとんどりきゃこを見ていました。

 

「勇気はどこに!君の胸に?」に入ったのですが、そこで私が見たものは、りきゃこの屈託のない笑顔でした。私の勘違いでなければあんな笑顔をするりきゃこは今まで見たことがないです。4th day2の「No.10」ではトロッコで近づいた(アリーナの端の2列目)のですがかなり心を込めて真剣に歌っていて観客に手を振ったりはしていませんでした。

 

そしてこの「勇気はどこに?君の胸に!」で初めて(失礼ですが)ダンスもキレキレで踊り歌もむちゃくちゃうまい逢田さんを”かっこいい”と感じました。

 

屈託のない笑顔でかっこよく踊る、これこそ輝いているなと感じられました。自分のあり方を見つけそれを上手に表現しきっている。彼女の中にある「輝き」を私が見つけた瞬間でありました。

勿論生で上手い人はいくらでもいますが(歌はギルキスの他のメンバーのあいきゃんやあいにゃの方がうまいですしね)、輝いていると感じられる、今この瞬間を楽しんで他の人を魅了するようなパフォーマンスをしてくれて、自分も幸せな(感動や上手いというより、勿論上手いのですが)気持ちにさせてくれるというのは中々ないかなと。

 

私が逢田さんの魅力を感じていた面は人柄であったりトークであったりというどちらかと言えばパフォーマンスではない部分でした(もちろん、声も綺麗な声してるなと思います。アニメの濃いキャラクターで映えるというより普通に綺麗な声)。しかし、こういったパフォーマンスで魅了されると思わずかなり驚きました。

 

彼女の初期のエピソードと言えば、合宿で膝を抱えているやつとか、1st Live day2の「想いよひとつになれ」ですかね。後者はピアノの伴奏を止めてしまった際にあんちゃん、すわわ、あいにゃが駆け寄りましたが、声をかけた中応じたのはあんちゃんに対してだけでした。あんな大ハプニングがあったからみんなの話に応じる余裕はなかったんだと思いますが、心を開ききってはいなかったのかもなぁと思います。

 

しかし、ファンミのあの輝き、笑顔を見て彼女もまたラブライブ!」によって変わった人間なのだと感じました。再掲になりますが、自分の記事の4th Live day1の逢田梨香子さんの言葉を引用させていただきます。

 

今こうやって東京ドームにいるなんて、10年前は想像もしていなかった。夢に向かって諦めないで進んでいけば仲間が出来て夢は叶う

Aqours 4th LIVE day1アンコール後のMCより

ashikaouou.hatenadiary.jp

 

ラブライブ!」で変わるは何も我々ファンだけではないのです。彼女はMCで「仲間が出来て」と表現しました。彼女にとっての居場所を見つけられたんだなと感じられました。そのこと自体は前から感じていたのですが、ギルキスファンミの「勇気はどこに?君の胸に!」の素晴らしいパフォーマンスで「人は居場所を見つけるとこんなにも輝けるんだ」と感じたのです。推しとしてはもちろん逢田さんの幸せを願うので幸せな瞬間に立ち会えるのは本望だしほんとに行って良かった。ライブとはまた違って、制約やプレッシャーが少ないからの笑顔だったのかなって思います*1。ああ、ファンミってのもまたいいものだなと思いました。

 

残念ながら夜公演は飛行機の中だったので見れなかったのであまりよく知りませんが、面白かったらしいですね。見たかった。ほんまに飛行機にライブビューイング導入してくれ(無理)

 

この記事は書く予定の記事ではなくてAdvent calender13日目に載っていた記事を見てかなりインスピレーションが湧いて書きました。「ラブライブ!」に救われたキャストのお話(と私は思ってます)。シカコとりきゃこはちょっと似てる気がする。

 

bamimimimi.hatenablog.com

*1:12月15日のAZALEAファンミ(LV)に参加したのですが、小宮有紗さんもファンミは解放されていると言っていましたね

楽曲紹介 第1回 μ's「HEART to HEART!」〜好きの力信じて〜

一度はμ'sの記事も書きたいと思っていたのでこの記事を書くことにしました。

今回は「HEART to HEART!」の話をさせていただきます。

 

概要

「スクールアイドルフェスティバル」のコラボ曲として2015年10月に発売された楽曲です。

アニメのシングルでもナンバリングシングルではありませんが、売上は98000枚

「隠れた」名曲かと言われればそうでもないですが、アニメタイアップほど有名な曲ではないと思いますので知らない方もいらっしゃるかなと思います。

かくいう私も知ったのはスクフェスACをやり始めてから(つまり今年の春〜夏)で、最初はいい曲だな〜普通に聞いていたのですが、だんだん歌詞が頭に残るようになってこの曲の素晴らしさが分かってきたなと思います。


【試聴動画】ラブライブ!スクフェスコラボシングル「HEART to HEART!」

まずこの曲を知らない人は、僕のこじつけ謎紹介を読むより上の動画の再生ボタンを押してください。きっとその方が有意義です。それか聞きながらスクロールしてください。カップリングも名曲なので流したままで問題ありません。

 

この曲は明るいアップテンポで聴きやすい曲で、すごく前向きで「終わらない!」とあるように永遠に続きそうなメロディーのギター主体のイントロアウトロ(音楽の知識が乏しいのでうまく表現できませんが)の曲のはずですが、「夢を叶えたμ'sの集大成」、つまり終わりを感じさせる曲だなと感じます。いつまでも続きそうなメロディーが逆に区切りを意識させているような曲で、時期で言えば映画〜解散の間の曲になりますしそういう面もあるかなと。

 

...こういう話をしたい訳ではないのは普段から読まれている方ならお分りだと思うので、本題に入っていきたいと思います。

 

背景

この曲はスクフェスのコラボソングだという話を書きましたが、この曲のためのストーリーというのがスクフェスには存在します。(スクフェスストーリー35章)

 「スクールアイドルフェスティバル」*1の2回目の開催が決まったことを喜ぶ穂乃果とμ'sメンバー。スクールアイドルフェスティバルのための新しい曲を作るにあたって、穂乃果は作詞担当の海未に意見を求められる。穂乃果の「みんなに歌が届いてほしい」という気持ちを海未に伝えると、海未は穂乃果に作詞をしないかと提案をされ、穂乃果が作詞をすることになる。

 作詞について悩んでいる中、花陽の提案で「ラブソング」を作ることとなるが、「ラブ」という言葉に恋人や恋愛を連想し悩む穂乃果。しかし、「ラブ」というのは恋愛ではなく、目の前の好きな人への気持ちも「ラブ」であるということに気づき穂乃果らしい等身大のラブソングが完成する。

 

ストーリーがざっくりこんな感じ。

この曲は普段の作詞担当の海未ではなく、「穂乃果が作詞をした曲」なのです。

そのためいつも以上に「穂乃果らしい言葉」が詰め込まれてます。ラブソングを作るという流れで言うと「ラブライブ!」2期の「Snow Halation」も同じですが、この曲は、穂乃果ちゃんの「等身大のラブソング」であり、穂乃果にとっての「ラブ」は恋愛ではなく「好きの気持ち」に集約されています。

 

楽曲紹介

0.穂乃果らしさとは

「穂乃果らしい」という言葉を使っている以上、まず僕の中で高坂穂乃果とはどんなキャラなのかという認識を明らかにしなければなりません。

僕の中で穂乃果というのは純粋な自分の気持ちを大切にする主人公であり、スクールアイドルの理想のような存在です。アイドルとしての能力が特別高いという訳ではないのですが、豊富な発想力と強い決断力・行動力で課題を解決していくまさに主人公キャラクター、リーダーと言えます*2。このリーダーに求められる役割を本人が考えてやっているとは思えず自然にやっているからこそ穂乃果は凄いのです。豊富な課題解決能力でリーダーになるべくしてなり自分のやりたいことにまっすぐ突き進んでいくのが高坂穂乃果であるというのが認識です。

 

HEART to HEART!」ではそういった「穂乃果のまっすぐ突き進む好きの気持ち」そしてその好きな気持ちを信じ続けて得た結果への感謝という「ラブライブ!」らしさを詰め込んだ楽曲となってます。

「好き」「感謝」「言葉」 がこのあたりが歌のキーワードになっています。

 

1.穂乃果の好き

この曲には「スキ(の気持ち、ちから)」が頻発します。

じゃあ、穂乃果における好きってなんだろうと。一番最初に好きを明示的に述べたのは1期13話の歌が好きという下りのところだったかと思いますが、実際に好きという強い意思の表れがあったのは1期3話だったと思います。あの講堂の場面で誰もいなくてもライブをやるんだ、という誰かに評価されてではなくてただ「やりたい」と思ったから彼女における好きというのは他人の評価に依らず自分の心の中で決める純なものではないかと思います。それを「歌が好き」という言葉にできたのが13話かなという認識です。

 

かんたんなことだと分かったよ

ダイスキ信じたらがんばれた

先ほども書きましたが、穂乃果が無心で駆け抜けたのは自然とやっていることで天性のスクールアイドルだったのです。それが彼女における「好き」であり簡単なことなんですよね。自然とやってるから簡単なことだと言えるんですよね。彼女こそがスクールアイドルとしてあるべき存在だったのです。

(追記)この「かんたんなこと」というのは「ラブライブ!The School Idol Movie」において大人穂乃果(女性シンガー)が穂乃果に向かってアドバイスする時に使っている言葉(「かんたんだったよ」と言っています)で、本質的には自分の心に聞いた純粋な気持ちを大事にすることを表しています。

 

スキのちからで 飛んで飛んでみたいって

言葉にすれば それは叶うよ きっと叶うよ!

曲中には何度も登場するフレーズですがこの部分が好きで好きでたまらないんですよね。

好きの力で飛んでみたい(この飛ぶは映画にも出てくる「飛べるよ!」と同じでチャレンジして成し遂げたいの比喩ですね、結局叶うとあるので飛べたということになります)と言葉にすれば、それは叶うよ!って実際に成し遂げたからこそすごく説得力があります。

 

ユメのけしきを みんなみんな見たいって

ずっとまえから願っていたね

ユメのけしきを みんなみんな見たいって

言葉にすれば それは叶うよ きっと叶うよ!

スキのちから信じて

2サビの部分。ここがほんまに好き。一番好き。

ユメのけしきといえば、この文脈で言うと「スクールアイドルフェスティバル」のことを言うのでしょう。

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ですが、このユメのけしきというのは別の解釈も出来ます。

リアルμ'sの観点で見るユメのけしきというの現実に大きくなったμ'sが見た景色に思えます。有名な話?ですが、内田彩さんが初期の握手会?に来てくれた人に対して「初期から応援していたことを誇りに思ってもらえるグループになりたい」と思ったという話があります。みんなみんな見たいと思っていたμ'sの見たかったユメのけしきとはそういう話に近いんじゃないかなと思います。やはり実際に叶っているのです。言葉にすれば、それは叶うよ。

 

2.みんなの好きと感謝

「スキのちから信じて」というのは、μ'sのメンバー自身の好きの力とも取れますが、それだけではなく応援してくれる人の好きも入っていると思っています。

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ただ、このセリフにもありますが、好きの力は何もメンバー内だけの話ではありません。

みんな(つまり我々)の好きの気持ちも含まれるのです。

ラブライブ!という作品は「みんなで叶える物語」という通り、メンバーだけでなくファンがいないと成り立たないことを前提にしている作品であります。みんながスキの力を信じることでみんなとユメの景色をみたい、それを叶えることができたのは応援があったからなんだという感謝の気持ちも現れています。

ありがとう 君に会えたから

本当に良かった 楽しい日々だよ

「ありがとう君に会えたから」「本当に良かった」なんて言いたいのはこちらこそという感じなんですけどね。

 

3.言葉

「好きの力で飛んでみたい」「夢の景色をみんなみたい」という願い、それは言葉にすることで叶う

これは今までも話した通り、μ'sの体験(過去)に基づくメッセージなのです。また、「それは叶うよ きっと叶うよ」と念押しをすることで誰かに語りかけているかのようにも思えます。μ'sの遺産という意味において「SUNNY DAY SONG」に多少近いのかなと思います。

しかしμ'sがこれから大きくなっていくスクールアイドルに向けた歌である「SUNNY DAY SONG」はあくまでみんなのための歌をμ'sが代表したためあまりμ's自体の話は強く出てきません。「HEART to HEART!」では、最初に「μ'sの集大成」と評した通りμ'sというユニットの顛末が色濃くでている歌なのです。

じゃあ、μ'sはなんで上手くいったのか?「好きを力にして、飛んでみたい」と言葉にして、実際に飛んで見せたからです。当然のことですが、「○○してみたい」という願望だけでは、物事を成し遂げることはできません。ただし、この曲で穂乃果は明示的には「言葉にすれば」としか言いません。

 

ほかにも伝えたい想い

あるような気がしてたけれど

踊ろうか(そうだね)踊ろうよ(もっとね)

あえて言うならばこの部分が「言葉だけでなく行動」を示すとは取れますが、穂乃果の中では好きを言葉にすることは即ち行動することとを意味するのでした。ここからも穂乃果が「無心で」駆け抜けることが「当たり前」だったことが伺えます*3

 

この「好きの力」「飛ぶ」という二つのマインドというのはμ'sからバトンを引き継いだAqoursにもきちんと受け継がれています(今回Aqoursの話は本旨ではないので歌詞の紹介に留めます)。

やってみたい 動き出した心は

まだ迷いをかかえて揺れているよ

(中略)

ダイスキがあればダイジョウブさ

ダイスキだったらダイジョウブ!

やってみたら 意外とHAPPYみつかるもんさ

ユメ語るよりユメ歌おう

「諦めない!」言うだけでは叶わない

「動け!」動けば変わるんだと知ったよ

「WATER BLUE NEW WORLD」

このように、μ'sのマインドはちゃんとAqoursにも伝わっていますし、「HEART to HEART!」が「ラブライブ!」を貫くテーマを歌っているということが分かります。

 

まとめと余談

さて今回は「HEART to HEART!」の紹介をさせていただきました。「HEART to HEART!」は唯一の穂乃果の作詞曲であり、自らが「好きの力」を信じて進んだこと、同時にみんなが好きと信じてくれたことで、夢の景色を見ることができたというμ's(高坂穂乃果)の体験に基づくスクールアイドル観を表し、そのスクールアイドル観はAqoursにまで受け継がれているという話でした。魅力が伝わると良いなあ。

HEART to HEART!」という言葉の意味は「心から」という意味で、これまで紹介した穂乃果の「心からの好き」「心からの感謝」「心からの言葉」と穂乃果から出てきた純粋な気持ちを歌う曲なのです。

 

μ'sの楽曲を紹介するならまずこれだなという考えはありました。それくらい自分の中では大切な一曲です。

μ'sで好きな曲は後期の曲が多いのですが、コンセプトが固まっていて一貫性がとても美しいなと感じるからなのだなと感じました。これぞ自分の好きな「ラブライブ!」シリーズなんだと書いているうちに改めて感じられました。

 

余談

お気付きの方もいらっしゃるかもしれないですが、これを機にブログのタイトルも「好き」の力信じてにしました。このブログも好きの力を言葉にするためにありますし実質「HEART to HEART!」。未熟POEMERっていう案もあったのですが

 

この曲を最初に好きになったのは「言葉にすれば それは叶うよ きっと叶うよ!」というフレーズなんですよね。内心は秘めているだけでは誰にも邪魔をされない。しかし裏を返せば内心は内心のままだと誰も認識してはくれない。それを外に出す(言葉にする)ことで認知される。内心は自分の言葉を主張することで初めて誰かが見てくれるもので、夢は言葉にしたら何かきっかけをつかむ糸口になるかもしれない。そんなメッセージをμ'sは与えてくれたのだとこの紹介記事を書くまでは勘違いしていました。実際は言葉の切れ目として『「ユメの景色をみんなみんな見たい」と言葉にすればそれは叶うよ』ですので意味は違ったのですが。4th day2の記事にも思いっきり勘違いした言葉を書いてますね。お恥ずかしい。

 

最後に、当たり前の話ですがこの曲の作詞は「ラブライブ!」シリーズの曲の作詞担当である畑亜貴さんです。穂乃果が作詞したという文脈を与えるだけであまりに穂乃果らしい歌詞を作ってきてしまうあたり、「いや、畑亜貴高坂穂乃果かよ。」って言いたくなってしまいます。やはりこの人天才だよ。

 

 

*1:そういうスクールアイドルのお祭りみたいなやつです

*2:その行動力故に失敗を犯してしまう抜けている部分も魅力なのですが

*3:ラブライブ!サンシャイン!」1期12話でも「μ'sは何も残さなかった」とあるように多くを語らないのが穂乃果(μ's)の美学でもあります